さよなら
瑞海



さよなら さよなら 今まで さよなら


モノクロの時代は終わったよ

目の前の色が混ざりに混ざって
眩しくて目 開けないや
その時 手を差し伸べて欲しい
あなたが僕の目だ

色んな音が四方八方から刺さって
五月蝿くて耳 聞こえないや
その時 そっと両手をあててほしい
あなたが僕の耳だ

ずっとずっとあなたの息で
生きれたらいいのに
だれもそれを叶えてくれない

不平等に生きる僕ら 共同体
なんて素敵で孤独なんだ

でもあなたがいれば
それでいいんだ
そのまま一緒息絶えれば
それでいいんだ 最高なんだ

でも誰が叶えてくれるって言うんだよ


それを知っていたから
あなたは悲しそうに微笑ったんだね



自由詩 さよなら Copyright 瑞海 2014-08-05 23:52:25
notebook Home 戻る