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ボリュームを上げ相殺され生まれた静かな街を

掴まり立を始めた幼い空想がよちよち歩き出す

産声は鬨か?

もう手遅れだって事だけ

どうしても消えない夜
 
現実の壁 理想の枷

解釈を誤るところから築き始める

一途は暴挙だ
途方無き循環だ

不可解が新世代の鍵なら
扉を扉と認識出来るだろうか?

現実の壁 理想の枷


本当は ....
満ち満ち足りて花は枯れ
棘立つ指で弄った
あれは神秘で現実で
僕は童貞を思い出していた

体は痺れ 呼吸が億劫だ
息は溢れ 肺が窮屈だ

夜と朝の差別を
蔑ろにしてきた偶像化を

 ....
意味に縛られた
悪夢の様な夜
朝を待つばかりで解決を見ず
何故かを問う
これは私の意思か?
(イエスかノーか)
これは私の意思か?
何故かを問う
朝を待つばかりで解決を見ず
意味に縛 ....
聞こえない 聞こえない

走れば走るほど
風が全てを食べている

呼吸をしない生き物に成っている

何も必要としないから

存在出来ずに

走れば走るほど
風が全てを食べている ....
私は誰かの余波

私は私で在るが無い
 
痂を剥がして傷に戻す

昨日の夜を思い出す様な軽い気持ちで
 
褪めた月で明日を占いながら

ひび割れたスピーカーの帰り道で独り

ラプソディーが夜の虹を創っている
 
午前5時ちょっと過ぎ

遠くでまだ怒鳴り声が聞こえて

今日は眠るのを諦めた

父が支度を済ませ
家を出るのを久々に見送る

「まだ寝てなかったのか」なのか「もう起きたのか」なのかは ....
幼さをなくした私の顔を見て

母は泣くのだった

それは

私には知り得ない
何かが何処からか沸き上がった瞬間だったのだろう

過去を、或いは近い未来を思い

幼さをなくした私の ....
陸と海を別つ隔たりなど

無いに等しい

屈折した光さえ
愛せてしまうのだから

陸と海を別つ隔たりなど

無いに等しい
 
毎日 同じ時間 同じ場所で擦れ違う

名前は知らない
年齢は知らない
どんな声なのか
どんな顔で笑うのか知らない

知り得ているのは 君が
僕を知らないことだけ

毎日 同じ時間  ....
轢死した秋の残骸
溶けた雪の下から
顔を覗かせ告げる無念だ

何処へも行く当てのない私を
重ねるのは余りに不躾だとカラスは
鼻で笑いながら茜の方へ飛んでみせた

どうしたって勘繰ってし ....
テレビのリモコン握り締めたまま
眠りの入口行ったり来たり

独り暮らしの夜は
意外と長い
 
厄介な感情だわ
苦しむために在るのだものね

厄介な心根だわ
苦しめてしまうために在るのだものね

厄介な表情だわ
苦しみを覆ってしまうのだものね

厄介な状況だわ
苦しみに嵌まっ ....
温もりを思い出して
物憂げに眺めているワケじゃないの

空が、空がね
涙を流しそうで

理由を、理由をね
聞き出そうとしているの

笑顔を思い出して
物憂げに眺めているワケじゃない ....
それは突発的で
我に返っては後悔する
何時ものそれと同じように

私は私の髪を切った

鏡を合わせて見た後ろ髪は
それはそれはたいそう不細工で

「恥ずかしくて外 歩けないな」が満ち ....
貴方ではない私にも
私ではない貴方にも
融け合う事は出来る

何者かの否定や法則や歪曲など及ばない

貴方ではない私にも
私ではない貴方にも
融け合う事は出来る
 
口を噤んだ鳥は
項垂れた私の真似をして笑顔を待っていた

どんな顔をすれば満足だ?

どんな顔をすれば許してくれる?

口を噤んだ鳥は
項垂れた私の真似をして笑顔を待っていた
 
大切にしてきた
ぬいぐるみの腕がとれていた

20年来の友の腕が
床の上で冷たくなっていた

押し入れから
小学校の頃使っていた裁縫セットを掘り起こして

普段しない縫合を試みる
 ....
こんなにも焦がれた
秋の黄や茜や擦れた緑は
「それらに不必要な色なんだ」と
中学の頃 化学の教師が親切そうな顔で言っていたのを何故だか思い出していた

あんなにも愛でていた色は
命の光彩で ....
車椅子を押す老人
毛布に包まれ
それに乗る老婆

誰の目にもとまらず
過ぎて行く人 人 人

悪いのではない
ただ寂しさだけが駆け巡ったんだ

未来から目を背け
まだ先の話だと
 ....
彼女はひとつ年上の少女

まだ早い雪に消えていった

追いかけるのを躊躇う僕はひとつ年下の老夫

もう遅い蝉時雨の中に佇んだままだ
 
睫毛が燃える

目の前で煌々と

美しい光景だ

眼球の溶ける痛みと引き換えに

美しい光景だ
 
命は螺旋

星は輪を描いて

私は

ゆっくりと分裂の限界に近付いてゆく
 
乾き始めた体が
 
今 欲するのは
貴女と云う名の海
 
ただ 名も無い
いまの“わたし”では
 
ただ 同じと
海鳥が鳴いた
 
風に靡く黄金色の原の影

命のバトンが渡されてゆく

円環が不満で逃げ出す者も確かにいるが

伸びた影が同化するまで私は此処に立っていたいと願い続ける

そして

引き継いで何かが ....
貴方は頭を撫でるのが下手な人

それでもいいの

不器用な貴方の手で

ぎこちない貴方の手で
 
何時も通りの喧騒と猥雑の中で

デスメタルを聴きながら自分なりのラブストーリーを綴る

小さな手帳を覗き込む君には聞こえない音量を保ちつつ

何時も通りの喧騒と猥雑の中で

デスメタル ....
キスをせがんだ乾いた唇に

熱は伝う 憚る暇もなく

堪えていた(つもりのない)モノが零れ溢れ

堪えられないくらい“私”に気が付く
 
吉岡ペペロさんの徘徊メガネさんおすすめリスト(58)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言い出したらきかないスピーカー- 徘徊メガ ...自由詩413-10-10
くろばむ夢の袖- 徘徊メガ ...自由詩313-10-10
- 徘徊メガ ...自由詩513-9-3
夢魔の夢- 徘徊メガ ...自由詩313-5-10
息継ぎ- 徘徊メガ ...自由詩213-5-10
生命のエコー- 徘徊メガ ...自由詩212-11-6
治りかけが一番痒い- 徘徊メガ ...自由詩312-10-3
ラプソディー- 徘徊メガ ...自由詩512-6-8
雷咆- 徘徊メガ ...自由詩412-3-29
茶の間19時30分- 徘徊メガ ...自由詩9*12-3-3
水葬- 徘徊メガ ...自由詩4*12-2-25
車で擦れ違う関係- 徘徊メガ ...自由詩7*12-2-4
冬の僻み- 徘徊メガ ...自由詩5*12-1-31
独り暮らし- 徘徊メガ ...自由詩4*12-1-29
嫌いではないのだけれど- 徘徊メガ ...自由詩2*12-1-28
絵空事- 徘徊メガ ...自由詩5*12-1-25
陰に在る力- 徘徊メガ ...自由詩3*12-1-23
個の壁- 徘徊メガ ...自由詩3*12-1-1
きっと- 徘徊メガ ...自由詩5*11-12-26
熊五郎の左腕- 徘徊メガ ...自由詩5*11-11-27
理想は崩れ去る運命- 徘徊メガ ...自由詩4*11-11-23
きっと私もそうだろう- 徘徊メガ ...自由詩711-11-13
少女の影- 徘徊メガ ...自由詩411-10-28
何も犠牲にしない私には- 徘徊メガ ...自由詩511-10-28
目を閉じて見える波紋のリフレイン- 徘徊メガ ...自由詩211-10-22
渇望の抑止- 徘徊メガ ...自由詩411-10-6
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デスメタルを聴きながら- 徘徊メガ ...自由詩211-9-29
乾いた唇- 徘徊メガ ...自由詩111-9-19

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