怒りと憤り。
aokage

自分がどれだけ恵まれた環境にいて、
どれだけの愛に包まれているのか気付かずに、
他人の不幸を喜び、
自分が不幸だと嘆く人間には、

吐き気がする。

私も大概気付いてはいないのだろうけど、
何かを愛するという心を知らない者達とは違う。


無知は罪である。

知らず知らずのうちに誰かを傷付け、
気付かないうちに誰かを死に陥れるなんて、ままある事だ。

一番厄介なのは、他人から拒絶されたり、人格を否定されたりする事の辛さを知らない人間だ。
あれがどれだけ苦しいのか、
何故あの苦しみを知らないでのうのうと生きている人間がいるのか。

私は許せない。


何故あんなにも無知な人間供のせいで感受性豊かな人達が死に追いやられなくてはいけないのか。

彼らの一生を、彼らがもたらすかもしれなかった繁栄を、文化を、想いを、

潰す権利が誰にあると言うのだろうか。



私達は所詮、世界を動かす歯車の一つでしかない。

けれど、その歯車を軋ませる事も、消し去ってしまう事も、

ワタシタチには、許されていないのだ…。


散文(批評随筆小説等) 怒りと憤り。 Copyright aokage 2009-10-14 19:13:13
notebook Home 戻る