何かよくわかんないけど、自分よりレベルの高い人にはとりあえずリスペクトしときます。
自分の人生に真剣に向き合っていたとある高僧(やらない夫)は、
自分なりの知恵を完成させようとしていろいろ ....
じぶんのなかの書きたいことが霞んできたらそれこそ終わり
バランスとってんじゃねえよ
柔らかい つのは
とても臆病
誰かに触れるたび
驚いたように
身を縮める
もうこれ以上傷つけあいたくないのです
この世がそんなに怖いなら
堅い殻の中に
ずっと眠っていればい ....
まるでま(とま)るはなしはまるでおわる
。
「月光魚」
木の若芽
鳥と木と宇宙を愛しながら
魚のように生きるのもいいな
ああ
今夜月の光をあびたい
月明りの森を泳ぐ魚になって
....
下校途中のスクールバスに
突如乗り込んできた男達
怯える少女達に男が
「どの子がマララ・ユスフザイか?」と訊いた
まだ愛くるしさの残るきれいな瞳を持つ少女が指差された
次の瞬間彼女の頭と肩 ....
夢で大人にお辞儀する子ども
互いに正座している
どこの子だろうか
黙ったままうつむいている
何のために向きあっているかもわからない
目覚めが近づいて
シルエットがゆれだす
夢の白い網 ....
赤ちゃんがいると
赤ちゃん言葉をしゃべりたくなるのは
ちょっとだけ
赤ちゃんになると
楽しくなるから
みんな赤ちゃんの頃があったのに
記憶はないから
二度目の赤ちゃん役をやってみる
....
9.8ニュートンの
朝を
蹴っ飛ばしたら
空元気いっぱいで
胸を張って
間違いだらけの
午前に
歩き出す
早くも重さを感じ始めた
午前を
乗り切ったら
不様な前のめりで
....
{画像=121014170013.jpg}
遠くから聞こえてくる音楽
幾つものの輪が拡がって
自分の心のどこかで繋がっている
初めてスキップをした時、
いつだったんだろう?
....
我が家では去年の秋から
家電品が壊れるという【 連鎖 】が始まっている
最初に洗濯機が壊れた
スイッチを入れても作動しなくなった
もう7年は使っている
そろそろ寿命だったのかな
洗濯 ....
(仮)
121012
時には、Sr Receiver の命ずるままに奈落の底も探す
仮面を付けたまま落下した貴公子の数は知らないが
そこでは腐 ....
路線図の名前をとおりすぎるたび夕暮れの記憶となって
建設中のクレーンをかすめる金属音の反響
かりそめの服を着たらもう祖父の葬式だった
東京は暮らし辛いねと母が呟き
落とした花を持て余している会 ....
坂道の途中
ぽつんと一つ、ゴミ箱一つ
昔ながらの黒いゴミ箱
黒く塗られたゴミ箱一つ
ゴミ箱の蓋に
膝を抱えた子供が一人
ぽつんと座り
虚空を睨む子供が一人
唇咥えた子供が一人
....
恥かしや 後で見つかる 誤字脱字
本になり 修正できず 涙の日
またやった 読みなおしても 見つからず
離乳食
自立の一歩
母さんのおっぱいは
少し寂しくなります
いつまでも
吸血鬼で
可愛い可愛い鬼で
いて欲しいのは
母さんのわがままです
きみは
....
ありのままの
星空よりも
ふんわりと雲のかかった空を見上げ
満天の星空を
想像する方がきれいかもしれない
ありきたりなことだけれども
わたしたちの想像力は
ある種の創造力よりもずっとずっ ....
シュッと宙に向けて突き出した切っ先が
目に飛び込んできた
暗い展示室にひときわ輝く一振り
研ぎ澄まされた刀身が
強いスポットライトを跳ね返して
銀色の光を放っている
思わず吸い込ま ....
風の歌を歌おうぜ
くるくると渦を巻き
ぱーっと吹き渡るような
透明な清々しさ
そいつにメロディで色をつけて
流れに吹きさらされて
昨日の風は何色だったっけ
昨日の色は太陽色
今 ....
想像してごらん
額に猫を載せて歩いてゆく人を
想像してごらん
通りを横切る犬の大きな糞を
想像してごらん
派手なミニスカートをはいた金持ちの貴婦人を
想像してごらん
パレード ....
鳥取砂丘を見ると
頭の中でハミングしてしまう曲がある
{引用=月の沙漠をはるばると
旅のらくだが行きました}
異国の世界を唄った
この童謡が小さい時から好きだった
よく「月の砂漠 ....
窓から覗くこころ
静謐と違えるような濃紺の夜空に
規則正しい月の呼吸音
今ここにあった形はもうここに無く
冴えた輪郭は残像でしかない
バスルームにたゆたう湯気
水面の上下で冷た ....
前衛的という言葉でのりきる
母の作る
遠足のお弁当
いつでもそこには
りんごのうさぎ
黄色い躯体に
赤い耳
役に立たない耳の端(は)を
世界に
ぴん、とそばだてて
ああ
君がい ....
蓮華の花畑
見渡す限りの はすのはな
天国や妖精の国に
来たみたい
コロポックルも
出てくるかな
この世じゃないみたい
....
僕の中の水
君の中の魚
穏やかな流れにさえ
魚はとどまらない
僕の中の土
君の中の花
地面に黒い影を落として
花は咲き誇る
僕の中の空
君の中の鳥
どんなに ....
いつもMDのラフマニノフは家に帰ると鳴りっぱなしで乾いた道と渇いた人にちょっと疲れた心をなぐさめてくれるのだが。
現実派ではもともと無いのではあるが独りの家計はあらためて可処分所得の少なさをしっかり ....
1
耳なし芳一
壇ノ浦に座す
撥は海風
火の肌をなぜる
赤い藻屑と沈んだままの(旗たち切れの)
悔いの嵐の そのなかの
2
めくらの芳一 どこへゆく
雨滝のよう 夜闇のよ ....
{ルビ月極=げっきょく}さんは資産家だ
日本全国に空き地を持っている
でも、どこに住んでいるのだろう
月極さんのお家がない
そう思うと、ちょっとかわいそう
パートさんになった
月極で働 ....
伝えることができたのだろうか
熟れ落ちていく夕陽の悲鳴を
表わすことができたのだろうか
沈殿していく闇の舌なめずりを
キーを叩く指の隙間から
瞬間は呆気なく零れ落ちてしまう
慌 ....
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