化石河原
夏緑林

一日がおわり
意地悪なわたしは
その日にめぐりあえたすべての?を君におしつける

君はいつでも下をむき
進化の限りを尽くして答えようとする
ことばもまた流れてゆくものかもしれない
君もまた流れてゆくものかもしれない
わたしですらながれてゆくものかもしれない

一日がおわり
立ち尽くす君の姿も消え
足下の土手が流れてゆきこの先でゆきどまる海を濁らせ
圧力まかせの堆石の透き間へ また誰かが滲みこんでゆくだろう


自由詩 化石河原 Copyright 夏緑林 2013-04-28 13:45:49
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