みどりの精悍な城あとをみる
稜線はふるえて、夜半
南へむかうと述べた喉の
ほとけに花燭を抱きあわせ
うきあがった契りの舟をそらへ
放流する手つきで 投げた

その眼には
映っているだろ ....
冬海の人近づけぬ厳しさよ その雪代に生きる魚あり 悲しさに満たされていた寒い夜貴方の前では泣けなかった 長い年月会っていない友人
それでも友人と言えるのは
年賀状にある自筆の文字

さて今年も…
勢いに任せて
「 い ち ど あ い た い ね 」
その昔
俺は 宇宙の中を飛び回っていた。
織り姫に懸想して、彦星から追われもし、
白鳥の首根っこも押さえもしたし、
ペテルギュウスのおならも嗅いだ。
オリオンの楯を盗んだり
カシオペアの辺 ....
きょうという日に
きょうという火が
ともされる
約束したわけでもないのに
東の空に

明るく
温かい
平等な
きょうが
どこから生まれてくるのか
ボクは
みつけた
旅の途中で ....
安全ピンが指に刺さりました
血も出ています
原因は私の不注意です

勉強になりました
安全ピンが安全じゃないことから
考察される
物品の名称 機能 リスクの関係

そして
景品 ....
渇いた湖底を
掠め
渦巻き
通過していく
そんな
低温の吹雪を

窓には無数のひび割れに似た
しばれ模様が張り付いて
空気中の水分は
耳にも
皮膚にも
触れない
喉も乾かして ....
散歩の時は
富士山が見える路地を探す

なんとなく
富士山にいつでも見られたい
気分で

今日は
いつもの しらす街道

生しらすは とてもおいしい

富士山はしらすを見ている

しらす達はすでに絶命 ....
1度目
剃髪する、というので付添うよと
しんみり待ち合わせ場所に行く
やっほー、とすでにつるつるの頭で現れやがり腹がよじれる
じゃあスキー行こうよ、とそのまま強引に長距離バスへ押し込まれる
 ....
あれは
花の散る音だよ
花びらの儚くはがれ
地に落ちる音
砂に擦れる骨片の
乾いた軋みのようだろう

あれは
時の流れる音だよ
流砂のさらさら崩れ行く
風と波の造る音
私の体を通 ....
ある日ぼくのもとに封書がとどいた
送り主をみると
その日暮らしの友舍

たしかにその日暮らしはしているが
友を募るほど盛大ではないし

あけてみると請求書だ
項目として

笑った時 ....
【 人生映画館 】

白いスクリーンに
私の人生を映してみれば
どんな映画になるんだろう?

始まりは
ごく平凡な子供時代から
思春期はシャイな少女の
夢見がちな その憧れと日常
 ....
嘘をついた少女の

大きな大きな麦藁帽

忍びよる

  祈りの歴史
吾輩はコネである
実力はない
コネだけで
人間どこまで通用するか
それが吾輩の生きるテーマである

おまえ、偉そうに
何を言っとんじゃ!

デヘヘ
まゆ毛を微調節すればするほどズレてゆく
9月の夕方にある方からメールを頂きまし
た。(あなたの詩は結構好きだがかっこつけ
すぎではないか)というような内容でした。
10月は攻撃して11月は防御 ....
君は最近歌を口ずさむ
歩いてきた距離は途方もなく長く、
希望を持って歩いてきたけれど
どうにもうまく行かないことが多くて
それでも前だけ向いて歩いてきた

君の歩いている道は
君が望んだ ....
生まれる前から解脱している 華奢な小枝が
今は居ない
おばあちゃんの
背中に見える

身を反らす
一張の弓に似せて

しなやかであるが
少し触れれば
脆く砕けてしまいそうだ

それなのに
見目良く
誰 ....
暗がりのなかの水
灯の無い窓に
階段は増えてゆく
樹に埋もれた塔の上部が
少しずつ空になってゆく


花を見つめすぎて
花になるもの
双つの入口
冷えた川を着て融け ....
取り出したばかりの粘土は
幾通りもの生を含んで
ぐにゃり
柔らかく在る

指で押せば
くぼみが現れ
手のひらで転がせば
丸を成す
いびつな複雑さは
魅力的である代わりにとてももろい ....
町あかり泣きそうに

にじんでる

あんなにがんばった

無駄にして

俺だけがわるいから


歩きたい

君がいる

あたたかい店に

行くだけでいい


町 ....
星が眠る頃僕たちは起きる。
グラタン朝よ。起きなさい。
そんな母の声で目が覚めた
グラタンとは私の名である。

あのグラタンかとの質問に
真っ正面から答えてみたい。
そうだあのグラタンで ....
幾重にも重なった電線を通る穢れに、涙を流すかのように星は落ちた。 何か自分に
とても
くだらなく、
そして
やさしいことを
してあげたくて
3歳児が寝静まってから
缶ビールとスナック菓子を用意した
酒は苦手で飲めない
けれど
時給ベースの仕事で
 ....
みえない月はどこにいる
いつもと同じ空にいる

みえてる太陽はどこへゆく
いつもと同じ空へゆく

互いになにを想ってる?
気にしてる?
気にしてない?

きいてみたいけど
きいて ....
{引用=過去の寄せ集めですが、明日からのために}


手の振りかた


{引用=賛成多数で
人として当たり前のことが
ぼやけてく

白い手袋を振るみなさん
頑張ってください

 ....
コートのポケットに
どんぐりが三つ
入っている

きのうの夕ぐれ
近所の公園でひろった
小さなどんぐりたち

てのひらの上で
ころころ転がしてみたり
両手で温めてみたりする

 ....
愛は気が遠くなるほど愛おしくて

いつもの苛立ちは遠く空の向こうへ

移り気な天気も何のその

えーんと試しに泣いてみた

終わりは見えなかった
イノシシがでるんだってよ

近くの山からおりてくるらしい
親子でいるのをみたって人がいた

イノシシはこわいが
イノシシを食べるのはすきだって人がいる

イノシシはきっと
人間がこわ ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
肩ごしに- とおの自由詩713-12-18
無題- gorsescent短歌3*13-12-18
寒い夜- 森川美咲短歌2*13-12-18
26年_年賀状- イナエ自由詩11*13-12-18
スペースキャプテン2- ……とあ ...自由詩14*13-12-18
猫のさがしもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-18
安全ピンが指に刺さりました- ichirou自由詩15*13-12-18
- Lucy自由詩21*13-12-17
しらす目線で富士山を見る- ichirou携帯写真+ ...5*13-12-17
_3度目の付添いだが今回はスキーとは関係無かった。- mizu K自由詩9*13-12-17
散華- salco自由詩1113-12-16
ひょうたん島移住計画- 梅昆布茶自由詩23*13-12-14
【_人生映画館_】- 泡沫恋歌自由詩20*13-12-14
- 乾 加津 ...自由詩13*13-12-13
吾輩はコネである- 花形新次自由詩1013-12-12
かっこいい散文- 左屋百色自由詩26*13-12-12
君の歌- ……とあ ...自由詩21*13-12-12
生まれる前から解脱している- 北大路京 ...自由詩313-12-11
小枝- subaru★自由詩18*13-12-11
ひとつ_うつわ- 木立 悟自由詩613-12-11
【終わりと始まりと】詩サークル「群青」12月の課題「終」への ...- そらの珊 ...自由詩2113-12-10
にじんでる- 吉岡ペペ ...自由詩213-12-9
グラタンと呼ばれて- ブルース ...自由詩5*13-12-9
「線の下」- 宇野康平短歌313-12-9
くだらなく、やさしいこと- うめバア自由詩2513-12-9
ふたつの空- 朧月自由詩213-12-8
夕焼けより、夜明けに- AB(な ...自由詩413-12-6
【_どんぐり_】- 泡沫恋歌自由詩22*13-12-6
あいうえお。- 駒沢優希自由詩113-12-5
猪女- 朧月自由詩313-12-4

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