風熱を
食みながら
生き始める思考、
静やかに涼やかに
銀鈴の白波の
連なり鳴らし
言の葉の群れ
次々集めながら
自らの力動貫いて

 肉体と云う
  器がしんどくなれば
   ....
朝のドラマを見終わった途端母が涙目で
「住んでいる家を売り払って財産として三分割する」と言い出した
そのドラマの内容は主人公の学生時代の友人が封建的な家制度に縛られ
横暴な夫にも悩まされた挙句そ ....
雪降る寒さに紛れて
一緒のポケットに手を入れて歩いた
絡まる指が僕に歩く勇気をくれた

ずっと一緒にいられると思っていた
けれどいつの間にか
同じ空の下で違う星を見ていた

春の大三角 ....
今眠りに落ちる私
なるものが本当
に存在するもの
かは分からない
が      私
なるものがなけ
れば落ちていけ
ぬのが夢の中で
その夢の中で愛
でた花の香だけ
が本当であるか
 ....
誰一人、針を止める者はいなかった
時間だけが、過ぎていった

誰一人、悪いことをする者はいなかった 
誰一人、互いを憎む者もいなかった
誰一人、疑問に思う者はなかった
時間だけが、過ぎてい ....
 あるとき、atom、つまり、「原子」という言葉が、ディキンスンとホイットマンの二人の詩人の詩に使われているのを発見して、これは、おもしろいなと思ったのである。それというのも、当然、この二人の詩人 .... 美しい花には棘がある
花の美しさを妬む心には
棘はないのか?

就寢前にそんな事を考へたが
直ぐに寢入つた
暢気な詩人だ
これは由々しき命題だと云ふのに

美しい花
美しい星
美 ....
 

闇空がとても静かで
星の音さえも聴こえず
一月の息はしろくて
こころには凍る想い出

あどけない罪だというわ
かたちだけ孤りかなしい
夢みがち月はしっとり
甘いうたそっと ....
一行目が二行目ならば二行目は一行目ではないこれは偽である

二行目が一行目ならば一行目は二行目であるこれは真である

三行目が一行目ならば二行目は二行目であるこれは偽である

四行目を平行 ....
バッハはキリストが復活するまでの受難を描くことで
困難を乗り越える希望を描こうとした
後々の人々もお互いの違いを乗り越え
声を合わせて彼の曲を歌い継いできた
長い年月を経てどれだけの人々が流し ....
カードはカードだ
クレジットカードもその他
いろいろお国によって
多種多機能有るということだ

かるたと花札と百人一首などなど
日本にも前からいろいろあった
仕事に行き詰まったら、どれか ....
誰かの詩を読んでいてふと意識が途切れる
微かな自分の寝息に気づいて少し慌てて瞼を開いた
どうやら座布団の上に座ったまま眠り込んでしまいそうになっていたみたいだ
心なしか頭がズキっと痛くて重い
 ....
 わたしたちの 静かな部屋は 青かった

 ポケットに入れた 痛みたちは つぎの日には
 砂にまぎれ、洗濯機ゆき
 やだなぁ。

 {ルビ溢水=いっすい}を 眼にとかして
 わたした ....
冬ざれた街
物語は化石の路となり
人々は狂った時計に戸惑い
孤独という鉄鎖に縛られ
微笑みは寒空に消えてゆく

あなたの声も届かない
初めて出会った時の切なさも
セピア色に変色した写真 ....
とてー
鼻先から抜ける
夜はこんなに豊かなものを含む
とてー
夜空に浮かぶ1.2.3
うさぎの星座、からだじゅうに散りばめた赤い煌めき
その他アンタレス
あれはサイのからだね、外枠が青く ....
僕らは皆んなそれぞれに病んでます
でも、自らが病んでることに
気付けなければ、更に明るむ意識開けなければ
ダメダメ なんじゃね?

ちゃう ん?違うんかい!…〇∬
池袋まで電車で30分の處に住んでゐる
だが東京は嫌ひだ
僕の詩には
Streetはない
あるのはTownだけだ

〈大東京惑ひの末や夜鷹蕎麦 涙次〉
何故なら若い頃から
東京、と云ふと ....
外に出る時は仮面にマント
オレの正体は誰も知らない
家に帰って気づく
マントからはみ出たガーターベルト
誰かに見られていたかもしれない
仮面を外せば
瞳が見えないくらいのつけ睫毛
そんな ....
裾に吹雪をあしらった
むらのない雲をまとい
忽然と 瞳に降り立った
白き盲者 太陽は
この網膜を滾らせて
まぶたには収まりきらず

毛糸の手袋にくっついた
固い玉状の雪の欠片が
あた ....
室町無頼
 
 
たぐいまれな
情弱の男性は
薄幸の美女と
かくかく歩きを
禁じる
 
表現 表現 表現 表現
なんも伝えることないときこそ
ワックス磨けしてスキルを高め
妄想 ....
トランプはゲームだ
国によって遊び方は
違うということだ

遊びで仕事をしてはいけないが
仕事で遊ぶのことは大事だと言う
新たなゲームも作れるし
メチャクチャなルールでも
試してみない ....
心の底を見つめても、
暗い雪景色をこつこつと歩く旅人の
足音が胸のなかで響いて
コートを前に合わせては
あんまり寂しそうにするので
悲しみがうつるじゃないか

心の底を見つめても、
普 ....
自分はガンダム世代と思っていたけどイスカンダルに行ってちゃんと戻ってきたヤマトって凄くないか?さすが右翼。ふつうの老人はブレーメンの音楽隊員になれるだけでも栄光背負れるのにね

*

http ....
お嬢様、温かいお茶を持ってまいりましたわ。

いつもありがとう、ろーら。
今度、またあのお花を見に行きたいわ。

いつも勉強熱心ですねお嬢様は。伝えておきますわ。

久しぶりに思い出した ....
会員から預かったカネの在り方
わからずじまいのまま会計報告あげた役員に
怒り心頭の母
役員たちは問いただす母の口を封じ
まるで母が諸悪の根源であるかのように言いふらす
しかもトドメは
「あ ....
左首筋に喰らいつくドンとした重さを感じ
思わず顔を顰める
まるで虫がしゃぶりつくような薄気味の悪さ

しばらくすると何もなかったかのようにすっきり治るが
不意打ちのようにやってくる厄介者
 ....
ときおり、ビビッと飛び立つカワガラスの刹那が、凡庸な1日を僅かに輝かせてくれるけれど、私はまるで重量の失われた物体のように空に向かって昇っている気すらした

雪は降りしきり、私は屋根の上で雪を下ろ ....
とてもとても
とほいとほい
処から
やって来る風
からだからだと
纏わりつき
からだの輪郭
形づくり
わたしの身体
通り途として
すぅうと抜け
アホイと
明るむ空の青に
挨拶 ....
 眼に泳ぐ精子たち      
                     電子を帯びたきみの姿見
 幾数年もわたしの前を歩いている
               ひとりごちに浴する勝手が ....
些細な日常のことでもすぐ喧嘩になる
お互いが酷い言葉を投げかけあっても
いつのまにか何もなかったかのように元通りに笑い合う
お互いわがままを言い合い許し合う
私にとって母は母でもあり姉妹でもあ ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10203)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩想、しんどさのし- ひだかた ...自由詩5*25-1-19
影響- 栗栖真理 ...自由詩3*25-1-19
スピカ- 自由詩4*25-1-19
逸脱- 雨宮吾子自由詩225-1-19
ユートピア万歳!- 鏡文志自由詩1*25-1-19
語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン- 田中宏輔自由詩10*25-1-19
ウツクシサ- 髙任勇梓 ...自由詩125-1-19
しろいうた- 秋葉竹自由詩125-1-19
百行詩- 田中宏輔自由詩11*25-1-19
受難曲- 栗栖真理 ...自由詩1*25-1-19
アメリカントランプ2- 足立らど ...自由詩4*25-1-18
午睡- 栗栖真理 ...自由詩125-1-18
Overflow(2025.01.09)- 草野春心自由詩225-1-18
独り- レタス自由詩4*25-1-18
グッドナイトハミング- よるもと自由詩225-1-18
五行歌、ダメダメ_ちゃう?(改訂)- ひだかた ...自由詩425-1-18
東京- 髙任勇梓 ...自由詩125-1-18
正体- 自由詩6*25-1-18
そしてわたしの目は- ただのみ ...自由詩3*25-1-18
室町無頼- 足立らど ...自由詩2*25-1-18
アメリカントランプ- イオン自由詩3*25-1-18
守り- よるもと自由詩2*25-1-18
●__フラワ枯れたと誰か笑ふ__●- 足立らど ...自由詩2*25-1-18
ローラがくるわ- 林 理仁自由詩325-1-18
無念- 栗栖真理 ...自由詩1*25-1-17
首筋の虫- 栗栖真理 ...自由詩2*25-1-17
除雪- 山人自由詩3*25-1-17
とほい行方- ひだかた ...自由詩8*25-1-17
無線紙- アラガイ ...自由詩8*25-1-17
- 栗栖真理 ...自由詩2*25-1-17

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