青空

エッフェル塔の下に
みかづきが眠っています。

それが

      青です


ラスコー洞窟で
クロマニョン人が股割して
腕を横にピンと伸ばします。


それが ....
地平線は果てがないけれども
果てを追い続けて
また元に戻るなら

目の前に線を引き
そこまでを果てとしよう

その先が新しいスタートで
何も無かったその線までは
ただのブランク
喪 ....
駅から家までの道を歩きながら
様々な方角へと視線を分け入らせていく
見たこともない花が咲いていたり
知らなかったガソリン貯蔵施設があったり
私の視線は細くしなやかな糸のように
ど ....
あれは確か
8月の日の最後の日曜日のこと
海辺に打ち上がった
クジラの噂で
町中が持ちきりになった

青いクジラは
夏の太陽の光を反射し
焼けてグッタリと
眠っていた

 ....
雑草の中にまみえる私
誰かが足を止めるのを
待っているかのように
じっと雑草の隙間から
空を眺めて佇んでいた
こうしてしおれて行く
雑草にもなれずに地を
這う小さなロゼット葉

思い ....
全世界のレンコンよ。
この声が聞こえるか。
私はレンコン協会の
誉れ高き会長である。

皆、歴史を思い出せ。
受難が続いてきたが
ついにその時がきた。
立ち上がる時がきた。

過去 ....
スマホのゲームしながら寝落ちする心地好い夜は、マクロス7のバサラがいる限り世界は安泰ってちょっとだけ信じてる。だから緑色に設定したメモ帳を開けて、緑なのに白紙のページにハミングをする。からっぽからっぽ .... おはようございます。
誰にでも呼びかける太った駅員さん
その改札は朝にしか開かない
仕事や学校や病院や用事で出かける人に開かれる
上の子が赤ちゃんの頃にもそこに居た
9時を過ぎるとシャッ ....
 
雪が降る、雪が降る、

赤いハートに降り積もる

春はまだか、春はまだかと、まるくなる



 
天国は嫌だな
人を見るのに見下ろさなくては見えない
地獄は嫌だな
人を見るのに見上げなくては見えない
現世は嫌だな
人を見るのに目を開けなくては見えない
自分は嫌だな
なんかわがままだ
なぜなら真新しい渕に一枚のはがきが落とされたから
なぜなら古い日記帳に挟まれたかつての友人からの手紙が鮮やかだから
なぜなら花は美しいだけでなく春は温かいだけでないから
なぜならどこ ....
正義と正義のせ
めぎ合い 置き
去りにされる血
と涙 見え透い
た手口のイカサ
マ 手札は不条
理のフルハウス
パンドラの箱の
隅を 爪楊枝で
つついているの
は いったい誰
 ....
海底を歩くシーラカンスの群れが
一斉にでんぐり返しする
脊柱の中の体液が
きゅう
と静かに鳴る

剃り上げた襟足に風を当て
コーヒーをすする
飲み下した熱い液体に
爛れた胃が驚いて
 ....
   賽の河原にて

幼児の地獄 賽の河原で鬼がぼやく
この頃河原に来る幼児の数が減って
たまに来ても 石積み遊びを知らない 
石投げばかりしていて危なくて近寄られせん
ケルンつくってみせ ....
光がどんなに早くたって
地球を廻ることはありません

もし一秒に7回半も地球を廻ったら
ぼくの陰はずーっと伸びて
延びて のびて 
ぼくに後ろから覆い被さり
また延びて 延びて のびて
 ....
漢字の書き取りをしながら息子が大粒のなみだをぽろぽろとこぼしている
耳という字を書いていた
どうしたんだ?と聞いたが俺には言わないらしい
その後スマブラをしたんだけど俺の勝ちがちょっと続いたら
 ....
明日のことを考えて
鼻を通り過ぎて忘れる
放火 雨水 金券ショップ
塩化カルシウムの沸騰を待ち
泡立ってきた頃に
湧き出るあれ
焼き鳥屋から
吹き流されるふやけた匂い
バースディケーキの上は綺麗に飾られた素敵な世界。いつもはジミィな醤油色に彩られたばあちゃんの食卓が、がぜん夢見がちな乙女色になるから不思議。白いくりいむからは甘い香りがしてきて、苺はまるでお姫様みたい .... 猫砂に埋もれた二人の思い出は
一部は綺麗に乾涸らびて
形だけくっきりと存在している

一部は砂がかけられずに
異臭を発して、未だ砂の上の鎮座する。


軋む心と身体を引き摺って
ほん ....
あなたは笑っているのか
どこにいてもわかるお日様の声

私たちの心臓は揺れていて
駆けつけたい気持ちではちきれそう
あなたの詩は泣いていて
文字をなぞれば指が濡れ
ゆき場の無い塩水が光っ ....
起きた時喪失を感じる。夢を遡り昨日を遡り、どんどん過去へと逃げていく私の心の半分。私は朝起きるたび心が半分になる。そして、過去へと遡って行った心は決して帰ってこず、その代わり消え去った思い .... 私が不治といわれる病気になった時
学校のことや
子供会のことなんか
代わって引き受けてくれたママ友に
「いろいろごめんね」と謝ったら

事情を知っている彼女は言った
「そんなこと、気にし ....
空白の多い時刻表を何度も見ている 暗闇の中で
夜眼のきかない私たちは
離れ離れになり惑い
不安げに歌を口遊む
重ならない音
不協和音が大気を揺らす
世界中が苛立ちで満たされる


もっと明るいうちに
互いの眼 ....
 夜暗の{ルビ静寂=しじま}を木がさらい
 あしたの歯車が回りだす
 小鳥のうたにくるまれたなら
 いのちは深く息を吸う
 {ルビ一夜=ひとよ}を越えて去る星に
 またねと花が笑いかけた
 ....
『お母さん、最初から一緒に寝てほしいの』
『あのね、お母さんは忙しいの。
 後で行くから、最初は一人で寝ないとね』

今夜も娘は
テディベアを抱きしめて寝ている
その規則正しい寝息を確認し ....
どこにもない場所を教えて
だれもまだ踏み込んでいない花園に
こっそり招待してほしい
月のなくなる夜でいい
火も電気も眠るころに
しずかにねどこを抜け出して
あなたの闇に逢いに行くから

 ....
 数え切れない
 手に負えないくらいの
 幾千枚の白いはなびらが
 ほとんどいっせいに
 枝という枝を離れて
 舞い踊る
 まるで蝶のように
 儚げであるのだけれど
 或る意志を持って ....
よろこび
いつくしみ
むさぼり

穢土はひとのこころにすむものか
浄土もまたひとのこころにあるものか

コーヒーに
砂糖とクリームをゆっくり溶かしながら
そんなことをおもう

そ ....
 冬の陽射しはなにか暖色系の粒子のようだった。体全体を引き締める寒さを、ほどよい負荷にしてくれる繊細さで頬をあたためた。枝の枯れた木々が覆う公園の歩道を抜けて広場にでると、水仙の花が一面に咲いていた。 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青空- コトバス ...自由詩2*15-3-2
線を引け- はて自由詩315-3-2
歩く- 葉leaf自由詩3+15-3-1
青いクジラ- オダカズ ...自由詩3*15-2-28
ロゼット・・・- tamami自由詩1115-2-27
レンコンよ、進め!- ブルース ...自由詩6*15-2-25
白紙にむかって歌うんだ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.16- こうだた ...自由詩4*15-2-25
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理由- 葉leaf自由詩315-2-22
見学者- nonya自由詩17+*15-2-21
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日月火水木金土- 奥畑 梨 ...自由詩115-2-18
アンゼリカの正体- そらの珊 ...自由詩14*15-2-18
猫砂- ……とあ ...自由詩11*15-2-17
お日様の詩- たちばな ...自由詩12*15-2-17
起きたとき- 葉leaf自由詩715-2-17
明日は我が身- そらの珊 ...自由詩17*15-2-16
空白の多い時刻表を何度も見ている- 北大路京 ...自由詩415-2-16
夜のオクターヴ- 衣 ミコ自由詩9*15-2-16
__朝- 中原馨自由詩315-2-15
テディベアと詩集とブランケット- 夏美かを ...自由詩36*15-2-15
どこにも書いてないことを教えて- 木屋 亞 ...自由詩4*15-2-14
墓所にて- そらの珊 ...自由詩2215-2-13
朝のユーモレスク- 梅昆布茶自由詩1715-2-11
Miz_5- 深水遊脚散文(批評 ...1*15-2-11

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