階段
佐藤伊織
あ 思い出した
( き に )
まっすぐに 引き出しては
まわる まわる
階段
の
歌 音階もない
この雪のない冬に
朝からみえる
きっと
(思い出せない)
反射する
螺旋と螺旋
ひとしく結ばれて
落ちていく瞳と
影
あ
あ
あ
自由詩
階段
Copyright
佐藤伊織
2013-12-07 02:14:44