寂しく
なるなあ

三日月が


山の向こうの
三日月が

誰も見てない
そんなところで
こっそり
ひっそり

るらるらった

笑った顔

どこにも行かない
三日 ....
蜜を食べにおいでよ 突然の悲しみに
わたしがあふれてしまうとき
目の前が真っ白になる

本当なら
そんな色の涙が流れてくれるはずなのに
わたしはわたしのわたしから
さずかったものは灰色の
透明とは遠い色の ....
りろんぶそうした
はたらきありが
はたらくことをやめた

りろんぶそうさえすれば
はたらくことから
にげられるのだ

そのきになれば
はたらかなくてもいきられる
そのわ ....
水面を見上げると
ちいさなおんなの子の顔

こちらの様子が気になってしかたないのか

大きくなったり小さくなったり




わたしだけの世界
酒屋さんの軒先に置かれた古い火鉢
 ....
いのちふわふわ風の中
いのちふわふわ風の中
命いっぱい風の中

ふわふわふわふわ
空の上
ふわふわふわふわ
風の中

いのちは心の写り映え
瞬くうちに消えて逝く
いのちを持った我 ....
「女の子をいじめないで

 精一杯あいして」

光がさしたら、こうつたえて

橋の向こうで待っててね

きのうとおなじ夢を見せてくれるの

まぶしすぎて

痛すぎて

届か ....
どうして涙がでるのだろう

水に戻ると書くように
海から生まれた僕たちの
からだの中の塩分が
外へゆこうとするからなのか

どうして涙がでるのだろう

広い世界のかたすみで
こんな ....
あの空の向こうに飛んでゆきたいな
あなたのもとへ

些細なこともくっつけたがる
あなたがいつもあたしのそばに居てほしいから

見上げるとほら
あなたの声が聞こえる気がするよ

あたし ....
関東大震災時のデマゴーグから何を学んだか
今はお墨付き精度の数値で風評被害が拡散する
マイクロシーベルト、ベクレルとゆー単位の定義ではなく
習い初めた言葉の音響に不安を投射し踊る羊群
情報化社 ....
ふるら

ふるり

舞い落ちる
薄紅色の憂鬱に似たもの

らるら

るるり

鼻先で笑う
どちらの岸にも辿りつけないもの

うるら

うるり

降り注ぐ
乳白 ....
その線の流れは
いくつもの分かれ道があっても
不思議とまっすぐに見える

迷い間違えながら歩いているようでもそれが
過去となれば運命と名づけられるからなのか

生まれながらにして刻まれた ....
娘が誕生日にプレゼントをくれた
そういえば
最近娘とは会話もしていなかった

細長い化粧箱

包装紙をやぶいて中を見ると
ドライバーが一本入っていた

私がそれを手にするのを確認する ....
理想と現実の間を埋める一日が始まる 誰の名前を 呼んでいたのか

ずっと

呼び続けていた気がしたけど

どこかに辿り着きたくて

空想の世界に入り浸った

どこにもない場所に憧れて

夢見ることに慣れてしま ....
寒さに震えているあなたに
あたたかい毛布をかけてあげることもできません
空腹を満たしてあげることも
乾いた喉を潤してあげることもできません
泣きたいのをグッと我慢して
みんな大変なときだ ....
まだおさない はるが
ちいさくわらうたびに つぼみがひらく
そうやって くりかえされてきた おなじことが
まったくおなじでないことに きづく
それは まだおさない はるの
そんな おさなさの ....
サク ラ サク

たわわな薄紅色も
頬を撫でる花風も
輪郭が和らいだ街の影も
去年とは変わらないけれど

わずかなためらいと一緒に
飲み干した酒の味は
去年とは違う

サクサ ....
桜が咲いて欲しい
咲いてもかまわないよね
そんなことを考えてしまう

人はおろかなんて 今?
遅すぎる春に似てる

どこもかもが痛む季節には
心だけ解放する術はない

あなたのこと ....
きれいな光
きれいな芽吹き

空も水も
つながっている

植物も虫も鳥も魚も
線量計も防護服も持っていない

きれいな光
きれいな花

何も知らずに
汚されていくものも
光 ....
お互いの心を
ありもしない感情で
罵り傷つけ合い
次第に二人の間に
冷たい空気が
椅子を持ってきて
座り込む


空を見ると
大好きだったはずの
あなたの顔に似た
黒い ....
避難区域からわずか数歩の場所で
自営業を営む友人
屋内退避してちゃ飯が食えないといい
従業員を避難させてひとり仕事する
だれもなにも運んでこず
うちに蓄えたなにもかもが底をついて
とうとう ....
嫌いなものが沢山あるんだ
好きなものはあまりないのに

必要とされていないんだ
必要としているのに

ずっと独りぼっちなんだ
同じ地球にいるのにね

希望の背中に絶望がもたれかかって ....
歪みを補正しようと
身震いした球体の表層に付着した
病原体のような存在が
界面活性剤に流され
漂う芥となり
大洋に流れ出す時
芥に染み付いた

悲しみと喜びと
誇りと落胆と
憎悪と ....
君のこと愛しているよ
って
叫べるほどに誰かを愛したことあったのかな





おとこの子
男のひとを「きみ」って呼ぶ

私に似合わないのは判っているけど
敢えて、そう呼んで ....
ごめんなさいで済むから
警察官は要りません


病人がいないので
お医者さんは要りません

みんなが歩くから
車屋さんは要りません

本当に自由の国なので
政治家さんは要りません ....
この土日は良い天気でした。
でも風が強かったなあ。
ヘドロが乾いた粉塵がひどいので,風が強いとしんどいけども,ぽかぽかしているのは,外活動が苦痛でないという点だけでもとても嬉しい。
朝晩は ....
ぼくが平凡に飽いて 随分と時が経つ

青空は決して 
何処までも 広がってはいない
何処にでも 広がってはいない
その空の下に 血が流れる戦地に於いて
青は益々 その純度を輝かせる
 ....
捌け口などではなく
寧ろ塞ぐ何かを求めている
出し切ることの必要性と、
止めることの必要性が等しく比例したときに、
手放してきたものへの容赦がはじまる

いたわるように
過去 ....
もう
よっこらしょ
なんすよねー
後ろ姿は去年と同じ

おひさし
やっちゃったねー
はいー
やっちゃいました
猛スピードで
あはは

疎開出産
じゃなくて
いや
ほんと ....
るるりらさんのおすすめリスト(6752)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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いのちだま- ……とあ ...自由詩7*11-4-11
女の子のうた- あきひめ自由詩2*11-4-11
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あの空の向こう- あすか自由詩511-4-9
学習能力- salco自由詩3+*11-4-9
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春_みつめる- 朧月自由詩211-4-5
2011年春- 眠り羊自由詩211-4-5
届け- 寒雪自由詩311-4-5
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三週目の日記- 縞田みや ...散文(批評 ...1211-4-3
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