短い枕の中で
魚が溺れている
手紙を
食べ過ぎてしまったから

夏の道路を整備する
乾いた犬の
音が聞こえる
気持ちだけはいつも
敷地みたいに眠たい

ノートの中に
 ....
      つるりとした
      おんなでいたい
      煮干しのように出汁がでても
      干からびるにはまだちとはやい
      やっこのように
      醤 ....
雨がたくさん降って来て
空も窓も塞いでしまうから
わたし達
砂漠の夢を見ていましょうよ 
と女は言い
男と一緒に目を閉じます

でも、雨の音がするね
男が言いました
わたしはもう流砂 ....
*
国際宇宙ステーションが
きぼうを乗せて
日没の名残を反射しながら
海峡の上空を通過していく

その光を楕円のプールで
滑らかな背中をひねり
口元に笑みを浮かべて
スナメリが見上げ ....
漠然とした砂の続く大地
平らな線が限りなく遠くに
つなぎ合わせればおそらく丸い

砂の山の起伏もさらなる飛翔の末
なめらかな肌になるのかもしれない
女の柔い背中の上を飛んでいる

細胞 ....
ふれる

ふわり

まとう

ふわり

なぞる

ふわり

なでる

ふわり

かじる

ふわり

つまむ

ふわり



ふたりがひとつに ....
        そら泳ぐあめんぼに
        なりたいと
        みあげるあおぞら
        すいすいと
        雲のなみまをぬってみる
         ....
 舌の部

<舌の根も乾かぬ内>
というのは
砂漠で口を開け放しにせぬ限り
また死後冷蔵でもされない限り
舌根部が乾くことはないのだから
唾液が分泌する間
つまり生ある間は ....
後始末に翻弄されていると言うべきか
辺と辺とを結びつける孤独
手足を持たない細胞が、1?にも充たない空間に閉じ込められている
事実世界の果てが宇宙につながるのだとしたら
思考はタマネギの ....
光を見つめる
自分のなかの
誰にも放てないもの

あなたからもらったものが
沢山たまっているんだもの

ゆっくりわらって欲しいんだいつもみたいに
そんなの問題じゃないから

あなた ....
                130416




フェイスブックでもみんな書き込みをするようになりました
ネット解禁で【ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)】のフォントも工 ....
品屁一覧(おならのいろいろ)

[疑問屁] 高音。尻上がり。愛嬌あり。
[接続屁] 短音。連続性がある。スタッカートほどではない。
[間投屁] 低音一発。直腸のおくびめく。
[感動屁] 最大 ....
雨上がりに虹を見つけた 
なんで あんなに 美しいんだろう
心が希望に満ちて
あの虹の橋をわたって 喜びまでたどり着けるような気がするよ


恥ずかしがりの 太陽や
泣いてば ....
     はしる かぜ
     まどう くも
     かわく かなしみ
     うたう さんだる

     なでる ひかり
     わらう このは
     すける わだか ....
わたしは失格者
子供の頃は子供として失格
いまは大人として失格だ
夫として
父親として
男として失格なのだ
当然女としても
地獄に堕ちる者として失格
天国に入る者として失格
社会人と ....
  かなしみに塩をふる
  ほんのひとつまみ



  朝の光を浴びるとき
  雨に濡れたいくつもの言葉が
  「うれしい」という言葉に変わる
  あなたのえくぼが深くなるとき ....
先生が僕を卑怯者と呼んだ
その名前はおでこに貼りついて
やがて
僕の皮膚になった

月日が過ぎて
周りが誰も気づかなくても
僕の耳には
先生の声が時々聞こえた

先生 僕は先生のよ ....
声がする
崖っぷちに
かろうじて
爪を立て
呼んでいる
誰かを
よるじゅう
求めている
雨に打たれて
傘も持たない
家もない
母もない
優しい思い出も持たない
痩せた猫が
 ....
埃っぽい倉庫街の一角
赤煉瓦造りの古風な倉庫
その中で熱心に壁の穴を覗く者
それは老人だった
グレーの草臥れたジャケットを着た
老人だった
櫛の通っていない白髪の
老人だった

老人 ....
「かあさん、コンビ二で『レシートいりますか?』って言われたら
なんて答える?」
 と中学生の娘が聞く。
「ふつーに『いりません』というかなあ」
 と私は答えた。

「えっそうなん。私はどう ....
朝の近くで
鳥はそうそう、何ごともなかったように
空の下 奏でている
わやくちゃになった己こころ
沈めたいともがきつつ
ただ座っている
朝が近づく

やっと明ける不安からのかいほう ....
四月
夜来の雨が軒を叩いて
やんだかと思うと強まって
千の靴音を撒き散らすと
再たふと空のどこかに引っ込んで
猫のように耳を澄まして
南の果てから吹く風の
雄々しい声を聞くようで

 ....
るる、と呼べば
りら、と響く

それは歌

スノードロップが
白い鈴を鳴らしている

水仙が
黄色い笛を吹いている

{引用=合唱団の申し込みは
春色のポストへ出してください
 ....
晴れた眼差し
明るい歯並び
踵の擦り減った靴が喜んでいる
コンビニまでの三百歩の散歩

晴れた声色
明るい口答え
言葉はうっすらとシュガーコートされて
許容範囲が拳二つぶん広がる
 ....
寝ない子がくまちゃんを寝かしつけている 大器超晩成

生活超窮乏

人生有為転変

太極拳でもやるか

幾星霜艱難辛苦

大言壮語後の祭り

秩父の夜祭は冬だ

行田の火祭りはこれから

北本の菜の花祭 ....
小さな砂漠で少女Bはドメガザウルスに噛
まれ目の前が灰になりました。痛みより暗
くなるのがこわかった。近くの川で魚たち
は少女Bの心をチラチラ見ている。今日は
どこへも帰らない。背骨よりまっす ....
水たまり跳ね 三日月揺らす
汗ばむシャツと 雨上がり道

待ち人探し 浮き立つこころ
僕はふわふわ わたあめのよう

君は真っ赤な りんご飴舐め
それによく似た ほっぺで笑う

並ん ....
物語を
知っているだろうか



おしゃべりなオオカミは言う
優しいでも強いでもなく
ボクはいいオオカミになりたい
その口元には
羊の肉片がついている

夕方に起きだして
い ....
つぎの約束をしよう


どんなに小さなことでもいい
それで明日が約束されるわけでも
約束が約束されるわけでもないけれど


つぎの約束をしよう


約束は絶対ではなくて
約束を ....
るるりらさんのおすすめリスト(6713)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
草むらを走る- たもつ自由詩613-4-22
つるりとせ- 石田とわ自由詩11*13-4-22
夢の行方- salco自由詩7*13-4-21
- カワグチ ...自由詩413-4-20
- 木屋 亞 ...自由詩5*13-4-20
ふわり- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-4-20
あめんぼ- 石田とわ自由詩14*13-4-20
理屈に沿う解釈は屁理屈になり得るか- salco自由詩4*13-4-19
考えるひと- アラガイ ...自由詩2*13-4-19
恐れを生きないで- 梅昆布茶自由詩1113-4-19
成長を見守る春- あおば自由詩5*13-4-16
分類学_[へ]の項- salco自由詩5*13-4-14
『みんなじゃなければ_虹じゃない』- 座一自由詩213-4-14
はるの_くわだて- nonya自由詩21*13-4-14
失格三昧- ただのみ ...自由詩20*13-4-12
- 草野春心自由詩613-4-10
ルピナス- Lucy自由詩27*13-4-9
痩せた猫- そらの珊 ...自由詩21*13-4-9
壁の穴- ……とあ ...自由詩11*13-4-8
『あっ』というクッションに似たもの- そらの珊 ...散文(批評 ...713-4-8
朝の近く- 唐草フウ自由詩14*13-4-8
- salco自由詩9*13-4-7
るるりらイズム- そらの珊 ...自由詩16*13-4-6
清明_(せいめい)- nonya自由詩16*13-4-6
寝ない子がくまちゃんを寝かしつけている- 北大路京 ...自由詩1813-4-6
Oh!_感詩- 梅昆布茶自由詩713-4-5
ドメガザウルス- 左屋百色自由詩9*13-4-4
あめとまつり- 中村 く ...自由詩7*13-4-4
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- 村上 和自由詩313-4-2
「つぎの約束をしよう」- ベンジャ ...自由詩10*13-4-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224