原点回帰
ゆみやま

 
 原点回帰、という言葉がしっくりくるような気がします。


 中学生のころ毎日のようにこの場所、すなわち現代詩フォーラムに通っていました。しかし高校生になってからでしょうか、忙しくなったことをきっかけにめっきり来なくなってしまいました。今年、わたしは大学生になりました。そして夏休みも後半に差し掛かった今日、ふと現代詩フォーラムの存在を思いだしたのです。

 文章を読むことはずっと好きなままで変わりませんでしたが、詩を書いたり小説を書いたりすることはほとんど無くなってしまい、大学生になったいまの自分は昔の自分に比べていくぶん、感覚的にもボキャブラリー的にも不自由の多い人間になってしまったような気がします。

 昔書いた文章がUSBメモリの中に閉じ込められていたのでひさしぶりに空気に触れさせてやったのですが、中学生だった自分はたいした恋愛もしていないくせに一丁前に恋だの愛だのを語る文章を書いていたりして、瑞々しいなと思う反面でこっぱずかしいなという感想は否めないな、と感じました。

 昔と今とで変わらないのはひらがなが好きだということくらいなのかな。考え方のスタンスはずいぶんと変わってしまった。これがおとなに近づくっていうことなのかな。


 このたびはリハビリを兼ねて散文にこの文章を投稿させて頂きました。中学生から大学生になるまでの間、色々無かったわけもなく変わってしまったことも多いですが、もう一度なにかについてじっくりと考えて言葉を紡ぎたいと思い、この場所に戻ってきました。
 感覚がかえってきたら、いっぱい文章が書きたいな。いまはそんなふうにわくわく、きらきらしてます。

 
 さて、最初にも述べさせていただいた通り、今日という日のわたしの思い立ちを名づけるならば、原点回帰という言葉が最もしっくりくるような気がいたします。

 まっさらからのリ・スタート。わたしと昔かかわったかもしれない方、はじめましてな方、いろいろな方、その方たちにつむがれた文章との出会いが非常に楽しみであると感じております。


散文(批評随筆小説等) 原点回帰 Copyright ゆみやま 2011-09-10 22:12:58
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