小さな音にも
   怯える夜
   泣き虫のわたし
   行き場のない衝動を抱えて
   闇に眼を凝らす
   枕の下で圧し潰された
   我楽多の夢を探しながら
   夜 ....
エイプリルフールに嘘もつかず通勤電車の千の目玉の泳ぐなかO・ヘンリーの短編を読んでいる貧相な美少女の内心は化粧広告と拾い読みの愛の言葉がガスを吐き出す夢七色のドブ川にはあらで、清楚なカレンダーを書き込 .... 縦や斜めや裏返しにわたしの体がぎっこんばったんやられているあのときに決意しました。わたしはたぶんわたしではなかったです。黄色いのや赤いのは好いです、青いのも緑のも好いです、白と黒も好いです。ただし ....               130331




回転体の慕情と怒りが大震災を引き起こすのだと
新聞紙上に描かれたイラストをトレイから溢れた汚水が消してゆく
絨毯ごと売ると猿が断言す ....
臙脂と茜 間の袂が ひらりひらり
本当の気持ちは金が走る襟の下
黒い帯締めや大きな花が散る白い帯で
殺している

恩師が朗らかに告げる
あなたはいつまでも鶯ね
そうおっしゃってくださるの ....
 月夜の晩に森に迷い込んだ。ブリキでできた木の幹と葉っぱの上を、糸状に光が跳ねていくので、歩くだけで遊んでいる気分になった。
 月のかけらを吊るした糸を、ぶら下げながら歩く男の子と出会った。騒がしく ....
今頃になって、風邪をひいてしまった。
久しぶりの風邪なので、体が風邪に慣れていない。
鼻水と咳が止まらない。新聞を読もうとすると涙が止まらない。体のどこから、そんなに水が湧き出てくるのかと不思議な ....
 風を眺め
風と語り
 風を伝える

もうすぐ名前がなくなる村の
公民館の屋根のてっぺんで

 風を聴き
風と歌い
 風を奏でる

僕は少し錆びついた時間を
飽きもせずにつ ....
葉は、
いつか散る

かならず散る

その
散る、というさまは
さびしいけれど
寒々しいけれど

散る、という務めは
葉にしか担えない

わたしには、
どんな務めが ....
もう なんにちも
雨は降らないし 降りようがない
雨乞いの呪文も
もはや効き目は薄れ
わずかばかりの
水を流して
やり過ごしている

 {引用=さかな 苦しいだろう
さかな 底に怯え ....
     右足が重いと
     おもっていたら
     いつのまにか
     根が生えていた
     しかたがないので
     歩きまわる
     根をおろさずに
  ....
都市気候に密閉された

お洒落な箱にいます

外はとても過ごしにくいのだけれど

箱に入れば何もかも揃っていて安心

そこは好かれる気配が大切

優れていても劣っていてもだめ

 ....
{画像=130329074436.jpg} 

{画像=130329080838.jpg} 

{画像=130329080859.jpg} 


 天候不順でさぞかし桜もとまどっているだ ....
いいねいいね僕らはいいね
夏の一番暑いとき汗流して働くと気持ちがいいね
僕らいいね
冬のかまくらの中であったまって、雪景色を眺めるのはひんやりいいね
君たちいいね
秋の枯葉に身を包み木枯らし ....
ピピピピピ―――

心のアラームが鳴りだした

頭の中で
コトバたちが
跳ねまわっている

このムズムズ感は
脱皮の前の予兆なのかな

 Are you ready?

変化 ....
ゆっくりと ひとりで 途を行くひとがいる あたたかくなり
さむくなり
三寒四温、
ひたひたと通り過ぎていく


少しずつ少しずつ
軽くなる空気、
匙でもきっとすくい取れないほどの
柔らかさ


季節の帯の端と端を繋げ ....
なぐなみみつめ
なくあほうどり
あほうとひにくる
にんげんのみこころ

ときやほしや
ははなるばしょへとながれた
なゆたのかなしみ
とはことなる
かなしみのゆれ

とあるひひるさ ....
消えちゃいたい
消えちゃいたい

融ける雪みたいに
はらはら降る桜のように

誰にも迷惑をかけず
誰も悲しませず
消えてしまいたい

そんな夜もある

だけどわたしは人間で
 ....
力の抜き加減を調整し 残った力の余韻がナチュラル

コンプレックスを只の生き物の様に生かし
 
 自分の足元を見る 観察の虫眼鏡で光を集める

菜の華の黄色い匂い ナチュラルさがラストノー ....
ご存知の方も多かろうが群青は泡沫恋歌さん主催の創作集団である。
メンバーは恋歌さんはじめ空の珊瑚さん木原東子さん為平澪さん十六夜KOKOさん等現フォの女流の粋を集めたまさに梁山泊である。
なかに映 ....
私の石はいま
眠っている
眠りながらも
あなたに関する記憶を育て
あの日と それにつづく日々を
絶対性のなかに閉じこめている
それほどに強い
あの日の記憶
どんな時間が私の上を
通り ....
 

    それは
    人の魂を包むものでした
    紫紺の夜空にぽっかりと
    白く人魂のごとく
    浮かぶのです
    隠されているのでした
    6枚の 花び ....
さらっとしながら
肌を刺すような
雪国の冷気も

真夏の高原の朝の
ぴりぴりくる
肌寒さも

その土地の
その季節が抱える
1日の予告

真夏のひまわり畑で
落雷や夕立も ....
早く、早く
手を取って
走り出す
子どもたちを追いかけて
私も月日をさかのぼり
もう20数年もむかしに来た

ことしのサクラの色
いつもよりもずっと
白っぽいのは
冬が寒かったから ....
君の鳶色の瞳のなかの風は幾千の山河を超え海峡をわたり

誰かを愛し哀しみを孕んで僕のこころに届くのだ

君の襟足は短く切り揃えられまるで夏のひなたの匂いがした

南回帰線から君の便りが届く ....
           130325


日常
常日頃
心掛けなくてはなりません
24時間を有効に過ごしましょう
朝食を抜いたり
寝る前に食事を取ったり
痩せすぎ
太りすぎにも注意し ....
昨日は三川町の小料理屋で待っていました
結局、あなたは来られなかったけど
ずっと想っていられたその時間だけが
私に届けられた贈り物だったのだと
そう思うのです。

去ると決めたら懐かしくな ....
見えない敵と
戦うよりも

たった一人に
向かう心を

少しずつ
羽ばたきながら
空の広さを
私は思う

あげは
風の強い日は

少し低きを
私は飛ぼう

あげは
 ....
日曜日の朝風呂は
どこか わくわくとして後ろめたい
隣のおばさんがそろそろパクチー(犬です)を
散歩させる時間
湯気でくもっている気配の浴室の窓をちらり見て
一体誰が入っているのかしらんと思 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_泣き虫_】- 泡沫恋歌自由詩12*13-4-2
四月- salco自由詩6*13-4-1
----- はるな自由詩1013-4-1
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- あおば自由詩5*13-4-1
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ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- 木屋 亞 ...散文(批評 ...3*13-4-1
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風見鶏- nonya自由詩19*13-3-30
散る葉- 千波 一 ...自由詩613-3-30
川という女- そらの珊 ...自由詩19*13-3-30
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- あおば散文(批評 ...7*13-3-29
いいね- 黒髪自由詩2*13-3-28
【_Are_you_ready?_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-3-28
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花びらの荷づくり- 村上 和自由詩413-3-27
消えちゃいたい- 凪 ちひ ...自由詩913-3-27
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創作工房「群青」薄紅に染まりし夕暮れ・十六夜KOKO・帰って ...- 梅昆布茶散文(批評 ...11*13-3-26
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かたびら- 鵜飼千代 ...自由詩22*13-3-26
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瞳のなかのストーリー- 梅昆布茶自由詩1113-3-26
_花びらの荷づくり- あおば自由詩11*13-3-25
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あげは- umineko自由詩17*13-3-24
準急列車が出発します- そらの珊 ...自由詩19*13-3-23

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