ひらひらの手が
宙をおよいでいる
なめらかにあつく膨れて

むすめよ あなたは
女という呪いのなかで
生きていくことを選んだ
わたしのことをどう考える?
分かり合える仲間を探して街に出よう
もう一度やり直せばいいじゃないか

あきらめちゃダメっ子よ
悲しみに食い殺されないようにほら、ほほ笑んでおくれ。

 窓はいつも開け放たれている
 鳥 ....
いのちは
こころのかたすみで
ふるえながら狂っている
枯れた木が
記憶だけで
まだ水を吸い上げようと
こころみているように


まともなあんたは
ひびわれた ....
おちんちんがついているから
おとこのこだというのはたんじゅんな
おもいこみ

おちんちんがついていないから
おんなのこだというのはすりこまれた
かんちがい

やさしさににたしはい
い ....
からだをさかむけて
ゆうやみを聞く
このさきにそらが
あるとして、
だれも届かないとしたら
空はだれのために
くれている

すきだった
ものの名前を
おぼえている順に忘れていく
 ....
ひとつの憎しみが消えた朝
俺は鎧をひとつ脱ぎ捨てた
鎧はきれいな音を立てて
軽やかな布に変わっていった
こうやって一つずつ
背負ってきたものに別れを告げる
新しく背負う重たい荷物が ....
庄原の市街地にはカフェ多いお年寄りにも若者にも人気

天然の化粧水には愛がある純粋な愛肌を和らげる

お茶を飲みホッと一息つく時間無になる時間優しい時間

烏鳴き一斉に鳴き気が散った鳴いた ....
あなたは目が見えないのね
と誰かが言う
私の目は見えているのに
意味がわからない
本当に大切なことは
見えないものを感じる心の目を
持つことだとあなたは言う
日に日に年老いて
目に ....
{引用=  かなしみの
  直方体は
  藍色の布に 屹立したまま

  *

  僅かばかり
  目を凝らすと
  覚醒した レールの冷たさ

  *

  明らかに 二つ以 ....
一枚のを、まん中からわけたら、裏と表のなかにもうひとつ裏と表ができますよね。っていうのを繰り返して、とうとうわけられなくなった薄っぺらの一枚はきっと透けてて向こう側がみえる。おもてとうらが、ぶつか .... 月のひかりが
しずくとなって

やさしくふりそそぐ
森の奥の湖は

やぶれた恋を捨てると

次には永遠の恋が
得られるという
伝説の湖


一人また一人と
若者たちが

 ....
 あのひとは損な人だった。

 15歳くらいまでにやられたこと言われたことがえげつなすぎて、本当にいい思い出がない。やはり亡くなってスッキリした、と思うたびに、風穴が空いている自分を知る。

 ....
 私は1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の犯人、酒鬼薔薇聖斗こと少年Aが好きだった。少年Aは当時14才で中学生という報道で、私は当時12才で小学6年生か中学1年生だった。彼も私も、とびきりの条件付 ....    Ⅰ

わすれてもらへるなんて
うらやましいことです

たれの目にもふれず
こころのうちに咲き
たれに憶えてもらふこともなく
たれにわすれられることもなく
時のは ....
 おととい、あるいてほどなくある実家の父に「婚姻届けのサインをもらいにいっていい?」と電話をした。「いま、選挙期間中だから忙しい」私は黙った。それで、父は慌てて「時間がある今日中にサインしにゆく」「あ .... ビー玉とは不思議なものである。人工的なもののはずなのに、オーロラのような、雪のような、星のような、魂のような、そんな雰囲気を漂わせている。
ビー玉は、ロマンチックで、霊的で、生きていくうえで ....
私はトイレ掃除に熱中していた
ありとあらゆる隙間を見つけ
そこから茶色の
時には黒の汚れをかき出す
何かわからない汚れたちは
かき出してもかき出しても
無くならない
私が泣いていると
 ....
  海綿じょうに
  たわんだ 個室たちが
  アメジストの夜におぼれた

  櫂は
  まっぷたつに折れて
  歌うだけになった……舟
  ことばではないわたしたちと
  わ ....
「せんそうはんたい」とさけぶときの
あなたの顔を
チョット
鏡で
見てみましょうか。

なんだかすこし
えげつなく
嬉しそうに
楽しそうです。

わたしには見分けがつきません
 ....
ごめんよ。
みんなごめんよ。


各方面に頭を下げる。

首吊りって。そんなカタチ。


死んでも詫びているんだ。

責めないでやってほしい。
ね、ころがる土のやわら、かさかさ、さして枯れ草に、お、ちる影のはな、つけて、に、おいすぎる、肩、ハ、かがないのは儚いでしょうか細いあしがない土を掘り起こす私を夢に気づかせたのはひとでなし臭い、 .... 渡り鳥 どこでもゆける パスポート 青空の国 翼の住人


ゆれうごく コスモス渡る 蝶の群れ 色とりどりに 青空と雲


秋深く 十月の空 群れとぶは 一番のりの いつものコガモ

 ....
紅葉まえの木々からも虫の音が

鈴の音が

降ってくる

星の音が

大マゼラン星雲から降ってくる


もうひとりの自分よ

観測しておいてくれよ

俺に期待してくれよ
 ....
ちいさく頷きながら君が去ってゆく夢を見た
現実はそう変わらなくてなにもたくらみは仕掛けられてはいない

年老いた少女はいつも夢の花をアレンジメントしているのだろう
丘の上の孤独な愚か者はさらに ....


街にある異郷に独り
Gaudi は私と同じ夢をみる

見つめ続ける螺旋の渦に
マグマの足どりは溶けて

故郷に横たわる公園に独り
面影と一緒(とも)に眠る

荒海を越えて辿 ....
静かな佇まいのその本を眺め
どうしたものかと悩む毎夜
恐る恐る手を伸ばし
紙の感触を確かめるかのように
つかみ私の近い所に引き寄せる

一連の動作を繰り返し続ける
まるで誰かに指示されて ....
アフリカの仮面の下で夜が流れていた
どぶ川で切った足から火の霊が入ると
真っ赤なオタマジャクシが身動きできないほど
か細い血管を遡り小さな手足を生やして泡立った
新月と時計の針が向かい合う
 ....
{引用=   The Evening Prayer}


だんだんみじかくなる

{ルビ滴=しづく}よりも


もうきこえません


うけとつてく ....
何度でも ふと手が止まる いま、君は。 猫がちひさくねてゐる
がらんとしたひる下がり

友だちの本棚に
一冊きり のこされてゐた
うすい詩集をひらく

表紙は白 何もかかれてゐない

一ページ目
「私 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
むすめよ- はるな自由詩417-12-14
大人だから- 狩心自由詩4*17-12-5
あらゆることが語り尽くされたあとに- ホロウ・ ...自由詩15*17-12-1
はたして__それとも- HAL自由詩2*17-11-22
ゆうやみ- はるな自由詩917-11-13
ひとつの憎しみが消えた朝- 葉leaf自由詩617-11-10
お年寄り- 夏川ゆう短歌217-10-31
「愛のある人生」について- あおい満 ...散文(批評 ...117-10-30
My_sorrow- 草野春心自由詩317-10-29
0、ゆりかごとレース、踊り子の傘のことなど- はるな散文(批評 ...617-10-28
女神のはかりごと- st自由詩317-10-26
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ジャンヌ・ダルクの築いたお城_少女Aとテントウムシ- 田中修子散文(批評 ...6*17-10-14
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ビー玉- 水宮うみ散文(批評 ...6*17-10-11
トイレ掃除- 小原あき自由詩3*17-10-9
個室たち- 草野春心自由詩217-10-8
ウォー・ウォー、ピース・ピース- 田中修子自由詩14*17-10-7
謝罪の死かた- 水戸 う ...自由詩7*17-10-5
墓の土を掘り起こす犬の夢を見た/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩2*17-10-5
青空の国- st短歌317-10-5
大マゼラン星雲- 吉岡ペペ ...自由詩1317-10-5
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旅愁- ハァモニ ...自由詩1*17-10-3
本とは- 小川麻由 ...自由詩2*17-10-3
アフリカの仮面の下で- ただのみ ...自由詩8*17-9-30
晩祷- 石村自由詩12*17-9-30
空耳- 朔 水川柳117-9-27
- 石村自由詩10*17-9-24

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