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百に絶望し 一に救われる
それが私の日常

つらいニュースは他人事だ
殺人はおおかた身内の犯行で
政治もただの自分本位で

植物の一途さを
私たちは忘れてしまう

物質とはなんだ
 ....
雨が去って
夜が去って
嗚呼
今日も
道路は道路のままで
そのことに
私は安堵する

もう
ずっと長い雨が
私を覆う
黒い雲が

急ぐよ

たましいが
しっぽがそこに
 ....
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない

違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか

だけど
あなたに出 ....
しあわせが
哀しみを連れてきた

さみしいでしょうと
私に聞いた

私は
しずかに微笑んで

そうでもないよ、と
教えてあげた


やさしさが
うそになる

抱きしめら ....
人は
何のために祈るのだろう

自分のため
家族のため
社会
世界
宇宙
それから

私たちは知っている
幸せは
すべての人にはこないこと

多分に
相対的であり
他人 ....
追いかけない
ようにしている


飛行機雲の
確かな痕跡も
 
やがて
風にまぎれるように

あれほど確かめた
かすかな
鼓動も

もう
とど ....
スカイブルー・スカイ
去年の私は
もういない

テロメア
擦り減って
私は少し身軽になった

あなたのメール
まばらになって
私は
一歩踏み出す準備

愛してるって
転写し ....
全部全部ネットの上にあるなんて思うのは大間違いだ
本当に伝えたいことはこんな画面の中にはないのだ
夕暮れの空の色がグラディエーションで変わっていく美しさを
言葉で表現することはどだい無理なのだ
 ....
祈る、という作業を
私は避けている
たとえば

あなたの幸せを
祈る
そのとき 
私は無力で
ただの石ころ
捨てられたガム

「君を想うと 
 やわらかな 気持ちになれるんだ」 ....
もう
おしまいにしよっか なんて
言わなくてもいいことは
空へ 空へ

さみしさは
出来の悪いコピー機みたいに
あやふやなものが
伝達されない

寒いね
寒さだけが本物だ

 ....
明け方の君の東に浮かぶ月 結んだ笑みを天空に引き


ラベンダー色のネクタイ選びおる 君の背中に濃く秋が降る


風が吹いて波になって髪がシーツまた波となり


またするの?君が聞く ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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