良いこと言って聞かれてなかった 磨りガラスの向こうの公園で
外国人に話しかけられた
どうやら、フランス語らしいが
何を言っているのか分からない

家に帰ると母親が叫んでいた
ひとつひとつは意味のある言葉
けれど、つなげ ....
春のような陽気だから

クロスバイクを転がして
街にでてみた

観光客でざわめく中
聞こえてきたメロディー

目指すとそこに
ストリート出身デュオ

(誰もが心の奥にボロボロにな ....
夢をみなくとも   軽谷佑子さん
http://hibariryouri.web.fc2.com/11/karuya.htm

4行が5つ小さく並んで、どこにも本当の意味での終止形がない(文法で ....
新しい言葉を綴ることは
新しい土地を開墾するように
そこへ種を蒔くように描いてゆくこと

自由を描くことは難しい
だれも自由の光をみたことがないから
それでも描こうとする

愛を定義す ....
背骨を震わせる雨は上がり、軒下の猫は子を舐める。

都市に流れる網の目の血管は下に、下に。皮膚を潜っ
て深く。地球は幾度、吐こうとする。

閉ざされた、大勢の人が並んで歩くノイズの重なりは
 ....
後ろ向いた
舌出した
べろべろべー
ちょんちょんと飛び跳ねて
あなたの心を引き寄せる
遠く彼方に浮遊する
あなたの心が近くなる
もっとここへ来て
私はあなたの好きなひよこ
霧を燃して
橋を渡る
斜めの羽の
風はらう午後


遠く枯れた森を乗せ
空と地の歪みは波打っている
二本の指でひらいた手帳に
交互につづく文字と焦げ跡

 ....
『他人様の』作品紹介第四弾は、田中宏輔スペシャルです。現代詩人の中で、私が最も尊敬する詩人です。どの作品も、現代詩フォーラム内にあるような短い作品ではないので、じっくり腰を据えて読みましょう。◇つきコ .... 眠りが足りなければ不思議なことが起きる
その言葉を証明するかのように
何日も眠れずに机に向かっていると
足裏の感触がどことなくおかしい
じゅうたんのあちこちからもやしが発芽して
生えに生えて ....
肘が腫れた
誰かに肘鉄砲を
食らわしたわけでもないのだが
発熱したのでさすがに怖くなって
病院へ行った

かなり炎症してますね

頬杖をつくのが癖なので
おそらく妄想を巡らせてい ....
ひとひとりの心のなかは、いつだって戦争だから
これ以上戦うひつようはない

そう言って花鋏をつかみとる
淡き生活
熱を帯びた扁桃を
通過する
酸味をふくんだえきたいは
ほどよく冷えて
生きていることが
すみずみまで広がっていく
――体温計の中の赤いめもりが行ったり来たり
ひとふさ
ひとふさに
大 ....
子供の前で大人のふりをした

洗濯物の前で大人のふりをした

鏡の前で大人のふりをした

悲しみの前で大人のふりをした

ママ友の前で大人のふりをした

雪の前で大人のふりをした
 ....
赤信号で立ち止まったとき
うしろから歩いてきた人がすうっと追い越していって
そのままむこうへ渡ってしまった
その自然な様子に呆然とする
自分もその人と同じようにして渡ってしまいたいのに
いつ ....
歩いても歩いても見つからない。
だから、人生は続いていく。

探しても探してもわからない。
だから、人生には終わりがある。

繋いでも繋いでも変わらない。
だから、世界は ....
あさはか
その響きがいい

ばか
よりはいいかんじ

そんな風に置き換えてみる

あのこがしんだ
その朝に
テーブルには いちごがあった
私は食べたかったのを我慢して
クローゼットの横に体操ずわりした

パパとママはお互いを罵り合う
傷つけ合いながら 存在を否定しあう


出て行けとパパはい ....
部屋にひかりをいれる

朝のひかりに街は黄ばんでいる

むこうに富士が朝焼けている

いつ爆発するのかを見つめている

この瞬間は永遠につづくわけではない

それはただ

過去 ....
「果」という字をじぃ…っと見ていたら
「田」のマスに、よっつの実が浮かんできた
「木」の下には、見えない根が巡っていた

「果」という、くだものの木の姿を現す
ひとつの漢字の幹の中に
(天 ....
「おかん、今日の朝ごはんなに?」
「今日、フの味噌汁よ」
「キョウフの味噌汁……!」
(ここでXジャパンの「紅」が流れ出す)
「隠し味 おかんの塩味 なつかしい 入れたのはシマヤ だしの素かも ....
2012年からツイッター上で私が『他人様の』というハッシュタグをつけて紹介した作品で、現代詩フォーラム内から見つけたものをドドッと書き込みます。順番は、私が作品を見つけて紹介した順(古いものから)です ....     風見鶏、青磁のそらにはばたけば南へ向かいひたすらに飛ぶ


    あいうえおあなたにどれを贈ろうか曲がりくねったひらがな愛し


    過ぎてゆく明日が今日を追い越 ....
仕事帰りにスーパーで きんぴらごぼうを買った
私はこのきんぴらごぼうを作ってくれた人を知らない
きんぴらごぼうを作ってくれた人も私を知らない
でも
きんぴらごぼうは美味しい

きんぴらごぼ ....
 絵ハガキ


古びたペアリフトが、白く耀く斜面と雲ひとつな
い青空の隙間を、カタコトと、揺れながら私を山
頂へと運んでゆく。飽き飽きとした水平線上の生
活を忘れ、雪の斜面を滑り落ちること ....
心が息をしていない 気になることが落ちていました
拾ってみると
心の中に小さな点ができました

小さな点は振動し
私の心はふるえました

ふるえた私の心は
私の意識や無意識を使って
思考や記憶を
言葉 ....
さき程まで空にたくさん
色とりどりの風船が舞っていたのに

夕暮れになり
北よりの冷たい風が
静かに吹き出した頃

不気味な雲は音も無く近づき
突風をかます

構える姿勢はとれ ....
きみの匂いを待っている。


葬祭場裏庭にて
                 140110


新緑の町から湧き挙がるパワートレイン
ドリブンされた満腹感を味わえ
指令の下にひた走る亀裂だらけのハイウエイ
国税庁の管理の下に地下深く ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
良いこと言って聞かれてなかった- 北大路京 ...自由詩814-2-4
バベル- 自由詩27+14-2-4
シ・ゲ・キ- une自由詩114-2-2
絶語の果て- 渡邉建志散文(批評 ...314-2-1
新しいノート- 梅昆布茶自由詩27+14-1-30
「彼岸の鐘」- 宇野康平自由詩3+14-1-29
ひよこ遊び- 黒髪自由詩5*14-1-26
凍徨軌- 木立 悟自由詩414-1-26
他人様の作品紹介その4(ツイッターで私が紹介した田中宏輔作品 ...- こひもと ...散文(批評 ...1*14-1-25
もやしヶ原- 春日線香自由詩7+14-1-25
診察- nonya自由詩22*14-1-23
生活- フユナ自由詩14*14-1-22
かんきつ- そらの珊 ...自由詩21*14-1-22
まく- 小原あき自由詩17*14-1-20
赤信号- 春日線香自由詩4*14-1-20
マナー、人生と世界における虚無感に対して- komasen333自由詩3*14-1-19
あさはかなこ- 朧月自由詩514-1-17
パパとママ- 葉月桜子自由詩1014-1-17
朝焼ける- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-1-16
いのちの文字__- 服部 剛自由詩6*14-1-16
おかん- にゃんし ...自由詩214-1-16
他人様の作品紹介その1(ツイッターで私が紹介した現代詩フォー ...- こひもと ...散文(批評 ...6*14-1-15
ひたすら- 石田とわ短歌15*14-1-14
もしかすると_生きていることは孤独じゃないかもしれない- ichirou自由詩19+*14-1-13
北の亡者/Again_2014睦月- たま自由詩24*14-1-13
心が息をしていない- 北大路京 ...自由詩314-1-13
心の中の小さな点- ichirou自由詩14*14-1-13
些細なこと- 林 淳子自由詩5*14-1-13
_- アラガイ ...携帯写真+ ...4+*14-1-11
新緑- あおば自由詩12*14-1-10

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