ふるら

ふるり

舞い落ちる
薄紅色の憂鬱に似たもの

らるら

るるり

鼻先で笑う
どちらの岸にも辿りつけないもの

うるら

うるり

降り注ぐ
乳白 ....
その線の流れは
いくつもの分かれ道があっても
不思議とまっすぐに見える

迷い間違えながら歩いているようでもそれが
過去となれば運命と名づけられるからなのか

生まれながらにして刻まれた ....
娘が誕生日にプレゼントをくれた
そういえば
最近娘とは会話もしていなかった

細長い化粧箱

包装紙をやぶいて中を見ると
ドライバーが一本入っていた

私がそれを手にするのを確認する ....
理想と現実の間を埋める一日が始まる 誰の名前を 呼んでいたのか

ずっと

呼び続けていた気がしたけど

どこかに辿り着きたくて

空想の世界に入り浸った

どこにもない場所に憧れて

夢見ることに慣れてしま ....
寒さに震えているあなたに
あたたかい毛布をかけてあげることもできません
空腹を満たしてあげることも
乾いた喉を潤してあげることもできません
泣きたいのをグッと我慢して
みんな大変なときだ ....
まだおさない はるが
ちいさくわらうたびに つぼみがひらく
そうやって くりかえされてきた おなじことが
まったくおなじでないことに きづく
それは まだおさない はるの
そんな おさなさの ....
サク ラ サク

たわわな薄紅色も
頬を撫でる花風も
輪郭が和らいだ街の影も
去年とは変わらないけれど

わずかなためらいと一緒に
飲み干した酒の味は
去年とは違う

サクサ ....
桜が咲いて欲しい
咲いてもかまわないよね
そんなことを考えてしまう

人はおろかなんて 今?
遅すぎる春に似てる

どこもかもが痛む季節には
心だけ解放する術はない

あなたのこと ....
きれいな光
きれいな芽吹き

空も水も
つながっている

植物も虫も鳥も魚も
線量計も防護服も持っていない

きれいな光
きれいな花

何も知らずに
汚されていくものも
光 ....
お互いの心を
ありもしない感情で
罵り傷つけ合い
次第に二人の間に
冷たい空気が
椅子を持ってきて
座り込む


空を見ると
大好きだったはずの
あなたの顔に似た
黒い ....
避難区域からわずか数歩の場所で
自営業を営む友人
屋内退避してちゃ飯が食えないといい
従業員を避難させてひとり仕事する
だれもなにも運んでこず
うちに蓄えたなにもかもが底をついて
とうとう ....
嫌いなものが沢山あるんだ
好きなものはあまりないのに

必要とされていないんだ
必要としているのに

ずっと独りぼっちなんだ
同じ地球にいるのにね

希望の背中に絶望がもたれかかって ....
歪みを補正しようと
身震いした球体の表層に付着した
病原体のような存在が
界面活性剤に流され
漂う芥となり
大洋に流れ出す時
芥に染み付いた

悲しみと喜びと
誇りと落胆と
憎悪と ....
君のこと愛しているよ
って
叫べるほどに誰かを愛したことあったのかな





おとこの子
男のひとを「きみ」って呼ぶ

私に似合わないのは判っているけど
敢えて、そう呼んで ....
ごめんなさいで済むから
警察官は要りません


病人がいないので
お医者さんは要りません

みんなが歩くから
車屋さんは要りません

本当に自由の国なので
政治家さんは要りません ....
この土日は良い天気でした。
でも風が強かったなあ。
ヘドロが乾いた粉塵がひどいので,風が強いとしんどいけども,ぽかぽかしているのは,外活動が苦痛でないという点だけでもとても嬉しい。
朝晩は ....
ぼくが平凡に飽いて 随分と時が経つ

青空は決して 
何処までも 広がってはいない
何処にでも 広がってはいない
その空の下に 血が流れる戦地に於いて
青は益々 その純度を輝かせる
 ....
捌け口などではなく
寧ろ塞ぐ何かを求めている
出し切ることの必要性と、
止めることの必要性が等しく比例したときに、
手放してきたものへの容赦がはじまる

いたわるように
過去 ....
もう
よっこらしょ
なんすよねー
後ろ姿は去年と同じ

おひさし
やっちゃったねー
はいー
やっちゃいました
猛スピードで
あはは

疎開出産
じゃなくて
いや
ほんと ....
ご案内致します



目の前に扉がございます
その先にあるのは未来です

扉の向こう側は今現在真っ暗闇ですが
こちら側と大した違いはございません

留まる事は出来ますが
戻る事は ....
義捐金の申込先は
信用あるところにしてください
この期に及んでも悪質な詐欺行為を働くものがおります
それはおまえのことではないのかと
内心心配しながらも知人の笑顔に絆されて列に並ぶ
 ....
老人は空を見上げて言った

こんな時でも 地球は回る
こんな時でも 朝日は昇る
こんな時でも 鳥達は飛ぶ


偉い人は虚な目で言った

こんな時には 空気を読んで周りとの協調を忘れず ....
うららかな日和の空を
しっとりと羽化した蝶は飛び去ってゆく
音も無く今の所

無音を聴いて浮彫にする
みずからの姿を
飛び去ったそよ風に映す
風光る風の色
沈黙の兆しは遠雷 ....
被災地よりみなさんへ。
なんでもいい、花を育ててください。
こちらには手向けの花も祝う花も慰めの花もない。
どうか花を育てて、祈ってください。
脱皮する
ブレザーは自由を解放し
スカートと花開く
赤い蝶が花に止まり蜜を吸う

さよなら、高校生

僕は明日に羽ばたくのだ
君と手を繋いで 歩く
赤い赤い 夕暮れの道
ふたりの顔は 負けない位 赤かった

握る手が 汗ばむ程に 熱を帯びて
切ない位 君を 感じているのに

「もっとずっと、一緒に居たい…なんて ....
あなたは
毎月というわけではないけれど
三十二日目の決められた日に
季節は流れるのだと言う

あなたは
今日は三十一日だから
明日になればまだ冬の余韻の中
次にやってくるのは春でしょう ....
好きな歌をうたうように
自分の願いを言葉にできたらいい

今日はずいぶん湿った空

暗い雲のむこう側は見えないけれど
きっと今夜もいくつかの流星が
音もなく燃え走る

今日はずいぶん ....
あるひきみは
ねむらないことにした

さみしくなったら
おいでよ
いつでもきみを
なぐさめてあげるから
と、いって

なぐさめられるりゆうなど
そのときぼくにはなかった ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
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