詩に神でしょうか
魂を奪われて
目を逸らせなくなった
その指がわたしの曲線に触れて
芯がじわりと赤くなる
押し寄せる昂り
少しく震え漏れる息
目を合わせた途端
はらり
と衣が落ちた
 ....
白銀の光滴、幾つも幾つも
黒い轍に導かれ生まれ
大きく膨らみ透過され
やがて鈴生り勇み立ち
己を誇示し生き始め
落ちていく、沈み込む
俗世という時流に
内なる死の流れに
犯され犯し捉え ....
4年ほど前、「傾き者になりたい」と言っていた彼
その数ヶ月後、彼は舞台の上で赤い派手な着物を着て
見事、傾き者になってみせた

見る者を魅了させる粋で艶やかな立ち姿

それから、月日は経ち ....
神様から
お前の分け前を引いた分が
俺の取り分











俺の取り分から更に ....
ジェンガティンガ司令は悩んでいた

生きるべきか死ぬべきか

崩れていくいのちのかけらを拾い集めては

途方にくれる日々だった

終わりかけたある日 にゃーがあらわれた

にゃーに ....
なぞなぞ

5つあれば
じゅうぶんでしょう
人指したいって
からだにフィットしないけど
中指よりも親指がよくないかい

さくら公園の彫刻でもあるまいし

猫は小指
薬指だったら良 ....
 
 春が来てもウツ

 桜咲いてもウツ

 空が晴れてもウツ

 ウグイス鳴いてもウツ

 菜の花揺れてもウツ

 ちょうちょ飛んでもウツ

 花粉症でウツ

 ドーナ ....
成果主義とは
成果が出ない場合
言い訳を許さない主義です

これから導入する
せいかも主義とは
成果が出ない場合
誰かのせいかもしれないと
言い訳を許す主義です

誰が悪いのかを申 ....
 

その声を
夢みていたよ

花びらが
散り
舞う
遊歩道
歩いてきた道を
振り返ったら
星もまばらな宇宙に
ガラスのカケラのようなちいさな月

じぶんの足音以外は
 ....
左手にピックを持つと、濃いピンク色の闇が拡がる
涙の成分が違うだけで、私たちはみな
同じだと思う、誰かに馴れ合うために
闇を捨てる、軍艦みたいな色の
ドラム缶みたいな、モノクロの街へ

寒 ....
この灰いろの曇り空の下、
君のくちびるだけが赤い、
mysterious eyes,
そんな、頬杖の突きかた、
ボロボロになった羽を纏い
紅い涙を流しながら
きみは太陽の熱波を目指し泣き叫ぶ
泥沼でもがくぼくは
その悲しみを視界の端で黙って
祈りを捧げる
互いに別の境涯を選び
行く先はいずれも地獄 ....
透きとおるほど美しい海に伝わる伝説は
哀しみの泡となって今も水面を漂う
愛しい人のために流したあの人魚の涙も
広大な海の中へと埋没し深い淵へと還ってゆく

あぁ、静かに波立つ碧い水しぶきが
 ....
🟢🟡🔴
全部の色が点滅してる信号
知らない声が縦横無尽に行き交う
皆が手のような糸を絡めて
孤独な時間に灯りをともし
心の隙間をスッと埋める
趣味の糸を引き寄せると
地図にない道が開かれ ....
黒いソファーに腰掛け
ジッとコチラを見つめてる君
君はいま何を考えているの?
その瞳もその唇も
何かモノ言いたげに僕に笑いかけているけれど
被写体と現実社会との境界線が
強固な壁となって阻 ....
冷たい雨粒が雫となって頬を伝う時
君への想いが溢れ出す
胸元の熱い幻が僕をあの頃の記憶へと引き戻すよ

初めてふたりが出逢った時
まるで惹かれあうように見つめあった
君は優しく微笑みながら ....
蝉時雨の日に緑の紙に捺印をすると決めた
いつまでも友達でいようなんて嘘をつき
きみは天を突き抜け歓喜の歌をうたい
ぼくはどぶ板を這いずり回るゴキブリになるという
今までの18年は悲喜こもごもの ....
ゆっくりゆったり
頭もたげる私である声 、
灼熱するもの冷え切るもの
只その双方の均衡の最中に

地の向こうから群れなして
ヒビキのコトバの響き愛、
形造らんとした意味合いの
塵埃の粒 ....
川は土壌や石のミネラルを削りながら流れ大海に辿り着く
人は何を削りながら現在を生きているだろう
そして人がたどり着く先には何があるだろう
誰も知らないその先へ向かっていくのはこわいけれど
どう ....
少女は座る
コンクリートのひび割れ

髪を揺らす
残響がささやく

優しくすり減った骨を
胸に抱く

ごめんね
もう運んであげられないみたい

静かな光

紙の地図 ....
燃えるような思念が月明かりに照らされて夜に漂う

あぁ、いますぐ君の腕にしがみ付いて
そのまま溶けてしまえたらどんなに良いだろう

たった独り不安定な砂利道を歩く侘びしさよ
歩くたびに小石 ....
雨上がりの風が湿った土と緑の薫りを舞い上がらせ
柔かな陽射しに溶け込んでゆく心地良さよ
眼を転じればピンクに色付く薔薇の花びらが露に滴り
淫らに揺らめいているよ

あぁ、ヒンヤリと冷たい空気 ....
君のいない夜はココロにポッカリ穴が開いたようで
僕の頬から塩辛い涙が
紅い血を滲ませながら溢れ墜ちてゆく

あぁ、君を愛しく想えば想うほど
もう一人の自分が瞼の奥に映る君の姿を
冷たく突き ....
高級官僚になれますように
七夕の短冊に、そんな願い事が書かれてあった。
デパートの飾り付け。
ユーモアあるわね。
それともユーモアじゃなかったのかしら?
ひばリンゴ。
ひばりとリンゴを ....
白い柱の上で
しゃべる猫を待ってた
しゃべる猫はフード付きの
グリーンのコートを着てる
誰が見たって間違えようのない
ぎらぎらした勲章をつけて

投げつけて
振り払って
ここに来るま ....
抱き合う日々の中庭に花を育て
枯れるばかりの木を持った
あなただけが擦り減って行くから

あなたに弱さを望んだ
それは醜い愛だったが
産まれたものを捨てるわけにはいかなかったのだ

 ....
空気は暖かい
そして重い

死なない程度に手をつなぎ
死神と桜の道を歩く

路肩駐車。点滅信号
誰かの笑い声が遠ざかってく

腕がないおもちゃを拾う
灰衣の裾で風が舞う

 ....
朝方は雨に近いみぞれだったが、いつのまにか大粒の牡丹雪となり
真冬のような降りとなっている
誰にけしかけられるでもなく、雪は味気なく空の蓋を開けて降り出したのだ


すべての平面が白く埋め尽 ....
そらはあおい
みんなそういうし
ぼくもそうおもっていた
でも
じっさいよくながめてみると
そらって
あさやけはみかん
くもりはふるいふとんのなかみ
あめはへやのすみのほこり
ゆうぐれ ....
漆黒の夜空に閉じ込められ
花びら散り敷く公園のベンチに座り
きみの透明な瞳から溢れる涙を見たよ
白い頬を伝いながら嗚咽が止まらなかった
ぼくは ただ背中をポン ポン ポン… と
ポケットに忍 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10797)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
桜散る、- 自由詩6*25-4-5
復活の日に- ひだかた ...自由詩525-4-5
傾(カブ)く者- 栗栖真理 ...自由詩125-4-5
迷宮のゴブリン- TAT自由詩4*25-4-5
猫と宇宙とネットの海と- 足立らど ...自由詩525-4-5
猫と宇宙とネットの海と- wc自由詩7*25-4-5
春が来てもウツ- おやすみ自由詩225-4-5
せいかも主義- イオン自由詩2*25-4-5
まるで香りのような声- 秋葉竹自由詩125-4-5
イコール- 由比良 ...自由詩2*25-4-5
手摺- 本田憲嵩自由詩1025-4-5
地獄に仏- レタス自由詩4*25-4-5
人魚の涙- 栗栖真理 ...自由詩125-4-4
仮想交差点- 自由詩4*25-4-4
キミの体温- 栗栖真理 ...自由詩1*25-4-4
雨に打たれて- 栗栖真理 ...自由詩1*25-4-4
真夏の別れ- レタス自由詩4*25-4-3
ちょうど境で終わりを前に_- ひだかた ...自由詩525-4-3
川と時と- 自由詩7*25-4-3
binary- mizunomadoka自由詩6+25-4-3
哀しみの墓標- 栗栖真理 ...自由詩2*25-4-3
雨上がりの使者- 栗栖真理 ...自由詩1*25-4-3
パンドラの匣- 栗栖真理 ...自由詩1*25-4-3
DESIRE。- 田中宏輔自由詩12*25-4-3
レンガと人形- 竜門勇気自由詩3*25-4-3
中庭- はるな自由詩525-4-3
魔法が追いつく- mizunomadoka自由詩1025-4-3
初雪- 山人自由詩11*25-4-3
そらはあおい- 凍湖自由詩425-4-3
さくら散る- レタス自由詩4*25-4-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360