弓道の防具で、右手にはめる革製のてぶくろみたいなものを「かけ」と呼ぶらしい。弦を引く際に、主に右手親指を保護するためのものであるとか。
 その革は子鹿のものであることが望ましいそうで、かけとなりう ....
             160114

拝啓前略
最近、
読んだかどうか覚えていない書籍が増えた
表題のも定かで無いが
雪の降る頂上付近にヒョウの死骸があったとかの
描写があったような ....
冷えた夜に冴えた月を眺めながら、
あなたを思い浮かべる。
私は窓の鏡のなかで、
薄皮を剥いでいく。

あなたの鼓動が私の身体に触れる。
私は刹那に哀しくなる。
歓喜に触れて哀しくなる。
 ....
溜め池の波紋が大きく揺れた
葦原に身を隠してはこちらの様子を伺っていた餓鬼どもが小石を投げ入れたのかと思った
そうか、いつまでも泣いてばかりは居られないのだ
ここから先はこの御玉ヶ淵に架 ....
晴れた空が広がっているのは
誰かが空に感謝を投げたから
海がいつまでも青いのは
誰かが海に感謝を流したから
「ありがとう」は持続する響き
どこまで遠くへ行っても決して衰えない
 ....
風も恋をするのだろうか 「一」という字の、地平を
我が胸に…刻む

「一」という字の、地平から
熱い湯気は…立ち昇る。

「一」という字の、念力で
切り拓かれる、明日。

いつの日か
ふり返った背後に
 ....
冷たい風が太陽を輝かせるだけだなんて考えは生真面目過ぎるからだろう?

運命が君の思い通りに運ばないのは
逆に世界の凡てが君の考える方向に動かされているからなんだ
、と
自分の死をまえに ....
失敗したのではない
成功しなかっただけだ

責任を取らされたのではない
責任を取らせてもらったのだ

誰でもできることは誰かでいい
誰もできないから私だったのだ

環境に左右されたの ....
水爆かどうか疑問も核は核 新月の子時。

広大な森林の奥深くに
闇を切り裂き閃光が走り雷鳴が轟く
それを受けた樹木が炎をあげ
火は連鎖的に燃え広がり山が焼き尽くされる

それは。



神々が手をかざし  ....
あの空の黄色と紺色が
どうやって繋がるものか
わからない

そこが
天国のありか

やり方の知れないことに
ほんとうのことは宿っていて
静かにいきものを見つめている
のだろう
 ....
           160109

カードをかざしてください
ドアは開いて中に入れます
マイナンバーカードをかざすのだ
持参しなかった方は
残念ながら、お入りになれませんので
至急カー ....
はじめからはじっこにいるまりさんをあなたはしっているのいないし
                    
はしってるきいろいしゃりょうじあまりがうつすまどにうつりこむき、み

つりこまれはなし ....
重たいドアを押して外に出ると
階段を数段上ったところで
思わず立ち止まる

百貨店の屋上は
すっかり様変わりしていた

複雑な段差を組み合わせた
明るい色調のウッドデッキ
オリー ....
           160106

どういうわけか唯一神のイスラム教の
シーア派とスンニ派は仲が悪いことがある
圧倒的少数派のシーア派は何処の誰にでも
仕合わせをもたらすような普遍性を追求 ....


① もうぜんぶすべてはきみ次第なんです 明日の朝がはやくあるように


② これなにもつけずにたべてもおいしいといったあとにはひけないきもち


③ 水にぬれいたんだ髪きしむてぐ ....
朝は人生のようだ
ようやく始まってもすぐに
終わりの兆しで満たされる

佇む人の内側には
透明な水が鏡を作っている
朝の人間は水でできている

信号灯は消し忘れられ
薄明 ....
セロファンを越して会いたい真実も嘘もおまえの言葉なら良い


存在が薄まるきみが遠くなるパーカーの(柄)(色)(かたち)さよなら


先生は、いヽえなんでもありません
くっき ....
モモンガとムササビの違いを述べよそして私を奪って逃げよ 島の西側には 人は住まない

西方浄土に開かれた島

穢れのない 輝く砂浜が 所々に小さく開かれて
海からの精霊たちが 少しの間休むための 青の洞窟

島を縁取るガジュマルの分厚い林が  ....
切れた指の皮膚の、
先端から咲いた小さな焔が、
野を駆けるように、
街へと拡がっていく。
私の思念のなかの街へと。
思念の街には色々な人が住んでいて、
皆、凍えながら何かを待っている。
 ....
2015年がもうすぐ終わる
2015年は死んで過去になるのだ
2015年は1月1日に生まれ
2015年は12月31日に死んで往く
2015年の寿命は一年と定められている
2015年の前の年も ....
編集でウケたとこだけ繋げれば我が人生は120秒 年の暮れにすっかり見通しのよくなった玉川上水を歩く
日差しというのは本当にこんなものだったろうか
木陰を求めなくなった皮膚が季節を飛び越え
あるいは目の前の季節以外を忘れてしまったみたいだ
足 ....
はい
父は一昨年なくなりました
何でも胃の腑に硬い{ルビ巖=がん}なるものができたとか
何も食べられず痩せおとろへ
眞つ黒な血を幾度も吐いたすえに死にました
よきかなよきかな
 ....
 時の歩みに歩幅を合わせると見えてくる現実。
 
 真夜中に息を潜めると聞こえてくる騒音。

 眠りを妨げる得体の知れないものたち。

 そろそろ今年も終わる。

 新たな年には新 ....
    北

極星のもとに彼は立つ
視界に都市と荒野を広げて
その指先から綴られゆく言葉に
閃く叡智の稲光


    西

葡萄色の雲を漂わす
美しい黄昏の瞳
彼は歌う 深々 ....
風帯びてローファー鳴らすハイティーン戻れないわたし片道切符 くるしゅうないちこうよれと
太鼓腹のクルシミマス
赤服を裏返せば
七福Zineリバーシブル
宝船はリバー渋る
Oh! うなばら漕ぎいだした
大後悔あれもこれも
取り込んで八百万の
片づ ....
るるりらさんのおすすめリスト(6713)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜更けの紙相撲「かけがえのないもの」- そらの珊 ...散文(批評 ...716-1-15
キリマンジャロの雪- あおば自由詩11*16-1-14
カンヴァス- あおい満 ...自由詩10*16-1-14
そして始まりと終わりにミンク鯨を食べたものたち- アラガイ ...自由詩13*16-1-14
感謝- 葉leaf自由詩1016-1-13
、ところで- もっぷ自由詩516-1-12
「一」___- 服部 剛自由詩616-1-12
貯水地- アラガイ ...自由詩9*16-1-12
左遷の品格- イオン自由詩3*16-1-11
水爆かどうか疑問も核は核- 北大路京 ...川柳416-1-10
焚き火- HAL自由詩6+*16-1-10
歌の役割- やまうち ...自由詩416-1-10
かざしことば- あおば自由詩11*16-1-9
はじまりのはじまり/即興ゴルコンダ(仮)- こうだた ...短歌4*16-1-8
煙突と月見うどん- nonya自由詩22*16-1-7
はじまりのはじまり- あおば自由詩5*16-1-6
CROSSWORDS_- さわ田マ ...短歌4*16-1-6
朝の風景- 葉leaf自由詩416-1-6
ぼくは希薄でかわいい- 初谷むい短歌1016-1-6
モモンガとムササビの違いを述べよそして私を奪って逃げよ- 北大路京 ...短歌616-1-4
神の座- いねむり ...自由詩2*16-1-3
手紙- あおい満 ...自由詩6*15-12-31
老俳優- ただのみ ...自由詩15*15-12-31
編集でウケたとこだけ繋げれば我が人生は120秒- 北大路京 ...短歌6*15-12-30
玉川上水- 高橋良幸自由詩9+*15-12-30
YOKIKANA- 山田せば ...自由詩515-12-30
ご挨拶の詩- ヒヤシン ...自由詩10*15-12-30
方位座標系- 塔野夏子自由詩8*15-12-29
駆ける_今- えんちゃ ...短歌315-12-29
よきかな、よきかな、迎春に添えて、/即興ゴルコンダ(仮)投稿 ...- こうだた ...自由詩6*15-12-28

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