どんなに踏まれてもどんなに嘲笑われても
頑張って
今は彼方の時代
熱い涙を越えた向こうには何かが待っている

何時までも応援してるから
彼方達が居なきゃ時代は廻らない
何も正義だけが時代 ....
ねじれたりよじれたりしなくても
何だっていいんだよと
コトバは私を受け流す
白地に紅円
それはとても素朴で
 それはとても美的で
  それはとても荘厳で
腐った今日には
とても勿体ない

ここぞと掲げられる日の丸は
情けない背中を見つめては泣いている

ど ....
 旧校舎の外階段を降りて
 ピロティに出ることができた
 夏草の熱が 猫のように腹這いで寝ていた
 青い空と鳥籠は真逆に見えて 同じものだと
 あなたの唇が言っていた
 僕たちは暗い液で ....
  

冬は粉雪
舞い散る涙か
表参道
凍える想い出

スノードームの中に生き埋められたみたい

雷が鳴るから
すこし厚着にしたんだ
酔っ払って真夜中
スノードームの中に転 ....
駒込のお七付火之事、
此三月之事にて二十日時分よりさらされし也

おれは怖くてものも言えぬ
お七はさらされておるというに
あれはおれのせいかもしれぬと
口に出すことはとうていできぬこと
 ....
道端の花壇の端に老人が腰掛けて苦しそうにしていた。止まって声をかけることができなかった。通り過ぎてから老人が重病だったらどうしようと思い振り返った。老人はまだ座ったまま。戻って声をかけることもできたは .... ポケットから出した手を
温んだ風の中で
大きく振りながら
まるで音色みたいな
あなたの名前を呼んだ

読み飽きた季節の頁が
温んだ風の中で
めくれるように
まるで花弁みたいな
 ....
ちいさな舟が夜の海をゆく
破れた帆にわずかな風をうけて

帆柱には古ぼけたカンテラ
光はにぶいが少しあたたかい

月のない夜だから
真っ暗の水面は永遠みたい

とじこめられているのか ....
貴方の瞳に囚われて私はまるで羽をむしりとられた蝶のように
怠惰に白布(シーツ)に横たわる
自由という羽を失った私は芋虫
無言で貴方を見つめ返す
貴方の魅せる夢幻(ゆめ)を今か今かと心待ちにしな ....
 硬いパンを噛むと じゅっと唾液が湧いてくる
 人なれど 朝の欲は獰猛なけもの
 薄切りのハムとレタス マヨネーズの酸味
 奥に隠れた卵の温もりをも舐めとる
 ミラノサンド
 けれど熱い ....
チョコレート海老入りマスタードサバランを
隣のテーブルで頼んでいる

水たまりに隠した亀が
もうじき鳴きそうだわ
席に着くなりその話
をするとA子さんは
足早に
過包装の雪の中へ
飛 ....
黒い液体。
黄色い液体。
飲んでも飲んでも足りない。
もっともっと飲みたい。
飲んでいないと集中できない。
黒と黄色。
トラテープ。
潜在意識の警報。
不眠の原因。
中毒の文字がちら ....
滑走していく冬の夕空を
概念が凪いで金魚と泳いでる
熱の籠もった長靴下、
そろそろ君ともお別れだ
糸が引き千切れた 
正月凧、
風に流され遠く  
とほくすきとほりいき
春へと 遠くか ....
波の囁き夢ゆらし
消えてしまうと知りながら
両の羽でそっと抱いて夜を越えれば
辿り着く揺らめく光
それだけが燃える翼の奥で 
いつまでも 
いつまでも
海に鴎は月を浮かべる


 ....
そこには血の通った人間の息吹というものは存在しない
妙に薄ら寒い風が吹く

潔癖潔癖潔癖
何故人間はこんなにも潔癖を求めるのか

青白いセルロイドの人形を抱いて眠る人間共
自分はいかにも ....
「流れ星に願いをかけて」
「それが 流れ星に もう一度 流れて って願いで」
「また 流れた流れ星に」
「また 同じ願いをかけて」
「・・・ずっと繰り返したら どうなるのかな?」
君がふと溢 ....
この弱った国 腐り切った国
弱り果てた国 弱いものを助ける気すらない国
くだらねえタレントがのさばり、農薬まみれの国
神の国だった時代は、今や昔 皆でこの国を貶めた
劣化ジャパン 弱体化した国 ....
ユスリカが進行方向に
いくつも柱状の群れをなしている
どうして顔の高さにあるのか
群れに顔を突っ込む度に
うえっうえっと言いながら
手ではらうも少しも散らない
足元は泥濘んで汚れていく靴
 ....
{引用=




うしなわれたものは、いつもやわいかたちをしている
それならば、うしなわれるまえに
きずつけずに、たいせつにしていたらよかったのに。

水色の浜辺にちいさな時計をてに ....
オルゴールのふたをあけると
ことりが砂浴びをしていた
昔のメロディで
ほんのりと温められた砂は
極上の石鹸で
泡こそ出ないのだけれど
日々の汚れを落としてくれる

ふっくらと
よみが ....
今日も自分を探すのだ
ドーナツ屋の列の中で 考えながら
一体何を食べるべきなのかを
僕は立ったまま そこで でも選ぶのだ
右手にトングを
左手にトレイを持ったまま


誰かが行った ....
今日もパソコン画面を相手に、老いた老人のように腰を歪め、片手でマウスを弄りながら、画面を物珍しそうに眺める猿のような私がいる。

ネット詩は個人主義の時代を象徴する独白のようで、その組織力不在の表 ....
人間生きて行かなくちゃいけない
食べて行かなくちゃいけない
夢ばかり追いかけてちゃいけないんだ
彼が売り上げばかり気にして統計ばかり見つめていてもしかたがない

だって彼も若くはないし今ある ....
寛容を押しつけられて
不寛容の果実を齧った
依存の強い甘味を受け取り
憤ることの快楽
正しさという安心感
簡単にひっくり返る世界

かつては鮮やかだった景色
瑞々しさにあふれた手触り
 ....
ぴーすかぴぃい
うんにょい、うんにょい
ぷっぷっぷっ

お空の晴れ晴れ
体の冷え冷え

(今朝のコーヒーは只々ニガく)

うんにょい、うんにょい
やまいだれ 
だりぃからだ
た ....
最初の出だしはこうよ。
ポプラ並木に寒すずめが四羽、
正しく話してると、
うつくしい獣たちが引き裂くの。
クレープが好きだと言ったわ。
魚座の男が好きだとも言ったわ。
鉄分の多い多汁質 ....
はるかぜに
もしもうなじがあるのなら
そっと息ふきかけてあげたい

気持ちいい?
ってね


片想い
さえ光ってる春の教室
綿毛を飛ばして届けと願った

綿毛みたいな、
恋の ....
狐雨みたいに
吹雪の中から日が差して
カラスかと思えば
カササギが
白く眩んだ雪原に
モザイクの影をひとつ
長い尾羽
跳ねる指先
氷の粒はからだを奏で
血は渦巻いて管を響かせる
う ....
所詮、AIを操る人達
メタ賢者と称えつつ
他者の努力を嘲笑う

次の瞬間には忘れて
別の話題にうつろい

心を捧げる行為さえ
無駄と決めつけては
自分は違うと言って
DIOパンチ繰 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10495)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
仮面の下の涙- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-27
コトバは- 紅茶猫自由詩2*25-2-27
日の丸- 詩乃自由詩225-2-27
ピロティ(2025.02.23)- 草野春心自由詩325-2-27
スノードーム- 秋葉竹自由詩225-2-27
吉三郎申す- 佐々宝砂自由詩3*25-2-27
神様に試された。- 自由詩625-2-27
- 夏井椋也自由詩11*25-2-27
幻夜航- あまね自由詩1425-2-27
紅(あか)の軌跡- 栗栖真理 ...自由詩125-2-26
ミラノサンド(2025.02.22)- 草野春心自由詩325-2-26
A子さん- 紅茶猫自由詩4*25-2-26
カフェイン。- 自由詩425-2-26
スプリング・カイト- ひだかた ...自由詩625-2-26
オマエ鴎でオレ鴉- 板谷みき ...自由詩2*25-2-26
人形達の夜Ⅱ- 栗栖真理 ...自由詩225-2-25
星に願いを- 瀬田行生自由詩9*25-2-25
お下劣ジャポン- 鏡文志自由詩5*25-2-25
とらわれ。- 自由詩4*25-2-25
遠い日- ryinx自由詩14*25-2-25
砂浴び- そらの珊 ...自由詩13*25-2-25
休日の街- 番田 自由詩425-2-25
私の仮想敵、西野亮庵氏と、私の現代嫌いについて- 鏡文志散文(批評 ...7*25-2-24
理想と現実- 栗栖真理 ...自由詩125-2-24
楽園はなかった- 自由詩425-2-24
どうだかどっこい- ひだかた ...自由詩5*25-2-24
タコにも酔うのよ。- 田中宏輔自由詩15*25-2-24
春の風、花の恋、午後の陽光- 秋葉竹自由詩325-2-24
愚者白紙紀行- ただのみ ...自由詩5*25-2-24
所詮、AIを操る人達- 足立らど ...自由詩325-2-24

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