どこまでが今日なのか
分からなくなった今日
昨日のテレビ欄を見たって
へぇ〜と吸って ほぉ〜っと吐く
テレビは見ませんからいつだって新鮮なのです。

今日が分からなくなった今日
サングラ ....
こうふくを
くださると
いうから

れつにならび
こうして
まっているの

せんとうは
はるかかなた
うしろもおなじ

すこしあきて
ふとみると
れつからひとり
 ....
            滴
            り
            落
            ち
            る
五月の終わりの静かな夜の暗闇は遠く無限 ....
ゴミ箱を作ったので
いらないものを捨てた
だけど、ゴミ箱はまだ満足していなかった
仕方がないので
最近、増えすぎて
持ちきれなくなった不安を捨てた
ゴミ箱は少し満足したようだった
その日 ....
蚊取り線香は
金鳥に限ると
じいちゃんは言っていた。
今分かった理由

ツユクサ
ムシトリナデシコ
鈴なりのコバンソウ
脇役の花たち

バイオリンの音
弾む音
朝霧に
包まれ ....
あなたはいつも
わたしの
開かれた窓でした
そこにはいつも
新鮮な空気が流れていて
清潔な水色の空とつながっている

たとえばそれは
岬の草はらの淡いスケッチで
たとえばそれは
ガ ....
森の夢―古いボート          前田ふむふむ

     1

青い幻視の揺らめきが、森を覆い、
緩んだ熱を、舐めるように歩み、きつい冷気を増してゆく。
うすく流れるみずをわたる動物 ....
よく、
「星に手が届きそうな夜」
という表現が使われるが、
そんな光景を想像してみた

「星に手が届く」ための条件は二つある
一つは、手が何万光年という途方もない長さにびよ〜んと伸びること ....
ものの名を知ることは
世界ととけあうことだ
曇天の下
すべては自らを中心に
分断されている
その心がかなしく
またこわいのだ
誰も知らない場所で
花が落ちるように
周囲から急速に暮れ ....
某公園の池
15?先に浮く物体を指差し
「あ、白い水鳥。なんて鳥だろうね?」
「あれ、レジ袋だよ」

ここでまた一つ
小さな夢は潰された

学校帰りの道すがら
物体の手前3?
(あ ....
悲しみを表す言葉を並べて

悲しみの詩が出来たら

その悲しみは意思をもって

そっと旅立っていく

そんな気がして

僕は少し嬉しくなる



喜びを表す言葉を並べて
 ....
どれだけの人が 失恋の詩を 書き綴っているのだろう
どれだけの人が 悲哀の詩を 書き記しているのだろう
どれだけの人が 自嘲の詩を 書き殴っているのだろう
どれだけの人が 妄想の詩を 書き留めて ....
僕はこころを奪われたことがない

がむしゃらに泣いているときは自分がみていてくれるから

僕はこころを奪われたことがない

春の夜風が気持ちいいのは、お風呂から出たあとだと知っているから
 ....
 ことり ことり

音がしますね
なんの音でしょう

 ことり ことりこ 

不思議な音です
誰がこの音を出しているのですか

 ことりこ ことり

では、ことりさん、と呼びま ....
川沿いの道を 
からんころんと下駄鳴らし 
着物姿で{ルビ闊歩=かっぽ}する 
5才の姪のかほちゃん 

ほどけた帯紐に 
つまづかないよう 
後ろから追いかけて 
地面に垂れた紐を持 ....
{画像=080504235430.jpg}
満員! 
定員オーバーだよ!
でも

山手線の中でも
五月の風は吹くんだ。
赤ん坊の髪の毛が揺れている。
ふわふわ遊ぶ髪の毛を見ていると
 ....
魚の眼は
青いモノしか通さない

体の奥に届く
酸素の色を知らない

かわいそうだと
言ってくれると
こころが安らぐ


ここはどこの海ですか。


寂しさばかりが
何か ....
スプーンで
粉っぽいくせに
白いお砂糖と
むりやり
無理矢理だよ
ぐるぐるってさ
なんとなく
計算なしに
ぐるぐるってさ
ねえ
私たちに似てるかも
なんてこと
なかったのにさ
 ....
その男は長すぎる余白を嫌う

長すぎる沈黙を嫌う

長すぎる空白を嫌う

長すぎる余白設定を嫌う

長すぎるスペースを嫌う

長すぎるスペースキーを嫌う(英語キーボード!)

 ....
ほどけてしまいそうな
女の子のからだから
春をとり出してならべる

つみぶかい瞳が
まだそこにおよいでいる
名前の知らない五月の旗
活字から顔をあげて
だれをみる
外をみた
窓 ....
ソックス好きのサックス奏者はデラックスなフォクスのソックスをマックスまでサックスに装着。ルックス的にはハイソックスの方がオーソドックスであるがコンプレックスを無くすためパラドックスとしてあえてサックス .... 凡庸なひとりの人の内側に 
身を隠す「豆粒の人」は 
いつも光を帯びている 

脳裏に取り付けられた 
あるスイッチが押され 
心の宇宙に指令は下り 

凡庸なひとりの人の内から 
 ....
夜風を、友よ、

ぼくは、青春と呼ぼう、


黒の日だまりのなかで

ひとりを抱えて

自転車をこいでいる

いくつか光を過ぎて

セルロイドみたいな

外灯のそばの新緑 ....
病人は目を醒まし
言葉にならない声でさけんでいる
葬儀屋が切り取った脚を
箱に入れて去っていく
皮膚は黒かったが
骨は白いままだろうか
もっと遠い窓の向こうでは
咲いたばかりの花が
離 ....
訳もなく
お砂糖の糸の溶けて漂う
コップの中の水の宙が
明るい、そこへ
悲しい左目から順に
預ければいい


ほら
眼球が融けて、眩しい
それから右の頬 ....
寝ている隙にブーツの中のにおいを嗅いだ
気が遠くなるという言葉の意味を知った
君を好きな気持ちに変わりは無い

寝ている隙に鼻毛を抜いてみた
殺すぞゴラァと胸ぐらをつかまれた
君を好きな気 ....
風の強い朝に吹き散らされた雲の放恣な広がり
僕たちの寝乱れたシーツのようだねという君を
横目に見ながら私は昨日身体の中で一度だけ
咲いた水の踊りを思い出そうと必死だった
テーブルの上に置かれた ....
朝起きたら布団がチーズになっていて
僕はトーストになっていたんだ
左脳の辺りを噛みちぎられて
イメージだけで世界は動く
しまった僕の新しい顔はもうない
昨日サンドウィッチになって
全部食べ ....
苦笑いの男は残酷な少女にこう言いました
「生まれ変わったら 一緒になろう」

残酷な少女は少し笑って言いました
「うん いいよ」 

そう約束して二人は別れました

苦笑いの男は無知な ....
おでことおでこをくっつけて
君と春のうたた寝
寝息が波のように遠ざかり
いつしか君は夢の中
匂うような春はこんなふうに
小さな子供に戻って
やさしい眠りに包まれていたい
そっとそっとゆら ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あさっての新聞- そらの  ...自由詩8*08-5-25
【れ】_れつ- RT自由詩408-5-24
暗闇- beebee自由詩7*08-5-23
ゴミ箱- 小原あき自由詩32*08-5-23
ツメクサで茎相撲を- ペポパン ...自由詩7*08-5-23
あなたという風景- 佐野権太自由詩22*08-5-22
森の夢ー古いボート___- 前田ふむ ...自由詩24*08-5-18
ツカミドコロのない話- Honesty散文(批評 ...2*08-5-11
落花- 岡部淳太 ...自由詩1108-5-11
鳥見病- アザラシ ...自由詩13+08-5-9
沈黙の奏- COCO自由詩19*08-5-9
【根っこの方へ】- つむじま ...自由詩7*08-5-8
僕はこころを奪われたことがない- ever自由詩308-5-7
ことりさん- 高島津諦自由詩208-5-7
犬のさんぽ_- 服部 剛自由詩408-5-5
満員電車と赤ん坊- beebee自由詩708-5-4
サカナノメ- オレンジ自由詩208-5-4
ココアの気持ち- umineko自由詩15*08-5-3
【長すぎた余白】- つむじま ...自由詩4*08-5-2
メーデー- アオゾラ ...自由詩2508-5-1
クスクス- 木屋 亞 ...自由詩2*08-5-1
豆粒の人_- 服部 剛自由詩508-4-30
さよならの前につたえる- 吉岡ペペ ...自由詩1308-4-28
四月- 岡部淳太 ...自由詩1108-4-23
お砂糖不全- A道化自由詩308-4-20
ブーツの中のにおいを嗅いだ。- もののあ ...自由詩8+*08-4-19
水の庭- 及川三貴自由詩308-4-19
詩人では、ない焼きたてでもないただ、さめている- 木屋 亞 ...自由詩1*08-4-19
【前世_来世】- つむじま ...自由詩3*08-4-18
春は夢の中- 未有花自由詩12*08-4-18

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