すべてのおすすめ
人柱は今もまだどこかに埋まっているだろう
切腹をして内臓を取り出したり
斬首刑
エキセントリック
今の時代の死刑も
未来から見たら
風習は形を変えながら
人間の精神に寄生する ....
怒り\呪い\恨み\辛み\憎しみ\悲しみ\辛み\執着\禍根\怨嗟\呪縛\怨念\
それら全ては荼毘に付され
それより生まれた不死鳥は
散華の雨を降らせた
幸いあれ!
壊れた飛行機が
指先に落ちていた
修理して空を飛んだ
空を飛ぶなんて
ありふれた夢のようだけれど
空に来なければ見えない景色は
確かにあった
題名のない本があったので
表紙に着 ....
川は土壌や石のミネラルを削りながら流れ大海に辿り着く
人は何を削りながら現在を生きているだろう
そして人がたどり着く先には何があるだろう
誰も知らないその先へ向かっていくのはこわいけれど
どう ....
備考欄にも雨が降った
何も書くことなく
予報は外れ続けた
学校のわたしたちは
産声をあげてからずっと
泣いてばかりだったわたしたちは
笑うことを学んだ
人の背中を見るのが ....
ひとつの世界の上に立つには
力が及ばなかった
鍛錬の不足
十年歌えばと言われているところを
一年にも満たないのだから当然
暗い道を月光が柔らかく照らす
未熟な世界観は滅びゆく
瓦 ....
線を引いていたら
昔の友だちがきて
一緒に手伝ってくれた
昔の友だちは
昔と同じように
慣れた手つきで
丁寧に線を引いていった
相変わらず上手いね
と言うと
はにかんで笑う
....
たいくつくつたいくつくつたいくつくっつきたいくつくついでにつくえつっぷしたいくつくつたいくつくつたいくつくついくつくつがえしてたいくつくつたいくつくつくるしみはぬいてたいくつくつたいくつくつく ....
扉のようなものを押して
外のようなところに出る
人のようなものに当たり
痛みのようなものを得る
そのようにして日を過し
泡のような疲れのなかで
死のようなものを思っている
死のような ....
UMAがゆらりゆうらりと
こちらへ向かっている
新月がその姿を曖昧にする
心の中に抱いている
あんなことやこんなことを結びつけ
その姿を見ようと頭の中を巡らせた
心に浮かびあがる月とU ....
身体の隣には
太平洋があった
太平洋は凪いでいた
名の無い
小さな海が好きだった
その海は机の
引き出しの中にあった
机は遠く故郷に
置いてきてしまった
それなのに
....
かぼちや、エリンギ、玉葱、ピーマン
ふつふつと煮えてゐるのを
マヨネーズで食する
質素な每日の食ひ物
その偉大さは
嚙んで、嚙んで、嚙んで
分かると云ふもの
ご飯のお供には
胡麻入りの ....
水道水が冷たくなつてくると
僕の年齡が警告する
躰冷やすなよ
明日また生きてもいゝかい?
一日每の黄泉還り
だから水は大事
大事大事に飲むべし
蘇生には「魔法の水」が必要なのだ
聖水プ ....
なぜ悪いなぜ悪い
ステレオステレオ
この世はこの世は
地獄地獄地獄地獄
茶々茶々茶々茶々
嗚呼残念嗚呼残念
バキバキバキバキ
打ち砕く打ち砕く
ズキュンズキュン
リバティリバティ
....
石垣に
すっくとたつ
つわぶきの黄色い花を見かけ
かすかにかじかむ
祖母の佃煮、匂いたつ湯気
もう一度食べたいが作り方がわからない。
つわぶき、つわぶき
もう一度私の口に入れ。
....
なにをつくっているの?
なみをつくっているよ
それはたいそうむつかしそうだね
そうでもないさ
るるるは上にいく
りりりは下にいる
ただそれだけだよ
今までは数えることもなかった
あと何回会えるのか
誰もが背負うカウントダウン
先が見えた時だけ思い出す
できるだけいくつも季節を乗り越えてくれたら
思い出を一つでも多く記憶に残せたら
願い ....
過敏なくちびると
小さな肩がわずかに揺れて
憂いを含んだ少女の横顔の様な夕刻があった
すべて白くなってしまった冬の十二月はひさびさに晴れ
冬のただ中の日常に泳いでいる
十二月は未だ真冬の ....
ああ、万華鏡みたいだ
昔は誰かコインランドリーって
いってたような気も
どっちもいいな
ねえ
神様
重なる円環は螺旋と思ってもいいですか?
....
何も言わず、
ただ静かに祈る。
風の音が遠くから届き、
その優しさが胸に染みる。
過ぎた日々を振り返りながら、
手にしたもの、失ったものを
ひとつひとつ思い出す。
でも、それらは ....
飛べないから、
夢を託すことにしたよ。
ホップ、ステップ、ホープ。
青い空、
青い空、
羽ばたけ、私。
帰らなきゃ
と君が言う
僕も
帰らなきゃ
また
君に会うために
一昨日のテレビで
はじめてその意味を知った子供が
二時間半泣き続けて寝た
男は泣き顔を見られちゃだめなんだ
と言いながらも
その子が愛しくて仕方がない
生きて行くと
心や脳にいくつも ....
雨が降る中
山下さんが一人で
電車ごっこをしていた
手を挙げると
駅でお乗りください
と言って猛スピードで
走り抜けていく
山下さん、昨日ね
お母さんと話したよ
もう会えない ....
冷凍の汁なしタンタン麺を食べながら
その前に食べたパスタのことを思いだし
どうして箸とフォークを使い分けているのか
疑問におもう
が
なぜかパスタはフォークで食べ ....
僕らは独生し群生してるんだろうか
と
群生の意味を調べながら思ったので書く
日本語難しい
酒飲んでゆらゆらしてる
秋をあんまり感じず冬が来た気がするなーと
....
モアイ像の横に座って
夕焼けを浴びている
君、なんか角っとしてるね
顎もけっこうしゃくれてるし
そういうの、ちょっと思ってしまう
辛いことたくさんあったのかなって
ごめんね、勝手に
....
昨日、みぞれ交じりの雨が終日降り続き、積った湿雪はさらに重く
あたりを一面の白さに塗しつけている
どこからともなく、なけなしの高揚した気持ちが芽吹いてしまい
はずかしいくらいの言葉を書きなぐ ....
草の根と息吹と
あなた、忘れていったね
飛行船の落とし物みたいに
剝がしたり叩いたり
転んだりしながら過ごした毎日を
何と呼べば良かったのだろう
丁寧だったり雑だったり
胡麻 ....
あるきはじめてから
やっと息をすることを
感じたものだから
四つん這いにすすむことが
やっとで
匍匐前進した先で
どんなに頭を上げても
見えないものは見えないだろうなって
息が上がって ....
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