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白壁に囲まれた部屋に
ゴオォと響き続ける音、
独り存ることの恐怖を
予感のうちに告知する
混沌蠢く夜闇の奥、
次第に姿を現し
魂に帰依することを
唯一の寄す処として
私は静かに目を瞑る ....
うっとりと金木犀の秋日かな

込み上げる郷愁の念空高し

群れをなす曼珠沙華と青空と
俺は揺れにユレテイル
けれど
皆がゆるゆる笑ってクレレバ
ウクレレくらい軽く弾き
歌の一つでも披露して
皆さんホクホク喜び拍手
してクレレバいくらでも

俺は揺れにユレテイル
けれど ....
時間がゆったりと流れ
深まる秋の涼風が吹き抜けていく
僕は久々に落ち着き
この世界に居着いている

不思議だ

不思議だけれど
世界は今日、
僕という存在を包み込みながら
今一度の ....
静かだ
途方もなく
静かだ
一度脱出してしまったからには
後戻りはきかない
ただ僕は境界に立ち
純白の静けさに包まれている

全てが純白に沈んでいく
肉の痛みも魂の痛みも
全て、全 ....
暗い水底から白装束の女、
ひっそり浮かび現れて
水面で溺れかけている狂った魚に
オイデオイデと手招きする

狂った魚は慌てふためき
一気呵成 水底に向かい沈み込む

白装束の女、そのす ....
眠りの底で持続する
調和に充ちた音楽の木霊
命を賦活する脈動のグルーヴが
垂直ノイズの魂を
呼んで揺らして歓喜で貫く

流れ込んでは諧調に生き
魂もまた旋律を奏で
夢の奥でチカチカ瞬いているもの
柔軟で可塑的な生き物の浮遊する
その余韻に浸ったまま目が覚めた

    ◇ ◇

夢の奥、
瞬きを
チカチカする瞬きを
感触として察知した
それは ....
眼前に何かある
私の注意を引く何かが
私はその表面の埃を取り除き
それが逢えなくなった娘の顔写真だと気付く
同時に、
私の魂の奥深い処から
娘への郷愁憧憬願望ない交ぜになった
深く錯綜し ....
幾つもの黄土の波線が
水浸しの校庭を遥か越え
何処までも走っていく
わたしの意識は冷え冷えと
その光景に呑み込まれ
どんどん平たくなっていく

荒い呼吸を繰り返し
次第に遠い意識の断片 ....
呼ばれている呼ばれている
この水の色開けて明るむ空に
アンテナが視界を邪魔しているが
呼ばれている呼ばれている
片足は泥水に浸かったまま
片手は雲を掴んだまま
己魂急かされて

何かが ....
小刻みに震えながら重い足取りで進む俺
どこまでもリアルに灰色に広がる地平が
奇妙な高揚感を誘う
不意に吹き抜ける強風に
踊り出す手足はてんでばらばら
関節の軋む音 辺りに響き
俺は自分が薄 ....
暗闇に浸っている
暗闇に酔っている
ゆったり落ち着く
午前二時二十分に

俺は闇と対峙する
三歳から在る闇と
時が消滅していく
俺は闇に沈みいく
凄く落ち着き払い
俺は墜落していく ....
この灰色の朝に
雨滴の落ちる
葉から葉へ
落ちた雨滴
つーぅと滑り
拡散して消える

繰り返し繰り返し

靄の中へ
手を振り
消える
君の姿
一瞬見え
はっとして
ベンチ ....
消灯となり暗闇が部屋に訪れ
僕は何だかやっとほっとする

静けさと魂が交流し始め
一日の緊張を解き放ち

別の世界の扉が
おもむろに
開いていく


意識の奥まり記憶のすぅっと薄 ....
憧れと郷愁の感情は
対象を全く欠いたままに
どうしようもなく湧きあがり
魂の奥処に垣間開く
渦巻く宇宙の輝きの余韻
響き木霊し流れ出す

そうしてまた、

森羅万象と繋がり合う
止 ....
静かな静かな夜陰の時に
涼風秘やかに空気を揺らし
懐かし憧れの未知からの訪れ
還流しながら予感に巡る

余りに忙しい社会の営み
余りに貪欲な資本の増殖
逃れ逸脱、寡黙に落ちれば
戻って ....
全ての想念をさっさと放棄して
全てのやり残しをさっさと諦めて
ぼんやり朦朧と夜陰に沈んだ
とき
夢も無く記憶の奥の眠り底
宇宙の調和に入っていける
のはなぜだろう?

(目覚めるなり
 ....
光溢れる喧騒の昼を
病だらけのわたくしが
いつまで堪え乗り切れるのか
それはまるで分からない
只 今は待ち望むのみ
宇宙に魂が調和する
あの現の余韻の懐かしい時を

夜の暗闇と静けさに ....
深夜に目覚めて
静けさに包まれ
すっと覚醒に馴染んでいく
じぶんが居る
 
疲れ果てて
早々と眠りに落ちたのに
今は力漲る己に
不思議な感慨を覚えながら
夢のない眠りの底で
宇宙の ....
肉身の疼く
今宵の静けさに

心は乱れ不安に駆られ
詩と死と戯れる余裕すらなく

焼酎を二杯、三杯と

焼け付く視野に
蜘蛛の巣張り

払いのけても払いのけても
辺り一面の糸は ....
独りに寛ぐこの真夜中
静けさに浸り込み
意識 泳ぎ出す

外界と内界の堺が崩れ
記憶の億の奥へ 遡行し始める
一方で
編み戸からの涼風 すぅすぅと肌を撫で
森羅万象 その形象を流動させ ....
音の洪水、響きの洪水
麻痺する脳髄、解き放たれる魂
行き場はなく、独り踊る、命の躍る

剥き出しのシャウト
荒々しく
(助けて欲しい助けて!
 深く深く共鳴シ アイ)

僕は憎しみの ....
舟よ出帆せよ
独り魂の旅へ
強く強く己を保ち
震え震え嗚咽し
舟を出帆させよ
広大無辺の大洋へ

久々に暖房の入った喫茶店
お喋りの花が咲く
私は無言で聴いている
ざわつく人々の楽 ....
流出する
流入する
黄金に輝き
競り上がる
銀に輝き
砕け散る
渦巻く底で
浸透し合い
愛流、
宇宙の入江と化す
微かに発光するその小さないきものが
水辺から自力で上がって来るのを待って
ぼくはそのいきものを
そっと両手で包み込み
彼女の言葉に耳を傾けた

[命は壊れやすく
そうして
強靭なもの
 ....
槍、
眼球突き刺す
空、
紫の光芒放つ

刻まれる私の運命
刻まれる世の運命
私は行き止まり
世界は進み続け

 [貴女は真に美しい]
(進化し続ける意志故に)

私は言う
 ....
あんまり心体しんどくて
行き場を失い裸になる
そうして編み戸から入り来る
秋風ひんやり肌に浴び
生きてるなあ 生きてるなあ
俺は自分を取り戻し
静かに目を閉じ胡座かく
何処にもいかず只此 ....
緑の香を乗せた風が
涼しく撫でる 私の腕を
揺れ動く木漏れ日が
温かく照らす 私の指先を

不思議なことだ

こうして静かな朝を迎えられること
目の痛みも今日は不思議と収まって
柔ら ....
耐える
この激痛
眼球から涙溢れ
耐える
ひたすら耐える
折れてしまえば
俺の負けだ
意志を鍛えろ
魂の強度だ
報いを求めるな
無理に笑うな
悲壮になるな
悪態をつけ
逃げ道 ....
吉岡ペペロさんのひだかたけしさんおすすめリスト(120)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帰依- ひだかた ...自由詩518-10-27
秋日- ひだかた ...俳句1018-9-28
ウクレレ速興詩- ひだかた ...自由詩617-11-5
帰還- ひだかた ...自由詩717-11-4
純白の発信- ひだかた ...自由詩417-11-2
狂った魚と水底の女- ひだかた ...自由詩417-10-31
天体音楽- ひだかた ...自由詩517-10-29
感触としての像- ひだかた ...自由詩5*17-10-28
意識の鏡面- ひだかた ...自由詩617-10-24
境界域- ひだかた ...自由詩417-10-22
臨む空- ひだかた ...自由詩417-10-20
現夢〇荒野- ひだかた ...自由詩617-10-18
- ひだかた ...自由詩8*17-10-16
雨滴(改訂)- ひだかた ...自由詩517-10-15
緊張と弛緩〇至福の静けさ- ひだかた ...自由詩617-10-14
中庸の歓喜- ひだかた ...自由詩1217-10-12
新生- ひだかた ...自由詩617-10-12
午前2時過ぎのおはよう- ひだかた ...自由詩517-10-11
真昼サヴァイヴ形象宇宙- ひだかた ...自由詩617-10-10
深夜に目覚めて- ひだかた ...自由詩717-10-10
吐き出す- ひだかた ...自由詩4*17-10-8
深夜意識断片- ひだかた ...自由詩717-10-8
サウンド&ヴィジョン- ひだかた ...自由詩517-10-7
出帆ー詩に励まされて- ひだかた ...自由詩417-10-6
入江- ひだかた ...自由詩517-10-5
夢現〇命の余韻(改訂)- ひだかた ...自由詩5*17-10-3
肯定の意志(改訂)- ひだかた ...自由詩617-10-2
三畳間(改訂)- ひだかた ...自由詩617-10-1
初秋に詩を促され- ひだかた ...自由詩5*17-9-29
疼痛ー独・歩(改訂)- ひだかた ...自由詩317-9-28

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