燃え尽きる?
この私が?

まさか


旅人達は 言うだろう
疲れた と

父親達は 言うだろう
困った と

学生達は 言うだろう 
面倒くさい と 


私は言わな ....
どんな時だって頼りになる
強い人だと思っていたけど
はじめて見せた君の表情に
痛いほど気持ちが伝わってきたよ

普段は弱みを決して見せない
一人で戦っては傷を作る
辛そうな姿を見るのが辛 ....
ときには素直に
夜の空の暗さをみる
ただ光がないだけの話で
じつは日中となにも変わらないように
ぼくの思うことも同じだ

々という文字を子供の頃
不思議に思った
それをつなぐだけで ....
 
 
クラゲの夢の中で
わたしは一輪のタンポポでした
ぽかんと風に吹かれて
空を見上げているばかりでした
タンポポさん、と幼い声で
男の子が手を振ってくれました
わたしには振り返すた ....
(月を黒い種に、太陽を色彩の影のない輝きの雨にして)

ほんのりと甘い、果物の匂いがした
乾いた風が吹く緑の丘の上から
眼下に広がる果樹園を見下ろす
頭上の雲から誰かに見張られていて
けれ ....
前職を辞めた理由はって面接で問われてもねえ
誰もが正直に答えられるのだろうか

いやらしい上司にセクハラされたからとか
お局様に村八分されましたとか
かくかくしかじかで辞めましたなんて言える ....
鏡を見なさい。

忘れないように

顔を洗いなさい。

なくさないように
片野さんはシステムで
片野さんはその前には詩を書いていた
片野さんがシステムを書き出したので
片野さん、システムですね と言うと
片野さんは、詩ですね、と答えたのだった

片野さんの最終ロ ....
そのばあさんは二十四坪ほどの敷地に長らく独居の身をやつしていたが
ある年、解体業者を入れて古びた二階屋を取り壊させた。
更地が深く掘られて型枠にセメントが流し入れられ鉄筋が組まれると、
近隣の主 ....
グレタ・ガルボの鼻毛がそよぐ
そよそよ、そよそよそよぐぞよ
あれよ巨大な黒チューリップ
畑の真中にそびえ立ち
日晒しの花弁は遥か紫色よ
おお春はゴッホの描く日輪の
わだちの中にらりるれろ
 ....
春日早々
蒼穹にひるがえり
はためく何か白いもの

ああ
あれは一反もめん
由緒正しき日本の妖怪

いったんもめんがいったんもめんとけんかしちょる?
ひらひらきれいじゃけんがいったん ....
 
 
 
 
 
  空に浮かぶ
 
  白い雲たちは
 
 
 
  地上の山に
 
  ぶつかる
 
  風の抜け殻
 
 
 
 
 
 
  雲は ....
またひとつ
誰かがクシャミをする

ハナからハナへ
クラクラするよな黄色い粒子
シカイもシコウもむず痒く霞んで
オン着せがましいIgE抗体

もうひとつ
誰かがクシャミをする
 ....
     俯いている
  
     苛立ちはこころを駆け
     涙は机に下垂る

     ー愛に育まれた女たちは
      夜は眠る時間だと
      知っているから
   ....
 
きっと
 
どの道を選んでいたって
 
正解でも不正解でも
なかったんだよね
 
それぞれに
未来はあった
 
 
僕が選んだ、道の先
 
″今″
 
それが答えに ....
小学校の修学旅行で
男子は三つの班に分かれる
クラスのほとんどがいずれかに手を挙げたが
ぼくはどの班に入っていいかわからない

先生が人数を確認していく
「男子がひとり足りないわ」
それ ....
水を飲むように
音楽を採る
人は 僕はもっと音を聞くようにならなければいけない
ピアノの
ギターの
あらゆる楽器の
そのものの音と感触
とてもおおきく広く多角的に偏在するよう ....
指は使い込まれ
はしたなさが薄れていく

こっくりとだまった目
ほほ

組んで指して入れて
未完成を目覚めさせていく

指で音をきき
指で湿りを嗅ぐ
脳にじらした虫歯を出前したい ....
やっかいなことが起きそうだ
家の中には権力者がいて
近所には強盗がいて
街に出るとペテン師がいる
全く油断ならない世の中
なのに
今、僕の心は満ち足りている
ブレイクを読み
サブラ ....
シナプスたちのように、うごきあい、点滅する
地上の生きた星たち
今日もどんなかんきょうにあろうと
かなで合っている
それを聴き入ったのは
目をとじれば
誰もが知らない顔の乗る移動の
車窓 ....
          奇数行 祐緋
          偶数行 まどろむ海月



{引用=

おやゆびとこゆびほどの 何気ない距離に
 あなたと 私
うずくまる ガラス玉のメール ....
夜明け前
夜を操る 鳥の声

「この歌で夜を叫ぶ 産声の主は一体 何某か?」

黒檀の夜の中心で
一羽の巨大な鳥の翼に
覆われて 視界は黒く埋められた
聴覚で見ろと
胸の熱い 心 ....
             紙風船に ふうって 
             たましい吹き込んで
             ぽんっ とあげる

             あなたの心に届くころ
  ....
あちらのお客様からです
と言われ、差し出されたものを見れば
それは見事な、ヒトデ
ごつごつして、海水まみれで、
こんなものくれるくらいなら、タオルもつけてくれよ
と、あちらのお客様を、にらみつけたり
 ....
目には
まぶたがあって閉じることもできるのに
耳にはないね

目はよほど
脳にとっては過負荷で高価なセンサーなのだろうけど
耳だってとじられればいいのにね

ケータイや
ウェブの海で ....
銀のトレイン
夜を切り開いてゆく
その中で
静かな
穏やかな
フィルムをめくると
繊細な彫刻が並ぶ草の原
その中に
招き入れられる

きみは愛されている
きみは感じるままに
い ....
今日は神楽坂に行きます
ひかり、はベイビーです
休みを取っておそらく何年ぶりの人や
まだ見たことのない人や
知らない人と
セックスは月に1回
できればいいんじゃないかな
 ....
世界は二頭の象が支える巨大な円盤ではなく
真空に浮かぶ球体にかろうじて貼りついている
ざらざらとした薄い膜に過ぎない
と知った日から君は
旅に出る必要がなくなってしまった
それなのに
果て ....
朝のような
首すじだから
遠くから見つめている

階段をのぼっているだけなのに
人生だ なんて言っていいのか

自由と自由の間に
履物をそろえる

わたしを取り去った世界とは
ど ....
ひとりでもつづけよう
体温になついている匂い
いま/きみ/とりどりのきみどりのなか
閉じているきみの内側が
きみだけのものにならないでほしい


黙っ/たままのミルク ....
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