払暁
四帰

 
はるか明日をながれてゆく、あいまいなけむり
大きなくろい灰につつまれてしまって 見えないけど

あたらしいめざめを待っている
無数の とじられた視界のとなりで
あたらしいものがめざめるのを、待っている

ほしたちがねむりにつくとき
ひかりが生まれ変わるのを 夜越しに見ていた
 


自由詩 払暁 Copyright 四帰 2011-09-05 20:37:29
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