そこを曲がると、雨が降る

ずぶ濡れのふたりが駆けてゆく

それは遠い昔のこと
ペポの法則

-と-の関係はいけない。    互いに破滅する。

+と+の関係もしくは
+と0の関係もしくは
0と0の関係でなければならない  互いに栄える。

+と-の関係は続かない ....
「どこかにいきたい」と
ふいにあなたはいった

ぼくは
「どこにいきたいの」と
あたりまえのようにきいた

「やさしさのあるところ」と
さびしそうにあなたはいった

ぼくは
「こ ....
ざわざわ
ざわざわ
ざわざわ
広い校庭を埋め尽くす生徒たちが
ざわざわ
ざわざわ
ざわざわ
騒がしいから注意したい
だけど今日も見わたすかぎり
キミたちのほとんどの苗字が佐藤
この ....
 ヒューストン ヒューストン 聞こえるか
 君がどこかでこの声を聞いていることを信じて電波をとばしている
 あと2時間で金星の長い夜があける
 ただし30分後から 強い雨がふりはじめる 間違いな ....
「わたしのこころはサーモンピンク」

そのフレーズを見出したのは
確か「りぼん」誌上であった
もしかしたら「なかよし」だったかもしれないが
「少女コミック」や「プリンセス」や
「花とゆめ」 ....
おまえらの心が傾くところに
どんな花が咲くか見てやろう
それがこわいって言うのか
種も蒔いてないくせに
粉雪を一匙 タールの海へ

雪は 己の向かう海の混沌に慄き
黒き水は 己に映る雪の清純に恥じ

互いが互いを避けようと 狭い箱の中を廻る

そして 目の前の丸鏡を見て気付く

雪は  ....
雨上がりの夕暮れ前

大きな橋が{ルビ聳=そび}えている

それは 僅かな寿命ながら

私達の心にいつまでも残る

あの橋の彼方には

まだ見ぬ明日が繋がってるのだろう

まだ ....
退院してからというもの、自分でも呆れるほど堕落した生活をしている。
今朝にはもう、痛みは殆ど消えた。
我慢できないようならと、処方された痛み止めは一度も飲んでいない。
それでも、左手に大袈 ....
ひとを

きらいになるのは

とてもやさしいことだけど

ひとを

すきになるのは

ひどくむずかしい

むずかしいけれども

やさしいこと
ほら 深呼吸するみたいに

ゆっくりと吐いて
おもいきり吸いこんで

どんなに深いところにいても
どんなに重たいものを背負っていても
水底から見上げているだけじゃ
ただ苦しいだけだって ....
しっかりと背筋の伸びた
背中を想い出す

負けず嫌いで前のめりな
背中を想い出す

スーツの ジャンパーの
似合わないポロシャツの
背中を想い出す

ブレない 振り向かない
 ....
            110211




逆上がり
冷たい夏の
夾竹桃
今日は雪だ!
子供たちは喜んでいる
大人達は渋い顔
老人どもは諦めて
猫の炬燵を用意する
第2国道 ....
せんにゅう そうさ かいし しね






女の子の地図
間延びする学校のチャイムとともに無愛想なその表情は変色し、細い腰はイスに自由落下、草臥れた制服のスカートが息 ....


晴れのそらから にわかに 降る 雨 

グラデーションの雲 もくもく GRAY GRAY 風にとぶ

風に乗り 散って 湧きおこり 消えて あらわれる 雲

めまい。


 ....
君恋し
思い煩い
一片の
たゆたう心
弄んでる
唇を重ねたように
息がつまりそうな真夜中
声を荒げて
逃げだしそうになる都会の真ん中で
小さな羽虫たちは
か細い灯りに寄り添い
汗臭い涎を垂れ流している

相槌のない会話が延々と続 ....
彼の名は確か太郎といった
そうではないかもしれない
宏だったかもしれない
武だったかもしれない
なんにせよ
平凡でいい名前だった
そんな気がする

彼は足が速かった
かけっこをすれば ....
山を登る

足を一歩踏み出すたび
落ち葉の鳴く音や枯れ枝の折れる衝撃が
全身を流れるのを感じる
それが大地だ

風を感じる

見上げれば少しずつ形を変えてゆく雲が
途切れ途切れでも ....
「Project Eternity」は
あらゆる幼子との
真実


を求道し
私の意志を幼子への愛に賭し

一つの魂
我等一人一人の運命を
生産による理性的な隷属からも
過去 ....
かなしいと つぶやいたはずの くちびるが
さびしいと きこえてしまいそうな よる

しずけさは するどい はもののかたちをして
よわいわたしの かんじょうを なぞる

けれど ふるえるゆび ....
るん

光が
さえずってる

北風に耐える
常緑樹の
尖った指先の上で

るん

光が
うわずってる

北風を壊す
自転車の
忙しないスポークの間で

るん
 ....
ずっと受け取っていない郵便物がある。私はその中に何が記されているかしっている。
―タイミング
雲と雲とが重なる。煙と煙が混ざってゆく。
存在を認識していた人とやっと出会える瞬間があった。 ....
ここには海がないのです
人をあざける海鳥たちの鳴き声のかわりに
杉森をこごえさす雪の白さが
躊躇いもせずに町をみたしている

知らないもの同士が連れ添うような
紅茶のカップを二つ温めながら ....
設えるより
解きほぐすようにして
わたしたちの地平は瓦解する

 いたたまれない
 この指先の感触
 いまも憶いだせない

まっすぐな壁をつくり
(腕が通るほどの位置に)
すんだ窓 ....
月の現われはあたかも
暗転した舞台の酔っ払いだ。
うすぼんやりとして赤い。

街の光を受けているのか。月よ。
今日の色はいやに人工的である。
お前の眼下には今夜も多くの酔っ払いが
笑った ....
何もかもを、置き去りにして、今、旅立つことが、できるだろうか

異国に旅立つひとよ

あなたたちは、光輝いていることに、気づかないだろう

何もかもできる気がするし、何も出来ない気もする

でも

い ....
ふくざつな夜に藪酔いできなくて

 ただひたすらにチロルチョコ食す
ほんとうの
愛の大きさ 
見えねども
 自由にさせる
 待つ身 気遣い
 

ほんとうの
愛の深さは
計れねど
 許せるこころ
 戒めるこころ
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふたり- 殿上 童自由詩14*11-2-20
人間関係について- ペポパン ...散文(批評 ...3*11-2-18
やさしさのあるところ- ベンジャ ...自由詩10*11-2-18
佐藤!キミだらけ- 花形新次自由詩4+*11-2-16
金星応答せよ- ああああ自由詩5*11-2-15
わたしのこころはサーモンピンク- 佐々宝砂自由詩6+11-2-14
音楽- はるな自由詩411-2-13
ブラックコーヒー否定論- 木田隆次自由詩311-2-13
虹の浮橋- subaru★自由詩5*11-2-13
ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」- アマメ庵散文(批評 ...311-2-13
やさしいこと- マフラー ...自由詩2*11-2-12
「息継ぎ」- ベンジャ ...自由詩5*11-2-12
背中- nonya自由詩16*11-2-11
さかあがり- あおば自由詩7*11-2-11
翼エマージェンシー- ayano自由詩611-2-11
眩暈- ゆびのお ...自由詩111-2-11
あわいこい- そらの  ...短歌511-2-10
息遣い- 乱太郎自由詩15*11-2-10
追憶- マフラー ...自由詩5*11-2-10
「リハビリ」- ベンジャ ...自由詩2*11-2-10
幼子主義振興プロジェクト_Project_Eternity- 一 二自由詩211-2-9
ながいよるにためいきのようなことばがこぼれる- ベンジャ ...自由詩6*11-2-9
るん- nonya自由詩14*11-2-8
日記をポエムに- 杉田natash ...自由詩911-2-8
水仙の惑い- 月乃助自由詩23*11-2-8
地平にのこる感触- 乾 加津 ...自由詩17*11-2-8
月光譚- 非在の虹自由詩211-2-8
飛行機雲- 風音携帯写真+ ...211-2-8
ノンアルコール- Wasabi 短歌211-2-8
愛の表側- Wasabi 短歌211-2-8

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