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掘り起こされた土は
持ち上げようとする僕に抵抗するように
重く

何をすればいいのか
何を蒔けばいいのか
高鳴る鼓動と絶えだえの息を整えながら
僕は鍬に寄りかかる

産まれる前の記憶　.... 青い球体に手を突き刺して
あなたを引き抜きたい
白い球体はゆっくり東から西へ
いつもより明るい夜を巡っていく
孤独なんて簡単に乗り越えられる
と思っていたのに、私はもう潰れてしまい
そうに　.... 雪の降りた朝に
わたしは吸い込む
冬の鳴き声を
しっかりと逃がさないように
両の耳で
抱きしめる
冬の呼気を
愛おしいから
二度と離れるのはいやだから
この手は放さない いつからか小鳥が来なくなった
名も知らぬ小鳥たちが
毎朝訪れ、よちよち歩いているのを見て
囲いのある私の生活も
悪くないと思えていたのに
いつからか朝の声はしなくなっていた


流浪の　.... 空気の蒸せる昼
スーパーは避暑地だ

パチンコがやめれん
いつ親に泣きつこうか
残り少ないキャッシュカードを
ATMに差し入れる

じいちゃんが
どこからか見ている気がして
何もか　.... まあるいおわんの底で
くるくると回っている
ガラス玉のように
くるくると回っている

ゼリーの雨が
ぽとぽとと降ってくる
服がぬれると
かなしみ
したたり
冷えた体が
憂いを
　.... あなたの温もりを知りたくて
陰茎を膣に挿し入れる

じっと
奥にある子宮の温もり

羊水の中で
守られていた頃を
思い出しながら
唇を重ね
舌をからませる

異なる二人の体温が　....

るるりらさんのwithinさんおすすめリスト（7）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
もう外は秋雨	- within	自由詩	5*	11-9-16
青い孤独	- within	自由詩	8*	11-3-4
逃がさない	- within	自由詩	9*	11-2-25
断線	- within	自由詩	7*	10-11-25
ループする、真夏	- within	自由詩	6*	10-8-7
傷	- within	自由詩	6*	10-7-18
出逢い	- within	自由詩	7*	10-2-4

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