紅く
熟れた
それから

耳に
届くは
貴方の声

今宵
貴方の
その腕に

強く
抱かれ
夢を見る

熱く
触れた
それらは

共に
激しく
溶け合い
 ....
ひとつの畏怖がわたしから
離れては風のようにまた寄り添う
ひとつの過去がまた終わると
また新しい過去が
 ....
学生のころ帰省の旅費を稼ぐため、廃材の釘抜きのアルバイトをしたことがある。
真夏の炎天下で一日中、バールやペンチを使って材木の釘を抜く。ただそれだけの単調な作業だった。

毎日、早稲田から荒川行 ....
くれよんの中でも
はだいろがへりやすい
おさない頃は
けしきよりひとをかきたくて
いっぱいいっぱい
はだいろをつかうけど
あれはなにいろだっけ
怒られるような
名前のくれよんは
なに ....
苦しい時に
会う
苦しさは
楽にはならない
でも、会う

会わなければと
勝手に 思う

たわいのない話をし
別れた後に
あいつにも
ひょっとして
苦しい午後 ....
死期を悟ったと言って
父は仕事を辞めた
これからは好きなことだけして暮らすぞと言って
山奥の民家を買い
池と鶏舎つきだぞと笑った
週末に会いに行くと
家の改修を手伝わされた
鳥の世話も鍬 ....
放射能浴びて死のうかのう
農家と漁師が呟いている
農家も酪農家も
放射能で死ぬ前に
自ら命を絶った
あの地震生き抜いて
死んだ
あんなにも抱き合い
命をも
抱き合い
優しさ ....
知っていますか? 
あなたのいのちの中心に 
たった一つの水晶が 
{ルビ永遠=とわ}に光っていることを 
{画像=080802125241.jpg}

水たまりに空が映って
雲が動いていた
雨は上がったようだ
太陽は力を蓄えようとして
朝はこれからのエネルギーを予感している
陽炎がすでに
 ....
最近、おなじ夢をよくみる。
岩場に立っている。そこからどこへも行けない。見下ろすと深い淵がある。とても飛び降りられる高さではない。踏みだせば死ぬ。死の淵だ。そのような岩の上に立っている。
以前にも ....
大陸に境があるように
海に海域があるように
わたしにもわたしの
ボーダーがある

あなたというボーダー
超えてはならない
神の領域
超え ....
力を信じる人
仲間を信じる人
明日を信じる人

僕達は
大きな葉っぱの上に
偶然落ちてきた
震える水玉

金を信じる人
言葉を信じる人
目に見えないものを信じる人

風が ....
あと
いくつ夏があるだろう
母のいる夏

母に
もしものことがあったら
私は
どんな風に送るだろう
出来れば

いくつかの詩と
数え切れない花束で
彼女を 包んで

黄泉の ....
              110701



ありふれた放射性同位元素を探し
地球を三周くらいした後に
原始人の顔をした博士が暖簾を潜って入ってきたときに
味噌ラーメンを啜ってい ....
あんたの こころは わからない

わたしの こころは わかるまい

あんたの こころも わからんし

わたしの こころも わかるまい



聞こえるか 聞こえないか その絶妙な ....
車やバイクは
音と気配で
通行人や自転車乗りを
ある程度威嚇できることを薄々知っている

商店街の細い道で
自転車と歩行者は車に中央の道を譲る
俺は最近それに、腹が立ってきていて
きわ ....
梅雨の季節に君に遭い
雨の中の紫陽花に君をみた
幾重にも重ねた肺胞の中に
君はすべてを吸い取って
僕は君の吐息の中に埋もれた

暑い夏が来て
君の髪から砂粒がさらさら流れ
僕の耳に入り ....
きょう、詩を投稿した。
もう、あとは何もない。空っぽ。空虚。おしまい。
そのたびに、もうあとは何も書けないと思う。今まではなんとかなった。だが、この先はなんともならないだろう。いつも、そう思う。
 ....
ひんがしの のに かぎろいの たつみえて
かえりみずにバイクをふかす
かぎろいのみを まなこにうつし
はねのとけるも かえりみず

まっすぐな道で 
気分上々 音鳴らせ 

はらをふる ....
いうならば
生きるということは
世間に向かって眼を開き
自分の矮小さを自覚することだ
そうだ。だからみんなびっくりする
自分が本当に小さいことを


だから僕は酒を呑んで
へべれけに ....
崖の下から海がひろがる。
寄せてくる波が、激しく岩に砕けている。
風に押し出されそうになって、岩場を踏ん張る足に力がはいる。
ぼくにはまだ、奈落に逆らう力が残っている。
それが生きる力であ ....
すうっと染みてくる

とても自然で
ひんやりとして

あたしの
脳細胞に
刻まれる

なめらかな言葉

遠くから
キラキラとした
あなたの姿を
見つめていたの

だんだ ....

朝九時にニコライ堂を右手に見
下りる坂の街路樹は
銀杏のくせに輝く緑


靖国通が
花満開だなんて
だれが信じるものだろうか
でも事実なのだから


湿気の多いビル ....
昼寝する{ルビ鬼灯=ほおずき}の花風の色





雨蛙一輪咲いて縁に在る
すぐ気づいても
遠ざかる距離が悲しくて
どこにあるって確信があった
なのに
その確信もプラスチックの虹玉のように
くしゃくしゃとしぼみ
ちっぽけな捨てられるガムみたいな
塊になってしまう ....
生き抜く
という仕事をわたしはしている
鳥の絞め方は昔他人のばあちゃんに習った気がするが
怖くて見てなかったから
そうチャリンコの乗り方も習得遅れの臆病者

あなた
生きてたでしょ
わ ....
おの いちる
おる いのち
いち の おる
いのち おる
ち の おる い
いる ちのお
いる の オチ
のち おいる
おちる の い
おちいるの
おい ちるの?
血要る斧
野 ....
サラは低所得者用の公営住宅に住んでいる
ある日、軒下にコガタスズメバチの巣ができていた
トックリ状の形をしていて
入口が長く下に向かって伸びている
サラには就学前の二人の娘がいた
年 ....
この坂道は君とともに上った坂道

ふたりして登坂の辛さにあえぎ
君の差し出した手のひらの熱さに驚きながらも
未来への扉が垣間見えたような気がして

したたる汗の交わる戸惑いと
きつく握り ....
ありったけの花を降らせて
撒き散らす、ふわふわとお菓子、きらきらしている!世界!
スカートスカート、それは紺色、
混じりけの無い白の脚が告げる残酷、
薄桃色の悪魔

つまらないものには ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- りり自由詩2*11-7-5
『生まれる過去』- あおい満 ...自由詩211-7-4
釘を抜く- yo-yo自由詩17*11-7-4
はだいろのいろ- 中川達矢自由詩8*11-7-4
トモダチの薬効- 御笠川マ ...自由詩311-7-3
自分の命- mizunomadoka自由詩811-7-3
座る- 長押 新自由詩4*11-7-3
水晶_- 服部 剛自由詩111-7-3
水たまりに夏の空が- beebee自由詩16*11-7-3
夢の淵- yo-yo自由詩5*11-7-2
『ボーダー』- あおい満 ...自由詩4*11-7-2
よろめく水玉- nonya自由詩12*11-7-2
朝の蛍- umineko自由詩12*11-7-2
誰も貴方を呼ばない- あおば自由詩10*11-7-1
【静かな鼻歌】- つむじま ...自由詩6*11-6-30
車VS自転車- 馬野ミキ自由詩4+11-6-30
秋風- 山人自由詩11*11-6-30
あとは何もない- yo-yo自由詩4*11-6-30
メダカリズム- ガマパッ ...自由詩211-6-29
僕たちはあまり難しい詩を書かなくともよいのではないか- ……とあ ...自由詩6*11-6-29
- yo-yo自由詩3*11-6-28
好きな人の言葉って- 森の猫自由詩11*11-6-28
初夏の神田の六つの詩- ……とあ ...自由詩13*11-6-28
花と- こしごえ俳句2*11-6-28
忘れ物- 真坂木自由詩611-6-28
生き抜く- 田園自由詩211-6-28
アナグラム- salco自由詩6*11-6-27
サラとスズメバチ- たもつ自由詩1011-6-27
坂の上のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2411-6-27
ガール、ガール- ゆえ自由詩4*11-6-27

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226