重力を連れて散歩に出る
途中で箱に捨てられた電卓を見た
すでに衰弱して鳴く気力もない
可哀想だったが液晶は嫌いだ
電圧に媚びを売る様が正視できず
家に連れて帰ることができないのだ
ポケット ....
かなしみをください
あなたの傷口のように深い夜に

ことばをください
書き忘れた遺書のように
端正に綴ってみたいのです

桜が眼に沁みてなぜかせつなく
なにかを教えてくれるのですから
 ....
 春への憧れ


風の唸りとみぞれ雨 白激しくて雪から氷
春は名のみに 待ち待ちし
春への憧れ 今日終えて

春は来にけり 吾が庭に
仏の座母子草 胡瓜草姫踊り子草
さり気なき草々の ....
鮭が鮭であるために
何をすべきなのかを
考えているようなら
僕はまだ鮭ではない。

鮭が鮭であるために
鮭以外にならぬよう
上すべりで川上りな
振る舞いを意識する。

鮭が鮭である ....
朝、目が覚めたら
春だった

君は知らないかもしれないけど
私たちは三十億年の昔から、
三十億回にわたって春をむかえている

そして、私たちの体は三十億回にわたって
内臓波動の生命記憶 ....
世界最短の詩が何であるか、皆さんはご存知だろうか。

恐らく誰もご存知あるまい、と筆者は思料する。したがって、この文の最後にもういちど、皆さんに同じ質問を投げかけるので、以下の記述を読んだ上で、あ ....
我が社に知的障害持った青年が入社した
長い期間研修で頑張って入社した
彼は我々の新しい仲間だ

18歳の彼は真面目で優しい
彼を見ていると
健常と障害の違いは紙一重だと思う

彼の ....
いけ、いけ、リスクを獲れ
いけ、いけ、リスクを抉れ
いけ、いけ、リスクを掴め

掌で、あの日流した悔し涙を
もう一度、握り潰して
額には、汗を滲ませ
いざ、中央突破のフィールドへ
繰り ....
あごがはずれたまま二週間経ちました。

新聞でよく見る小さな豆。知識を、きりとって一枚の紙にまとめて
また新聞紙を作ってみたり、多分その後、その紙を隣の誰かにあげて
あげた紙がツイートされる、 ....
「劣等生」の レッテルが 悔しくて
「優等生」に 書き換えた 

悪戯に気付いた 先生は
「遊等生だな」と 叱ったが
ボクは 気にしない

気にくわぬ 看板は
描きなおせと 教えられた ....
冷たい空気が流れても
温かい言葉が一瞬で変える

愛は場の空気を
和ませて楽しい雰囲気を生む
大きな輪の中にいる感覚

身体は敏感に反応する
ちょっとしたことでもすぐわかる
今はこん ....
手を冷やしそれぞれ作った雪だるま溶けて一つになるのも愛し


風邪引いておでことおでこをくっつけるついでにつけた唇の熱


髪の毛をグシャグシャ撫でる春一番荒くて優しいアナタに似てる
 ....
   携帯は見ない
   家事はいっさいしない
   仕事のことは考えたくない

   窓も開けないで
   一日中 ボーとして
   無為の時を過ごしている

   病気じゃないけど ....
ショーウィンドウの前から
ふわりと剥がれた影は
軽やかにステップを踏んで
もうひとつの影にくっついた

大きな紙袋をぶら下げて
せかせかと動き回る影は
スマホを耳に押し当てたまま
 ....
様々に


想い


小瓶に溶かした毎日を



忘れない





僕達の留まる時間は瞬きの速さのうち




着飾った混乱の中に一筆を記して






また



あしたの色を探して
 ....
帰宅する

幹線のJRの駅から田舎電車に乗り換え
一五分ほど奥まった田舎の駅
そこが自分の住む家の最寄り駅である。
妻と子が二人、義父母二人
六人が暮らす自分の家だ

自分の父母は随分 ....
深緑の忘却の中で私は啄木に深く共感する。
確実なものを求めていた私の何かが滝壺に飲み込まれてゆく。
逃げてゆくネズミの尻尾を追いかけるような真似はもうやめよう。
ただ素直に、誠実に生きよう。そし ....
それはなかったことにして

ではなく ないことにして

これもなかったものと泣き

いや ないものと叫びたいだけで


火の粉が夜空を浮遊する


仰ぎ見るわたしの口 ....
 眠れ
 眠れ
いまは
亡き者よ
 眠れ

遠くへ
遠くへ
行って
そこで
 眠れ
 もう
 帰る
ことの
 ない
遠くで

 眠れ
 眠れ
 ....
はるののでツクシをつんでいるとき
かんぼくのあいだを とおりすぎるかげ
そいつはイタチだ

かんぼくのなかをのぞくと
なくしたスーパーボールや
ミニカーがみつかるにちがいない
イタチのこ ....
こんばんわ。
君が今起きたばかりだとしてもそんなことはどうでもいい。

改めて自己紹介をすると俺は「はら☆わた」というバンドのボーカルであり,
「天国」というプロジェクトの主宰であるイマオカモ ....
見知らぬ男たちに追われる夢
叫んでも叫んでも届かない夢
歯が何本もぼろぼろ抜ける夢
昔の友が今を共にしている夢
夢だと気づいて目が覚める夢
覚めても覚めてもまだ夢な夢
夢にうんざりして起床 ....
そして
げんこつが口から出なくなっている
そして
窓もない玄関もない俺の部屋
そして
掃除してエアコンつけて誰もこない
そして
スロー再生しておっぱい見えない
そして
口裂け女の胸を ....
現代詩フォーラムという場所に限定していえば、ここに投稿されるいわゆるネット詩と呼ばれているものは膨大な数が毎日投稿されている。
タイムラインはよどみなく更新される。一日開かないだけで、ひとつの詩は一 ....
よく晴れた朝
新しい職場へ向かう
昨日の特訓で疲れているけど
今日も頑張れる
覚えなくてはならないことがありすぎて
頭がぱんぱんになる
あまり眠れなかったけど
ちょうどいい緊張感だ

 ....
 今年も春が巡ってくる。年度替わりの時期でもある。一つの区切りではあるので、年度を振り返ろうとしたら、ここ数年の振り返りとなり、出版された詩集を数多く読んできたわけではないと不勉強さに気づく。それでも .... 初めておばさんと呼ばれたのは
娘を保育園に預けて働き始めた頃だった
仕事が終わって迎えにいくと
小さな子どもたちが
今度は自分の親の番かと
わくわくしながら遊んでいる

時間外保育の部屋 ....
表通りはこんなにも穏やかなのに
私の心は悲しみの連鎖に怯えている。
残された時の歩みの中で、
一体何が出来ると言うのだろう。

愛する木々のさざめき、予感の連続。
ひと月。永遠のひと月 ....
不自然な学校のほうが
自然学校よりも
自然がよく解る

ブラック企業のほうが
ホワイト企業よりも
経済がよく解る

クチコミのほうが
マスコミよりも
世間がよく解る

だけど
 ....
「会社が潰れるかもしれない…」
夫が青白い顔でポツリと言う

「そう。じゃあ、じたばたしても仕方ないわね」
私は、パッションフルーツ入りの
プレミアムヨーグルトを食べながら答える
視線はス ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
重力を連れて散歩に出る- 自由詩1614-4-1
憧憬。春- 梅昆布茶自由詩24*14-3-31
サークル「群青」_課題「春」_『春への憧れ』- 木原東子自由詩9*14-3-31
鮭が鮭であるために- ブルース ...自由詩2*14-3-30
三十億回目の春- そよ風自由詩1*14-3-30
【HHM2参加作品】_世界最短の詩- ハァモニ ...散文(批評 ...5+*14-3-30
新しい仲間- ichirou自由詩14*14-3-30
明日への滑走路- 服部 剛自由詩6+14-3-29
アクリルバラッド- 赤青黄自由詩1*14-3-29
レッテル- 藤鈴呼自由詩2*14-3-29
空気- 夏川ゆう自由詩314-3-29
つぼみ、開花_、そして「○○○○」- 時子短歌4*14-3-28
【_仮病_】- 泡沫恋歌自由詩20+*14-3-28
影の春- nonya自由詩20*14-3-27
薔薇色の世界- オリーヴ携帯写真+ ...214-3-27
不安−詩想との訣別- ……とあ ...自由詩17*14-3-27
廻る軌跡- ヒヤシン ...自由詩10*14-3-27
赤い空_________「群青」四月課題『嵐』出品- 芦沢 恵自由詩24*14-3-26
三月の子守唄- 岡部淳太 ...自由詩914-3-26
イタチ- イナエ自由詩18*14-3-26
HOW_TO_天国/天国主義のすゝめ。- モンロウ散文(批評 ...114-3-26
悪夢- 森川美咲自由詩4*14-3-25
禁断の北大路京介引用詩- 左屋百色自由詩15*14-3-25
【HHM2参加作品】「旅立つということについて」小林青ヰ- そらの珊 ...散文(批評 ...8*14-3-25
バイオリンを弾く猫の絵のついたマグカップ- Lucy自由詩22*14-3-25
【HHM2参加作品】「沈黙」を聞き、「いま」を読む_—_縞田 ...- N.K.散文(批評 ...3*14-3-24
【_おばさんラプソディー_】- 泡沫恋歌自由詩22*14-3-24
岩手の父へ- ヒヤシン ...自由詩11*14-3-24
不自然学校- イオン自由詩8*14-3-23
プレミアムヨーグルトを今日も買いに- 夏美かを ...自由詩31*14-3-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224