座ったときの
長さが
一体なにを証明するのか
わからないまま
――座って見る景色はほんの少し懐かしいけれど
――座ってみる景色は背伸びする必要がないから
私は
計られ続けてきたけれど
 ....
私がどれほどのものでもないと認めることから、始めなければならない。それはとても恐ろしく重く苦しい作業ではあるのだが。

お気に入りのおもちゃだから容易に捨てられないだけで、おもちゃの方では案外、私 ....
 
ふにふにヘッドに ぷにぷにボディー

世界平和は無理だけど

守ってみせるぜ 家内安全 どすこいどすこい



 
一人ぼっちで世界に向き合う時には
マラソンランナーのような気持ちでいよう
僕は実際、血を吐きながら走ってきたのではないか
今日の夕べに眠りにつきたい

人と一緒に世界に向き合うときには
犬 ....
公園のベンチにすわって深呼吸をする。
遠くに青い山が見える。山はいつも見る風景の中に、変わらずにある。
おじいさんにもらった山である。
というのは真実ではない。
自分の詩の中で、自分勝手に自分 ....
心の庭にヒヤシンスが咲き乱れている。
私は悲しみを言葉にする者。
拙い言葉で眼前のキャンバスを汚す事になろうとも、
現実を直視し、血のたぎりを一筆で描ききる。
昨日の悲しみが今日に及ばない ....
冬が去ったとは言え
霧に覆われ風にさらされる離島礼文
ようやく萌え始めた草の緑に
きりっとしまった白い袋
鎌倉武士の母衣が花開く 

かつては
ニシン漁の男たちが
往来を始める島の ....
どうしてそんなに、大きなお口なの?
赤いずきんの少女は尋ねた。
それは至極妥当な疑問だった。
ペローならば、ぺろっとイカレ、グリムなら助かる運命の、幼気(いたいけ)な少女を、だが、もっとハルカニ ....
君が
君の石を置く
世界が君色に変わる

僕が
僕の石を置く
世界が僕色に変わる

きっぱりとした君の白
雪の淡いと
僕の
空を模したブルー

交互に
わかり合って
分か ....
人が(ことば)を綴るようになったのは
一体いつからなのでしょう?

無数の国のあらゆる時代に
(ことば)が創られるより遥かな昔
宇宙に独り(ことば)はしーんと、住み
あなたの胸に転生した( ....
「かわいい」
保育園の部屋に初めて入った周を
年長の女の子が、迎えてくれた

「じゃあね」
僕と妻はにこやかに手をふって
若い保育士さんに抱っこされたまま
きょとん、とする周をあずけてか ....
きせつはずれの

あなたは はなぐもり

きたかぜを てまねいて

ふるさとのにおいだと わらった

せまくるしい すいめんに

もうすぐ ほしのかがみが

やってくるはずなの ....
   砂地にのびる
   影法師
   不機嫌な男みたいに
   息苦しくて
   湿っぽい
   気圧が下がってる
   きっと
   嵐の前触れだ


           ....
人のフリ見て我がフリ直さず知らんフリー

スーパーの通路で話し込む迷惑な主婦たち

今どきの娘は〜という時に鼻の穴が膨らむ

老後が心配

バッグの中にはエコバッグ

無料(タダ) ....
{画像=140426112527.jpg}

都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた

1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ....
鳩尾を透過していく
風のライオン
たてがみの感触に
背中が粟立つ

睫毛を蹴って逃げ出す
光のインパラ
ボンネットを飛び移る
逃げ足が眩しい

舗道に投げ出された
影のアミメ ....
ぼくはカピバラさん

ネズミの仲間だけど  人間並みに重くて 温泉が好きで  のんびり屋

今はまだ  あまり知られていないけど  いつかは動物園の人気 ....
黒いサングラスをかけたカンガルーが、ライフルで狙ってる
その陶器製の、白くなめらかな母韻は、
ゴムのような口唇から何度も、何度も、
繰り返し発射されるから
執拗な子守唄に、もう寝付けない夜の― ....
田に水を張ると
一面が鏡になる

田植え前の一瞬
薄い空を映して

今年はどんな年かと
思案している

今年はどんな稲にしようかと
話し合っている

近くの葉桜が
 ....
退院の日は花冷えがした。うちにかえってきたら隣家の夫婦がやってきて、それから、いとしい宝籤は(宝籤は母と父が飼っている黒い犬だ)、尻尾を―先端だけがほんのわずかに白い尻尾―ちぎれそうに振って鳴いて .... 夜明けの森を夢見た わたしの閉じたまぶたは
光によってひらかれる あなたの白い
春のような指さきで


わたしのためにあなたは生きていた
わたしが悲しいときははらはらと涙を流した
嬉し ....
その漆黒ボディの目的は何かと問われても
生まれつきだから上手く答えられやしない。
私はご存じのとおりどう見てもコーラだよ。

このボディが理由で困ったことなどないね。
言っておくけどもこのボ ....
 水は、万象の旅人

 生き物の身体は
 彼等の泊まる、仮の宿

 水よ

 お前が
 笑いさざめくのは
 春の林床に降り注ぎ
 小川を結び、走るとき

 お前が
 咳き込み ....
水彩の草原に僕はひとり仰向けで、
空をゆく雲を見ている。
淡い太陽の光を縫うような、
ぼやける事のない雲の輪郭を僕は指でなぞった。

寂しくなんてなかった。
なんとなくの不安を誰かに知 ....
人は人生を

 (因果因果)と

   押して行くんじゃなくて

 (果因果因)と

   押され続けて、

 生きてゆくような気がする・・・。
 .... 子どもの頃
大縄跳びが苦手だった
自分の順番がきて
入るタイミングを計っているが
なかなか飛び込めなくて
戸惑っていた

後ろから
早くと背中を押されて
飛び込んだら
いつも縄を踏 ....
小さな凧になって
白い干潟の方へただよっていく
そんな夢をみた
空はいつもの人見知り
いそがしく雲がゆききして
染まるべき色を探している
そんな風力2の午後だ
お湯を沸かす

ドリッパーにフィルターをいれ

カップに乗せる



慣れた手つきで、変わらぬ手順で



コーヒー豆をフィルターに流し入れ

慣らし

静かにお湯 ....
笑いたいときに笑って

泣きたいときに泣いて


あたりまえのことだけど

それって
とっても

美しい

自分の感情に

素直に生きて

素直におもう


そん ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよなら、座高- そらの珊 ...自由詩12*14-5-5
手を離す- 森川美咲自由詩4*14-5-5
どすこい- 殿上 童自由詩16*14-5-4
マラソン- 杉原詠二 ...自由詩3*14-5-3
分け入っても分け入っても青い山- yo-yo自由詩8*14-5-3
岩手の父に贈る詩- ヒヤシン ...自由詩10*14-5-1
レブンアツモリソウ- イナエ自由詩14*14-5-1
赤から青のメルヘン- ハァモニ ...自由詩4*14-4-30
オセロ- umineko自由詩8*14-4-27
夢の手紙- 服部 剛自由詩914-4-25
小さい靴_—入園の日に—- 服部 剛自由詩1614-4-25
即興___真珠を真似るひと- あまね自由詩1014-4-25
【_前触れ_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-4-25
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の八- 泡沫恋歌俳句6*14-4-25
黒猫_/_陽の当たる暗闇に消えていくもの- beebee自由詩25*14-4-25
21℃_31%_4m/s- nonya自由詩19*14-4-24
ぼくはカピバラさん- S.K自由詩214-4-24
わけがわからない程- ハァモニ ...自由詩3*14-4-24
春の田んぼ- 小原あき自由詩5*14-4-23
満足- はるな散文(批評 ...514-4-23
アグネシュカ_夜明けの森- 石瀬琳々自由詩10*14-4-23
祝福するコーラ- ブルース ...自由詩3*14-4-23
透明な声- まーつん自由詩13*14-4-23
水彩画の少年- ヒヤシン ...自由詩9*14-4-23
【短詩】因果- ハァモニ ...自由詩2*14-4-23
分水嶺- TAT短歌1*14-4-22
【_大縄跳び_】- 泡沫恋歌自由詩10*14-4-22
カイト- あまね自由詩914-4-21
コーヒー- a-little-bir ...自由詩5*14-4-21
悲しいときに泣いて、楽しいときに笑って。- 無花果自由詩3*14-4-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226