りり

『壁伝いに歩けば
 出口につくよ』
誰かから聞いた

だからずっとずっと
壁に沿って
足が重くなっても
ずっとずっと
ただひたすら

考えずに
ただただ
ひたすら

でもまだ脱け出せない
この迷路はどこまで続く?

そして不意に気付くの
さっきから出口は
沢山見つけたことを

じゃあなんで
ひたすら歩く?

そして私は思い出すの
『この迷路は
 決定した時
 花畑に変わるよ』

そして私は思い知るの
心の底から一緒に
花畑を見たい誰かを
ひたすら求めてることを


自由詩Copyright りり 2011-04-20 18:48:39
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