このままどこかへ出掛けよう
人々の元を抜け出して
僕の頭はもうとっくに壊れてしまったんだ
君はどうだい? 頭が良いんだろう?
このままどこかへ出掛けよう
人々の元を蹴って出て
どうしをつくろうと
ことばを創造、しようと
そのやりかたを
紹介、して、しまおう
めいしにするを添える、だけ
創造、する、だけ
紹介、する、だけ
どうし、する、だけ
どうする、だけ
 ....
標高二六〇〇のティエンブー

幸せの街、幸せの国
グロスナショナルハッピネス
GNHが世界一
何が幸せの基準なのか
GDPは156番目
民主主義には程遠い
民族衣装の着用義務
何をす ....
へやのそうじをすると
どうしても過去と決別しなければ
綺麗にはならない
空白を求めて
すきまとすきまのすきまを
すいすいと箒をおどらせ
過去の塵をはいていく
ほこりはずばり過去そのもので ....
頭のどこか奥のほうで
水が、
ごう、
と音をたてた

やさしく響く音楽のほとんどが
ほんとうは悲鳴に由来していることを
習いに学校へ行く
聴いているふりをしたり
聴いていないふりをし ....
私は名付けられます
飼い主が逃げるたびに
何度も何度も 私の名前が変わります

今年も名前が違います
飼い主に左右されながら
今日を生きています

今日も此処に足を運んでくれて
フラ ....
鼓動は通り
鼓動に還る
夜は
そこに無いように在る


夜の坂を下り
振り返る
夜を作るもの
何もなさを照らす


黄金と黒の
二重の円のなかで
せめぎ ....
ことと
置いた所から

緑の深い村の
ひび割れた
土瀝青が広がる
夏のまひるは
黒く歪んで

両の手におさめ
土の道を
寂しくあるく
芒の夕闇
底溜まりに見て
目を細くした ....
100日目の日記 (1) 3月

3月20日〜31日の呟きの中から,震災に関係すると思われるものを抽出,微調整したもの。
(注○)は6月19日現在での注釈。






2011年 ....
 

歯を磨いた
言い訳をした
良い年をして
どちらもまだ
苦手にしている
食事をすれば
あたりまえのように
食べ物をこぼす
それでも箸の持ち方は
三年前に直した
誰も傷つける ....
あの日 あの時まで 生きていた人がいる

朝は新聞を読んで
トーストを食べたのかもしれない
ランチは簡単にコンビニで
カロリーの少ない弁当を選んで買ったかもしれない

あの日 あの時 そ ....
  世界があまりに苦すぎるので
  曇り日の朝
  空を飛んでいた
  歌を
  菜箸で奪った
  噛みしめたそれは
  {ルビ土塊=つちくれ}の味がした
リトマス紙のような自分を
ときに
あきらめる

深呼吸して穴を掘る

王様の耳はロバの耳
王様の耳はロバの耳


あの日以来
つきあうようになったさまざまなものたちと
つきあう ....
ヨーロッパの文学は基本的に饒舌である。
それはその祖にラブレーがいることを見ても明白だろう。
ひるがえって日本の文学は寡黙である、といえる。

しかし、美術の世界は、ことに現代に限って言えば、 ....
笑いながら傷ついて
そうして大人になってゆく
だからみな
笑顔が儚くなって
発しない言葉をまとって
薄くなるのは
影だけじゃないのでしょう
重みをましてゆく年輪は
だれかを想うという
 ....
遠足の前の日は、眠れない子供だったのかどうか、
忘れてしまったけれど、
遠足の前の日には、眠れない大人になってしまった。
朝の4時に目が覚める。
ああ、情けない。
すると、彼女にせっかく会っ ....
 花びらが水面に触れる
 空が弾ける

 幾つもの水溜まりに
 浮かぶ幾つもの空
 統べる魔女のように
 君は花びらを散らし、空を舞う
 
 沈めた花の小箱に
 秘められた悔恨の鍵を ....
アトムは地球を救ったか 私の詩は、一つの庭。 
暖かい陽のふりそそぐ庭に根を張る 
草と木と花 

土の下に張り巡らされた 
地底の家へ 
今日の食物を運ぶ一匹の蟻の、愛しさよ。 

今・私の詩を読んでいるあ ....
目の前の、自由への扉を開く
たった一つの鍵は   
この掌に、置かれている。 
僕は空を見上げている
魂はもう枯れ果ててしまったのだ
それでも春はやって来て街を包み
卵を孵化させる
山奥の名所旧跡の傍ら
誇りを失ったゲージの中の鳶
胡乱な眼で見物人を眺める
その眷属と同じ記憶を追いながら



丘を越えて吹いてくるそよ風
丘を覆い尽くした向日葵は
風にそよいで小 ....
みずからの
罪に気づかない
それでいながら どこか
奇妙なうしろめたさを思って
隠れてしまう
逃げてしまう
みんなが笑い
さざめき 声を
かけあう中で
ひとり帰る
橋をわたって
 ....
午前二時の欲望の鱗に覆われた美しい女よ、君の心臓で春の星座が死に夏の星座が生まれる、そのガラスの左足からは無垢な昆虫少年が駆け出す、その眼は夜露に沈めた薔薇のきらめき、その背中の湖畔では恋人たちが火星 .... お気に入りのフレーズを使うのがすきなあなた
笑っちゃいけないね みんなそうだね
前髪をいじるみたいに
数ミリを気にする

太陽と水と風を頼りに
私たちはこれから
どこまでゆこう

区 ....
私はなるだけ真面目でいたいと思っています。
やさしい人に憧れそういう風になりたいとも思っています。
そしてややこしい事はきらいです。

生活に困窮した友人と話していました。
彼はつらいつらい ....
  接近しあうことだけ
  常日頃おもうだけ
  おなじこと
  おなじとき感じるため
  切磋琢磨するだけ
  愛は邪魔、去れ
  重いだけ



  恋をして
  ぼくたちは ....
脳みそ 夜 しわくちゃの新聞紙

脳みそ 昼 とうふよりもやわらかくて

脳みそ 朝 ゆでたての卵
変な女だと思った
外見よりも少し嗄れた声が印象的だった

人懐っこい女だと思った
面白い女だと思った
危なっかしい女だと思った
か弱い女だと思った

自分勝手な女だと思った
人の話を ....
気持ちいいのだけつなぎ合わせて完成の途中の完成を収めた 音

1.宙に漂ううちに覚えた一番最初からあった子守唄
2.そこへ還るための入り口
3.ヒトデ、珊瑚その他深海生物の日常会話
4. ....
るるりらさんのおすすめリスト(6713)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
出掛けよう- yamadahifumi自由詩111-6-22
どうしのつくりかた- 中川達矢自由詩3*11-6-21
幸せというもの- ……とあ ...自由詩8*11-6-21
へやのそうじ- 中川達矢自由詩5*11-6-20
月曜日、晴れときどきくもり- 橘あまね自由詩1011-6-20
ネーミングライツ- subaru★自由詩15*11-6-20
ひとつ_うつろい_Ⅷ- 木立 悟自由詩311-6-19
茶碗- 塩崎みあ ...自由詩11*11-6-19
100日目の日記_(1)- 縞田みや ...散文(批評 ...711-6-19
箸の持ち方- たもつ自由詩711-6-19
黙祷- 村上 和自由詩411-6-19
曇り日の朝- 草野春心自由詩4*11-6-19
深呼吸して穴を掘る- さかな自由詩311-6-18
詩の周りを巡って_4- 非在の虹散文(批評 ...211-6-18
木はいつから大人なのだろう- 朧月自由詩411-6-18
落語ベストナイン- はだいろ自由詩4+11-6-18
花びら- 夜雨自由詩111-6-18
徒然- ガマパッ ...川柳111-6-18
箱庭の詩_- 服部 剛自由詩411-6-17
金の鍵_- 服部 剛自由詩111-6-17
孵化- yamadahifumi自由詩111-6-15
長元坊- ……とあ ...自由詩11*11-6-15
森閑- 岡部淳太 ...自由詩511-6-14
自動記述- ぎよ自由詩411-6-14
整列する花- 朧月自由詩111-6-14
死ねばいいんだよ- トキハ  ...自由詩9*11-6-13
太陽系男女- 草野春心自由詩4*11-6-13
脳みその印象- 吉澤 未 ...自由詩411-6-13
彼女- 只野亜峰自由詩2*11-6-13
曲名- とろりす自由詩211-6-13

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