円い
ちゃぶ台の上に
ひとつ
乗っている
ほほ笑み
何本もの糸を断ち切ってきた中
僅かに残った繋がりの糸
距離は遠く長い
在るという充分

困難で苦しんだ時
在る糸に震えが伝播し
彼方から戻る波動を握る
この手に勇気の熱が湧く
 卵の殻から開幕して、鬱陶しい号外の吹雪に紛れる。糸に絡まれ、爪先立ちの練習をする者たちの概念過多症《がいねんかたしょう》。手に馴染む鋏を使わなければ、疑念とは絶てないに違いない。猪突猛進な老婆、敬う ....  深く深く落ちることだけを考えているだけなのに、上手いこと到達してくれないもどかしさ。肩までのしかかる温かさを逃さぬよう慎重に/慎重に。
 覚醒状態が鬱陶しい。
 またこれも何かを期待している予兆 ....
人として生まれたのならば
死を迎えるまで
強靭かつ しなやかでいたい

この世をすべて理解しているわけではないのだから
真っ白なキャンバスのように謙虚でありたい
この歳になっても好奇心はい ....
会えないことがわかっているから
適当な約束をする
叶わなくていいけれど
叶わないけれども
まだ大切に思っていることを伝えるために
意味のない約束をしたいだけ
あなたの夢はと聞かれ
答えられない自分
無の衝撃が胸に広がり

日常の空模様が怪しくなる

どこかで雷が鳴り
風が吹き雲が追いかけてくる
あっという間に激しい雨に打ちつけられる

 ....
陽の光を朝に浴び
その輝きに手を触れる時
アナタの纏う衣の
すきとほる純白
わたしを包み込む

そうしてわたしは
わたしの自己存在を 
眼を見開き見入り
耳を澄まし聴き入り

  ....
真夏のフリマ!
結婚式!
結婚式友人代表!
路上の青いシートに積まれたハンドバッグにネックレスにノースリーブのワンピース
青空フリマ!
結婚式!
結婚式友人代表!
白い手袋と百合のコサー ....
 
 

驚いたのは
悲しくなかったことだ

生きるなんて
日々病みつづけてゆくなかで
なんとか笑って
こなしてゆくだけの時間だろ

だから夜の夢に酔うのも
やっぱり正しい ....
午前3時に起床
アイス珈琲を2杯飲み
{ルビ微睡=まどろ}む{ルビ眼=まなこ}を排除した
速乾タイツ 速乾パンツ 速乾Tシャツを着込み
釣具・クーラーボックスを車に押し込んで
走ること2時間 ....
話したいことはない
話しかけられて
適当に答えて

ハサミが髪を切る瞬間
地肌に伝わる感触の快感

金属音と共に床に散る髪
やがて掃き捨てられる

さよなら鬱屈
また会う日まで
 ....
耳の不自由な彼は
音が見えた
と 言った

わたしには聞こえただけだった

目の不自由な彼女は
色が薫った
と 言った

わたしには見えただけだった

後ろめたくなかった
 ....
教会や教皇や天皇やドナルド・トランプ

多くの人が求めてしまう
外なる神聖普遍独裁 、

内なる普遍神性の光の大洋 、
誰しもの魂の根底に広がり在るのにね
○「指導者」
日本の野球界では
名選手が監督やコーチをしている場合が
多いようであるが
アメリカの野球界では
プロ野球の経験のまったくない人などが
コーチなどとして入っているらしい
選手 ....
{引用=
青い水面に溶けこんでいる。眩暈。逆さまになったふたりの不定形。ぼくらの身体はまるで揺らめく塔のように、どこまでもながく伸びてゆくように、その揺らぎをなんども繰りかえす。それは途方もなく長い ....
もう二度と会えない
さよならも言えなかった
願いは夢で会うこと

思い出を繰り返し語り
笑ったり泣いたり
居場所を灯す

好物だったそうめん茹でる

そうめんの川にオクラの星
麺 ....
青銅の天空に
白雲の流れ 、

刻まれゆく時に

はしゃぐ子供、
夏の庭先に成人し

昂揚する自尊、 
萎縮する帰依、 

銀輪の放つ光彩眩しく
罅割れゆく青銅の天空

裏 ....
銀河の岸で
七夕の日
小鬼の私は
手紙を書いた
ムーミンの切手を貼った
 結婚披露パーティーでは

 知らないところで感情光線が飛び交って

 創立記念パーティーに

 昔話に埋め尽くされる人の群れ

 出版記念パーティーには

 活字ではなく論争 ....
湿度の高くまとわりつくような熱と空気の密度に対して、肌の内側からゆるく反発するような力を感じている、夏の昼下がり、こうしているとまだ生きていられると思う、それは当たり前のようで当たり前では .... 放置された骨組みだけの車のそばには細やかな花が咲いていた、二十年も前にそこで中年夫婦の心中があったのだと聞いたのはつい最近のことだった、シートが二つしかない、クラシックカーのようなシルエット、車種 .... 太陽は慰めない
空は悲しまない
雨は歌わない
誰もいなくても
人はそうやって

ながくもなく
みじかくもなく
はやくもなく
おそくもなく
香は燃え尽きる

すべては鏡で
なに ....
 ひそやかに
 風 渡りすぐ音のする
 竹の飾りは夏をむかえて

 ショッピングモールで
 友人に勧められて買ったマーメイドスカート
 そのレモンイエローに、つい気持ちがはしゃいで
 揃 ....
白い紙の上にこぼれてにじんだ
わたしのかなしみ、
あなたのりんかく

揺れながら
つめたく細い流木のような腕を
にぎりしめたときを
かみしめる
揺れながら
幼子が ヒーローの名前 ....
 青いそらに
 一本の縄バシゴをかけて
 一人で昇って行くのだ

 小さくなってゆく姿を
 地上の人々は
 誰も気付かないままに

 陽に憧れてのぼって行くのではない
 高い塔か ....
5時30分に起床
アイス珈琲を飲みながらグールドによるバッハのゴールドベルクを聴く

           *

7時30分朝食を採る
納豆たまごかけごはん、残り物のチャーシュー、水茄子の ....
なみだ、
ぽろぽろと剥がれ落ちてゆく、
頑ななウロコの溶解、
あつい塩水が、
頬をつたうたび、
こころは、
飾らない、
まっさらな素裸になる、


なみだ、
かけがえのない、
 ....
今日は雲一つない晴天夜空

ひとつの銀河をそのままに
グラスにとくとくとくと注ぐ

星々がきらめき弾けて消えて行く
飾りには土星をグラスの縁にのせて

風呂上がりの夜空の三日月に腰掛け ....
冷えきった部屋から外へ出れば
陽の光がジリジリと体にしみる
角をいくつか曲がって坂道をくだり
今日食べるためのパンを買う

空は雲一つない青
心の中は積乱雲
乾いた風に吹かれ
別世界を ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8387)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
※五行歌「ちゃぶ台の上に」- こしごえ自由詩7*24-7-10
在る糸- 自由詩624-7-10
日照時間(2020/12)- 菜音自由詩224-7-10
夜中はアナタの時間- 菜音自由詩324-7-10
チャレンジャー- レタス自由詩8*24-7-9
叶え- 四十万  ...自由詩5*24-7-9
夢も傘もなく- 自由詩7*24-7-9
陽の光を朝に浴び_、- ひだかた ...自由詩3*24-7-9
真夏のフリマ!- 松岡宮自由詩124-7-9
夜の夢- 秋葉竹自由詩1+24-7-9
【渓流】大物狙い- レタス自由詩6*24-7-8
さよなら鬱屈- 自由詩3*24-7-8
五感- 夏井椋也自由詩10*24-7-8
五行歌、外なる普遍VS内なる大洋- ひだかた ...自由詩2*24-7-8
独り言7.8- ホカチャ ...自由詩2*24-7-8
水精Ⅲ- 本田憲嵩自由詩1024-7-7
七月七日- 自由詩924-7-7
夏の庭- ひだかた ...自由詩524-7-7
※五行歌「銀河の岸で_七夕の日」- こしごえ自由詩7*24-7-7
パーティー- 佐白光自由詩1*24-7-7
幻視/午睡- ねことら自由詩224-7-7
怪談- ホロウ・ ...自由詩2*24-7-7
非在の果実- ただのみ ...自由詩5*24-7-7
たなばた- リリー自由詩9*24-7-7
空白- 唐草フウ自由詩9*24-7-7
夢、- リリー自由詩8*24-7-7
日記- レタス自由詩4*24-7-6
なみだ- 本田憲嵩自由詩11+24-7-6
天の川サイダー- キャサリ ...自由詩5*24-7-6
小さな旅- 自由詩524-7-6

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