知りたがり
ゼンメツ

あなたは、あいしたものへいつだって
しにたがりな言葉をあててしまうから
私はそんな頭を「わらわずや」って、
わらいながら撫でつける
ゆびさきは、
自律神経からいちばん遠い場所だから
いつだってしなない程度に冷えていて
こうやってあなたの髪をすくときに、
わざと、頭皮にあててやるんです
わらいがおして、私、

たぶん自律神経が上手に働いていないのね
だからあなたの震える注射針に刺されても、
ささやかな反応すらしめせずに
思っていたより?いたいこと?なんて、案外少ないよねって、
またわらいがおして、
それは紛うことなく花束で
枯れるまでなら何となくで飾られるから
でも、私はきっとすぐ、
喉を渇かせて


あなたを考え、浸かる浴槽に、
しんでしまった髪の毛や皮膚が無限に浮かんでくるものだから
めにはいればすぐ掬い流している
いつか、私はそれを
探しはじめたりするのだろうか


自由詩 知りたがり Copyright ゼンメツ 2013-04-27 14:15:34
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