幸せな休日
ブルーベリー

ふりそそぐ朝を受けての
アニヴェルセール
距離を計りかねる

目蓋の矢が抜けぬ
スペシャリテ
平静そんなんでもなかったりして

君の白い首筋に
(ひどくエロティック!)
東京を願い
(ああもう涎が)
諭吉さんを召喚しないと?

…忘れてしまう?


でもほんとうは

おめでとう、と
白い歯を見せながら
その手を取りたかったよって

君を笑わせたかったって
晴天の桜散る下
踏み出せなかったって
仕方なしに
曖昧に取り繕う笑う


君はいつまでもそこで
風に吹かれて
快楽のまま
そのがちゃがちゃとした歯で
噛み付くように

うたっていて


長時間蜜見詰めた
コンフィチュール
気付いた夢を見ている



自由詩 幸せな休日 Copyright ブルーベリー 2012-04-30 12:11:14
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