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鬱々 頭に雨が降る
メンテナンスの時期なのだろう
僕のまるまってきた背中に
灰色の霧がかかる

目玉をかっぽり取り出して
空中にふわりと浮かべ
僕の姿が見下ろせたなら
故障箇所 ....
闇の舞台であなたは舞った

透ける肌に七色の花粉を翻し
長く白いしなやかな腕を
仰ぐ幻空にゆらりと延ばす

敷き詰められた色とりどりの蝶
妖しく燃える香りに目眩
金色の髪の緩い ....
お誕生日ですわね

アナタ検索でヒットした
ブログの情報達を手がかりに
あなたがアップしていたお部屋に
今からお伺いしたくなりました

心配はしないでくださいませ
住所を知る必 ....
無彩色の交差点で
あなたは立っていましたね

行き交う車を眺める毎日
通勤人を見送る毎日
グレーの空気を吸いながら
そこに立ち尽くしていましたね

忙しい人々は
誰もあなたを気に ....
夢とやら希望とやらがない場所に

袋に詰められ

ぽいっと投げ出されてしまったよ


夢とやら希望とやらを喰らって生き続けてきたからさ

飢え死にしろってことなのか

しかも袋詰 ....
アミダクジ
選ばれちゃった貴方にね
地球バクハのスイッチを
無期限・無利息
見返りいらずで貸してあげよう

即座にスイッチ入れるも良
完全保存するのも良
売り払ってしまうも良
貴 ....
本で窒息しそうな部屋に埋もれた
ハーレーダヴィッドソンなのね

あなたを深く抱きしめていると
吸収しやすいゼリーに溶かして
わたしの中に納めたくなる

それは所謂グレートマザーの ....
ライトなんか吹き消して
隣に私を乗せたまま
蠍に向かってアクセル吹かせ
燃える欄干突き破ってよ

私をからかわなくなった貴方と
同じ夜空を突っ飛びたいわ
私の眼の奥を見なくなった ....
最終電車の最終駅
薔薇の花束を抱えた君
憂いた瞳に何思う

前に座っていた男
広げた新聞取っぱらい
切り立つ魔羅を見せつけた

意気揚々とたちあがり
片足ピンヒール脱いだ君
 ....
激烈なるイタミに震え
絶え切れず破裂した 君の音

無夢の現実に這いつくばり
イチミリも浮遊できない 僕の叫び

白呆ける街
結びあう音と叫びが
油絵具のグレーの空
雲を破っ ....
せつなくて
封 印
苦しくて
封 印

意識の底の底の底
君をグッと押し込めた

はずなのに…

この道も
あのショップも
この曲も
あのライブハウスも
この雪も
 ....
雨が好きだと 聞きました

コンクリートを細く打つ
水粒達の音を聴き
空間の糸筋楽しむよう
貴方は窓辺で薄い雨
気だるく眺めているのでしょう

お願いです

雨を愛で入る貴 ....
僕には、
何もなかった

夏の蚊のごとく
生き急ぐことしかできなかった
何もないのに求め続けた
何もないのだから
何も得られる筈がないのに
なのに求め続けていた


僕には、
 ....
吉岡ペペロさんのオンガシさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最先端- オンガシ自由詩1*10-2-25
蝶舞台- オンガシ自由詩2*10-2-15
「控えめな言葉」で- オンガシ自由詩5*10-2-6
クスノキさん- オンガシ自由詩3*10-1-27
夢とやら希望とやら- オンガシ自由詩6*10-1-23
ひとつの契機- オンガシ自由詩2*10-1-21
丸呑み- オンガシ自由詩2*10-1-20
欄_干- オンガシ自由詩3*10-1-17
飾る花瓶がなかったから- オンガシ自由詩1*10-1-14
回帰- オンガシ自由詩2*10-1-11
封_印- オンガシ自由詩6*10-1-5
雨が好きだと聞きました- オンガシ自由詩4*10-1-5
何もなかった- オンガシ自由詩4*10-1-3

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