光りを纏い取り戻していく

近い記憶の

無邪気と純粋


瞳に映る輝きに
洗われていく心

今は半分しかない

あの頃のわたし


透明なはずの七色の粒を集めて

 ....
暗い海の底で
一匹の魚が尾ひれをゆらゆらさせている
海面は荒れても
相変わらず静かな深海で

目を閉じたとき
こんなふうに浮かぶ愛は
傷ついたっていいんだけど
ただ複雑にしたくない ....
夏の雪ダルマ
季節外れで笑っちゃう

好きになってもいいですか
キミのことを

雪ダルマは真剣だ
雪ダルマには時間がない

私の前で
あなたが消える

好きになってもいいですか ....
机に置かれた
ちいさな消しゴム一個
それで
僕の文字と一緒に
僕のこころも消してほしい
B5サイズの
白い印画紙になって
誰かが言葉をいれてくれたら
僕のこころにしよう
誰かが絵をい ....
未来に
あくびをさせるな
過去なんかに
囚われるな

高ぶる感情のまま音を紡ぎ上げ
楽器を演奏するジャズメンのように

その瞬間に熱狂しろ

目一杯着飾って
トランペットを持ち
 ....
植物園まで
あと40000キロ
悲しみの海を越える
憎しみの山を越える
いいんだもん
たくさんの優しさが
そこにはあると信じて

植物園まで
あと30000キロ
へたくそ歌を
き ....
君が勢いよくカーテンをあけるから
まさに零れ出ようとしていた光が
勢いよくぼくを包み込む
その白い肌は朝に満たされて
なんて君を美しくさせるんだ
たった今ぼくのなかも
朝が通り抜けて行った ....
 
自分が千年近く生き続けることになるなどと
知るよしもなかった少年時代の{注メトセラ=メトセラ(Methuselah)旧約聖書に登場する、九百六十九歳まで生きたという族長の名前。}は
酷く臆病 ....
一生青春、なんて言わずに
人生には
朱夏
白秋
玄冬
とあるのだから

たまには
真っ赤に染まる夏も
白くおおらかな秋も
奥深い黒の冬も
あっても良いな
クラリネットをバックサウンドに 哀しい合唱歌 あの娘は今日も眠ってる
きっと素敵な夢見てる


{引用=山小屋にオオカミの女の子が独りきりで住んでいました
友達はいません 山奥なので誰も訪ねてきません
だからいつも一人で遊びます
空 ....
屋上はあった
屋上は食べた
金属の感じがする手すり
その向こうに
川は鈍く流れた
その流れの先に
わたしの家はあった
ドアノブがゆるくて
屋上のない家だった
食べなかった
少し曲が ....
苦しまなくていいのなら
私は今より馬鹿でもいい
素直なままでいられるのなら
私は大人になってもいい
綺麗な心を持つことが出来るなら
私は現実に目を向けてもいい
いつも純真であり続けられるの ....
幼稚園でぼくは人生ではじめての
本格的な人間関係を体験する
触れるだけで傷がついてしまいそうな
新芽みたいな人間関係は
なまきずが耐えない心の訓練
お母さんはいない
苦しくても悲しくても
 ....
プレハブの 
休憩室の入り口に 
日中の仕事で汚れた作業着が 
洗ってハンガーにかけてある 

ドアの上から照らす電球の 
茶色いひかりにそめられて 
干されたまま 
夜風にゆられる作 ....
盗んだたばこを干し呑んだ冬枯れの日
降り積むひかりを踏みしめると泣いて
頭が乾いて冷たく割れた
おんなと名乗る人に連れられ
水垢まみれのざらつく家には
もう帰らないと告げる

曼谷の ....
ガガガガ ガガガ
食らえ 俺の正義を!

ガガガガ ガガガ
すべてをさら地に!

ガガガガ ガガガ
すべての惑星に旗を立ててやる!

お前の持ってる文化を捨てろ!
お前の持ってる家 ....
コノ先ニ
貴方ガ イル

眺メテ
見ツメテ
瞳ヲ閉ジル

同ジヨウニ貴方モ
コノ虹ノ先ニ
私ヲ想ッテクレタナラ
果デ二人ハ
繋ガレル


心ノ行キ交ウ橋
言ノ葉ヲ乗セ
確カメ合ウ契リ

『愛スル人ハ ....
{引用=
きみがとなりにいて、まつげの
触れるくらいとなりにいて それは
おどろくほど退屈で いとおしい
午後で}




きのう、オジギソウが発芽して
日記にそのことは書かなかっ ....
海底を這うようにして生まれてきたんだろう

人はいつも遠くから鳴る音が懐かしいんだ




風邪ひきむすめは夢を観た

あんこうがやってきて

あたまが痛いのかい
 ....
わたしはいい人を演じている
間違いない

人の悪口は言わず
頼まれれば断らず
お年寄りには席を譲り
飲みの席でも気を使い

赤ちゃん見れば手を振って
重い物は無理して持って
泣いて ....
コルトレーンのサックスが
僕のペンを踊らせて

水色のノートに
リズムを覚えた言葉達
派手に転んでは
また立ち上がる

詩がダンスなら
人生だってダンス
空白のページに
素敵な言 ....
素潜りで
{ルビ鮑=あわび}を密漁する


丹後半島の
夜明け


海で生まれた太陽と
山に入る月の夢、
肩がこる


髭の男が少年や
座礁した五月


白身のま ....
噴水の仕組みがわからないから
それはもうじっと見ているしかできなかった
一定の水が噴水の中にはあって
それがどこかで汲み上げられて
吹き上げられている
そして落ちて回る
それくらいはわかる ....
きみは

やりたいことが

多過ぎて

じぶんの自尊心

叶えられないでいる


近い空の三日月に

星のアクセサリー


きみは

やりたいことが

多過ぎて ....
最近嵩麻呂さんの携帯写真+詩に「これはクローバーじゃなくてカタバミです」とコメントをつけた。四つ葉のクローバーが出てくる詩は悪くなかったと思うけど、写真に写ってるのは確かにカタバミだった。クローバーで ....   名を成した者をとりまいている
        「時間」のなかで
  いま 光と音の歓喜にあふれた
        饗宴に酔い痴れる
       ピエロのいじらしさ

    名を汚し ....
「歪んだ世界」なんて言うけれど
この街は この国は この星は
一体いつから歪んでいるんだ

例えばこの「美しい国」ならば
戦後以降か 明治維新の頃からか
それとも織田信長の登場以来か
更 ....
わたしの影は
わたしの涙で
水色になりました
わたしがそっと足をつけると
ぴちゃっという音をたてます
わたしはくつをぬいで
服をぬいで
影のなかへ
沈んでいきます
 ....
赤いクレヨンを食べたあの娘は
頭から爪の先まで
真っ赤になった

私は彼女の似顔絵を描いていたので
真っ赤になった彼女を
真っ赤に塗らなければならなかった

ちょうど赤色が ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シャイン- 見崎 光携帯写真+ ...707-6-10
深海- 九谷夏紀自由詩407-6-10
夏の雪ダルマ- umineko自由詩3*07-6-8
消しゴム- 乱太郎自由詩12*07-6-4
Dig- Porter自由詩26*07-6-3
植物園にて- ピッピ自由詩807-6-2
朝の静かな領域- 村木正成自由詩17*07-6-2
メトセラ抄- 楢山孝介自由詩7*07-6-2
人生の色- 小原あき自由詩21+*07-6-1
廃バス- リスト携帯写真+ ...607-5-31
オオカミの女の子- リヅ自由詩2*07-5-31
屋上- たもつ自由詩707-5-31
核の中身- 麻生ゆり自由詩3*07-5-31
植物園まで- 小川 葉自由詩507-5-31
夜ノ電球_- 服部 剛自由詩15*07-5-29
潮騒- soft_machine自由詩13*07-5-27
【暴力的な詩】- つむじま ...自由詩1+*07-5-27
虹ノ果テ- 見崎 光携帯写真+ ...4*07-5-26
そんなふうにして過ぎていく- 望月 ゆ ...自由詩56*07-5-25
あんこう- くあせ@ ...自由詩4*07-5-24
【五月の夜_草をむしる】- つむじま ...自由詩7*07-5-23
ダンス- Porter自由詩19*07-5-23
密漁- はらだま ...自由詩29*07-5-21
噴水の仕組みがわからないから- 水町綜助自由詩17*07-5-21
やりたいことが多過ぎて- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-20
おせっかいおばさん(親指1000字エッセイ)- 佐々宝砂散文(批評 ...7+*07-5-20
夢物語(五)- 信天翁自由詩207-5-19
それでも地球はまわり続ける- 快晴自由詩9*07-5-19
白い影の住人- なかがわ ...自由詩14*07-5-19
赤いクレヨン- なかがわ ...自由詩4*07-5-19

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