ぼくらのまちにほりえもんがやってきたよ。
いろんな冒険と計算を乗せて。
勝つためにやってくるんじゃなくて利用するためにやってくる。
それをわかってて加勢するやつ。
つまらない中傷でつぶ ....
清流に身を沈め
両手を広げて目を閉じる

上流から押してくる
強い圧力に
決して負けない

循環する旅の途中の
冷たい流れが
この身体を貫くまで

美しい透明のものたちが
わた ....
それは明け方病院からの訃報

病の床にあった父親は
生命を生きることから開放され
静かに去ったという


今を生き残るものたちは
悲しみはさておき
思い出話を必死にかき集めるが
肝 ....
馬車の全重量が掛かるハブ
ハブから放射状にスポークが伸びて
丸いタイヤに刺さってる
ヒッコリーの木に刺さってる
鋼鉄のタイヤをはめて
今日も車輪が生まれる

車輪を叩いて隣人 ....
いのちあるものを

司る月の満ち欠け


この8の月は

月が二度満ちる


その不可思議に

神聖な月は

青い月と聞く



頑なな心の闇夜も照らし出す ....
 いまさらながらだが、まったくおかしな時代になったものだと思う。恐らく多くの人が感じていながら、それでも黙っているのだろう。二十一世紀という現代に生起する現象、人の思惑同士が交差し合い、とんでもなくお .... 窓のむこうに
降るのは
あかるい雨
夏の日差し
真っ白な雪

網膜の向こうで
立ちつくし暗転する
背中の音

いつも風景に
変移を求めていた。
わたしが変わっていく事になど
 ....
一瞬

ふたりの思惑は重なって

短い沈黙が生まれる



幾度触れても

求めたい唇に



一度は小鳥のように

二度目は

シェイクの最初の一口の ....
初めてのつゆ入りを見上げていた日
雲を貫くプリズムに 神様の声をきいた
試練のときはいつか来るけれど
今日の良き日のあじさいの 透明な露を忘れないで


孔雀色の眼差しが十字架を射止めると ....
ちっちゃい鯨ね
ぼくの絵日記をみて母が言った
海色の夏休み

まちの博物館の
部屋いっぱいに展示された鯨の骨を
ぼくたちは見上げながらスケッチした

せんせい、鯨も夢をみますか ....
追いかけても
追いかけても
つかまえられなくて

すぐそこに
あるように見えたので
ちょっと
手を伸ばしてみたけど
ちっとも届かなくて

とても
遠くにあるんだ
ということに
 ....
益野大成さん「飛ぶ」に寄せて
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=42285



空を飛ぶ夢を見たことがあると思う。
「飛ぶ」という身体感覚を ....
足跡が一つ
僕の前の廊下に
ついている。
あまりにも小さく
不気味な足跡

ひょっとすると
僕のお母さんかもしれない
そう思って跡をつける

足跡が一つ
部屋のカーテンの影に
 ....
本日は快晴 太陽がほらこんなに笑ってる

温かい夏の空気を思い切り吸い込んだら

オキニに自転車で飛び出そう

身体を撫でていく風 タンポポの子供たちと一緒の旅路

見上げれば雲一つ無 ....
地球の自転に逆らって

飛び続けてみたら

いつかは

取り戻したい時間に

辿りつくことができるだろうか
{引用=               ―飛ぶ そらを
                びゅうびゅうと風の音を聴く}

ルルる
おお
手をひろげ
風を身いっぱいにうける、ルル
はてぞない世 ....
クジを引いて、中をみたとき消えるもの
花が咲いて、そのとき消えるもの
求めて求めてやっと辿り着いて、消えるもの


氷でできたグラスが消える
名のない匂いの記憶が消える
人には言えない重 ....
揚子江の上流に見慣れない生き物がいて
現地の人は成人の儀式にそれを食べる
雨の降る夜はいつも
腹の中で卵が孵って
鼻の穴から糸が
するすると
巻き付いて
柔らかな
殻になる

 ....
寒冷に順応できず
やがて
命を奪われかけて
それゆえ
灼熱


灰と 火柱と 黒煙と


好き好んで
化身となったわけでは無いのに

ただ
寒さに耐えられず
ただ
冷た ....
不幸は不幸としてやってくるというのに
はじめからわかることは少ない
時には
とても甘く幸せな形をしていたりするから
ふたを開けてみるまでは
よくわからないことが多い

だからこれからは
 ....
強くなると言う事は
自分の弱さに
うまく付き合っていけるようになる事。
最近ずっと夕焼けを見てない
柔らかな雨が頭に響いて痛い
稲光を何だか遠くの星の出来事のように聞いていた

知識の詰まった紙の束は
三枚の銀貨と交換された

片手におさまる一個の世 ....
ダメダメマンは

とても駄目なヒーロー。

早とちりや勘違いなんて

日常茶飯事。

猫どうしの喧嘩も

止めることができない。

ちょっとした買い物を頼むなんて

求 ....
とことことこ、とことことこ
とことこ走る、とこちゃんは
とんちんかんで欲深い
隣のお店のお孫さん

とことことこ、とことことこ
とことことミシンを踏んでいる
とぼけたふりのご亭 ....
親愛なる詩友へ

友よ、あなたが今心から愛する{ルビ女=ひと}と出逢い、
日々幸せに包まれていることを、
僕は嬉しく思っています。

僕なりに感じることですが、
「芸術家」「詩人 ....
ひどい青さの落果
そんなに思い出を失くしてどうするの?
夢をみてるのね
ゆるい傾斜の果樹園で
ひとつひとつの木には
実がふくらんでいて
それいぜんには
花が咲いていて
遠い

息が ....
おまえに綺麗な紙のきものを着せたったら
紙人形のように可愛いやろなあ
そんなこと言うてはったおじいちゃん
いつのまにか
紙のおじいちゃんになってしもて

あれは風のつよい日やった
 ....
君が眠っているうちに
パンが焼きあがったみたいです
お母さんはお父さんを呼び
小さな女の子はテーブルを手早く片付けて
髪を撫でてもらいました

君が眠っているうちに ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
スーパーでも。
デパートでも。
コンビ二でも。

君が好きだったあの曲が
ゆうせんの他の曲に紛れて
普通に聞こえるようになるまで

僕は生きてやるんだ。

そう思って
玉葱を買う ....
るるりらさんのおすすめリスト(6713)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほりえもんがやってくる- umineko未詩・独白9*05-8-23
清流に- フォマル ...自由詩10*05-8-22
記憶- 銀猫自由詩5*05-8-14
クイズ死人に聞きました- あおば自由詩4*05-8-12
Blue_Moonに祈りを- 銀猫自由詩7*05-8-9
異常な時代に抗する言葉- 岡部淳太 ...散文(批評 ...21*05-8-7
きんぎょ- たりぽん ...自由詩705-8-7
歌うきみ- 銀猫自由詩7*05-8-6
日陰のふたり- たちばな ...自由詩5*05-8-5
- yo-yo自由詩705-8-2
- 沢村 俊 ...自由詩505-7-30
空を飛ぶために捨てなければならないもの- いとう散文(批評 ...6*05-7-27
お母さん- 佐藤伊織自由詩6*05-7-23
Happy_Blue- db自由詩205-7-23
時空- フォマル ...自由詩8*05-7-21
_飛ぶ- 「ま」の ...自由詩13*05-7-9
半分消える- ヤギ自由詩9*05-7-6
柔らかい殻- いとう未詩・独白1205-7-5
サラマンドラ- 千波 一 ...自由詩11*05-6-28
不幸は不幸としてやってくる- 葵 悠貴自由詩2*05-6-26
つよさ- 月山一天自由詩13*05-6-21
化石考察(事実のない個人情報)- クローバ ...未詩・独白12*05-6-6
ヒーロー- 六弦自由詩6*05-6-1
とこちゃん- あおば自由詩1*05-5-27
詩人の幸せ・不幸せ_〜詩友への手紙〜- 服部 剛散文(批評 ...9*05-5-26
フルーツメモリー- こしごえ自由詩16*05-5-23
紙のおじいちゃん- yo-yo自由詩16*05-5-18
裸で君の隣りにいると- ふたば自由詩1505-5-15
武装放棄- いとう未詩・独白62*05-5-9
買い物- とうどう ...自由詩14*05-5-6

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