故郷を思い浮かべ
ここがどこなのかを忘れる
東京の果てに海の広さを描く川で
僕はひとり 遠い国にいきたいと叫ぶ
水上バスが波を立てていく
橋の下にいる人々を思う
それはあなたの不在より

戻ってくる沈黙が

のしかかるあいだ

かくも連ねて

欲望のあいうえおの全貌から
「ん」でふんばってる「人」よ

みえる領域に

何云うつもりないなんて
何云 ....
朝起きてカーテンを開けたら、陽が差してる。
パンを食べて、コーヒーを飲む。
スーツに着替えて、会社にいく。
メールチェックをする。返信する。
技術資料を作る。
同僚と談笑する。
昼ごはんを ....
大きな地震がありました

とんでもない津波がありました

爆発して放射性物質が飛びちりました

自然もにんげんがつくったものも

にんげんも

こころの行き場に無関心でした

 ....
 
 
どうもよくわからないのは、これ見よがしに、被災地の追悼式に来ました、とか言ってる連中。まだなにがあるかわからないんだから、そんなに被災地に人が集まっちゃったら、またたまたま大地震がきた時に ....
 
 
わが家でも震災を追悼して、石油ストーブでカレー作らない?と妻に提案したら却下された。あの日食べたカレーは人生で一番うまかった。
11日当日の夜は、カップ焼きそばを、石油ストーブで温めた ....
ゴツゴツした大きな悲しみ
それがあなた
そばに転がっている
小さなカクカクしたのが
私の小さな悲しみ

目をつぶれば
押し潰されそうになってる
だから怖くて
目をいつまでも見開いてる ....
 
 
小銭を持って忍び込む
生臭い二つの身体で

薄汚れた僕らの下着は
日々の生の慎ましやかな残渣
死に対するささやかな抵抗

乾燥機をかけよう
余計な水分が
涙にならないよう ....
だらだらと生きている
のうのうと生きている
うだうだと生きている
世間を欺き生きている

自分を騙して生きている
笑いをつくり生きている
怒りを見つけ生きている
元気にみせて生きている ....
 そう遠くない昔
 高知県の海岸には
 遠洋漁業で命を張ったお父やんたちが
 子どもの土産にと連れ去って帰った
 ペンギンが
 うろうろしていたそうだ
 すぐに飽きられ捨てられて
 浜に ....
{引用=
春は、阿修羅の使い
むごたらしく やすらかな眠りをさまたげる



         *


 誰もが
ぬくもりの休息の時に、永遠をしらず
蠢きだす
 

 けし ....
わたしの脳みそを
たべてください
すべて台なしに
してください

満足も
不満足も
ない地平へ
向かうあしを止めぬまま
わたしは台なしになりたい

そのとき、
言いかけたせりふ ....
破滅は
つねに
目の前にいる

破壊は
今にも
始まりつつある



奔流の
激しさにただ
立ちつくす

奔走の
道は一体
どこ行くか



脳波が
織り ....
ざんどのしょりはすすんでいますか
じょせんのじっしはすすんでいますか

拝啓
最近とんとお話を聞かなくなりましたが、
ざんどさんお元気ですか
ほうしゃせんさんお元気ですか

東日本にば ....
忘れることはない。
毎年、この日が近づくと必ず思い出す。


忘れることはない。
忘れても、忘れても、思い出す。
忘れても、忘れても、思い出さざるを得ない。


毎年、毎 ....
もうひとつの冬へ帰る
小鳥は脚に
小さな赤いリボンをつけて
少年の手を飛びたつ

椿の木から木蓮の木へ
ためらいもなく羽はうつり
空の色に
吸い込まれて消えた

手のひらに残る
 ....
 
晴れた日にうたう歌がある

雨の日ににうたう歌がある

僕には、歌がある



 
意識の地中に
閉じ込められた想いは
言葉になることも許されず
凍てついた時間の底で
膝を抱え込んでいた

想い出したように吹く
溜息によく似た風を頼りに
出口を探したこともあったが ....
かたくなに
かたくなで
かたくなな
かたくなよりも
かたくなを
かたくなと

する
陸に上がることなど望んでいなかった
沖から寄せる波に乗せられたのだ
いつになったら戻れるのか
オットセイだったら良かったのに
だが人の助けが無くては水の上でも
自由には動けない
ましてや陸 ....
化石少年は砂岩の中にある海中生物の
痕跡に魅入られていた

数十万あるいは数百万年の時を経て
無名の海底生物の生きた証左が地の中の眠りから
主亡き痕跡という奇跡の造形のままよみがえる

 ....
露天の さまし湯に 独り

寒緩む月の右側に 一番星

やがて 一つ二つ 


あとは


何を思うわけでもなく 
考えるわけでもなく

湯煙と たわむれながら

 ....
雨の一粒一粒が誰かの愛なんだってイメージできたら
一身に浴びる人は拍子抜けするくらい幸せなんだろう

すごいスピードで飛んだ鳥!
かれにとって街は一瞬通りすぎた愚痴みたいなものか
す ....
 
 
ネズミもいた

アヒルもいた

犬もいた

小さいけれど
電気で動く遊具もあった

あっちにいるのは着ぐるみの
偽物ばかりではないか

そう言って
こども動物園の ....
十億光年の彼方から
飛来した一枚の花びら
一生をかけて旅しても
たどり着かない遠い星

送られてきた切れ込みの
入った桜の花弁から
感じる宇宙の拍動

地球は丸く
銀河は楕円
さ ....
               130309



私怨団体の方に言われた
逃げてきただけではないかと
支援団体の方の後ろに隠れる
2011年3月11日以来
どんな厳しい環境でも
踏み ....
数回 ドアを開け
椅子にストンと着地した
無数の とまではいかないが
たくさんのフィルムが
机の上に置かれている

挨拶を交わしたのは
とある男性

男性は私の血液の話をする
男性 ....
シンプルなフォルム 裸体を描写する
集中力が頭の上でピラミッド型に整う

さあ 何を感じ何を観る 何を思い何を空気に乗せる

散乱したアンテナのオスの孔雀のhigh扇子
欠けて裸体が乾燥し ....
世界を覆い尽くす
意味や価値の連関

僕はどうやって
繋ぎとめよう
意味や価値の連関を

死を乗り越えなければ
真の意味や価値を
繋ぎとめられない

もし大丈夫なら
過去世
 ....
亀とは
亀のようにゆっくりなペースで成長中の私の長女
この間9歳になった

その亀
学校以外の場所では
とっても朗らかでおしゃべりなのに
小学校入学以来
教室で全く口を利けない
少人 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
隅田川の僕- 番田 自由詩313-3-12
「ん」まで踏んばった「人」へ - 阿ト理恵自由詩13*13-3-11
来年の3月11日- にゃんし ...自由詩7*13-3-11
こころはいつか- 吉岡ペペ ...自由詩513-3-11
被災地はいつもそこにある- 小川 葉散文(批評 ...913-3-11
追悼- 小川 葉散文(批評 ...313-3-11
悲しみ- 文字綴り ...自由詩3*13-3-11
コインランドリー- たもつ自由詩1013-3-11
ぼくの日常生活- HAL自由詩5*13-3-11
野良ペンヶ浜- 平瀬たか ...自由詩5*13-3-11
眠れる森の- 月乃助自由詩613-3-11
脳みそをたべてください- 因子自由詩313-3-11
破滅- シホ.N自由詩213-3-11
おてがみ- ……とあ ...自由詩10*13-3-11
忘れても、忘れても、忘れられない日- komasen333自由詩4*13-3-11
春愁- yo-yo自由詩413-3-11
歌がある- 殿上 童自由詩27*13-3-10
啓蟄_(けいちつ)- nonya自由詩20*13-3-10
ほらふき- opus自由詩213-3-10
陸に上がった船- イナエ自由詩12*13-3-10
サンドパイプ- 梅昆布茶自由詩1313-3-10
露天風呂- ぎへいじ自由詩17*13-3-10
すごいスピードの鳥- よしたか自由詩11*13-3-9
東京ディズニーランド- たもつ自由詩813-3-9
_小宇宙から流れくる- 木屋 亞 ...自由詩4*13-3-9
小宇宙から流れくる- あおば自由詩7*13-3-9
男性は私の身体の話をする- 小川麻由 ...自由詩9*13-3-8
散蘭裸体- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-3-8
生命- 渡辺亘自由詩313-3-8
亀のいちばん長い日- 夏美かを ...自由詩34*13-3-8

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