初詣が済んだのでおみくじを引く
小さな地域の小さな氏神さまが静かに祀られている小さな神社は
この日ばかりは少しの間だけ人混みで溢れている
ぼくはおみくじを引く順番の列に並ぶ
ぼくの並ぶ列はどう ....
長い連休はポリネシアン
重要なのは精神の結びつき
毎朝起きがけに軽い口づけ
慈しみを込めた愛撫
それ以上は何もしないと
同じ空間にいるだけで癒され
5日目の朝にはパワースポットが発現する
 ....
──韻律と、それを破壊するもの/詩歌の技法と、私詩史を通して




ころげよといへば裸の子どもらは波うちぎはをころがるころがる

 相馬御風の歌である。それにしても、「この音は何だ」( ....
暗闇だった空に
朝陽が昇り
次第に青く
深く色付いて
あるものあるもの
なにもかも
ただかがやき
浮き彫りにされ
今に在り始める時 、
わたしと云う存在は
またこの世界に
一とし ....
新しい、はあらたしい
秋葉原、はあきばはら
昔はさう訓んだ
どの位昔かは知らない
然し、朱樂管江と云ふ狂歌師の名は
江戸天明期には既に
あつけらかん
と云ふ言葉があつた事を
傳へる
 ....
 虹の国

ヒバリは高く飛び
庭で虹を作って
笑いあったひかりの季節は過ぎた
あの虹は
偽物だったのかもしれないし
本物だったのかもしれない
空に虹が架かるたび
そこへ行ける気がして ....
フッ、フッ、フッ、フッ、ワッ、ハッ、ハクショ

フィクション、ファクション、ノンフィクション

クシャン、クシュン、クション

フィー、ファー、フィクション

ビィーーーーー、カッ ....
サブスクリプションだから
生活費を削らずに音楽を聴けるので
満たされた生活になると思った

サブスクリプションだから
少しでも多くの音楽を聴かないと
損だと思い音楽優先の生活になった

 ....
木梨憲武が、じっと見つめているという夢を、見た。いい初夢である。 noteへ前向きに参加して3ヶ月たった
理由は兎も角きっかけくれた友達に感謝しよう
この間いろいろ見てまわり
分かったのはスキを沢山貰う方法というか

その方向は虚しさを増幅するから進まない ....
Churchの靴は手作りで堅牢だ
但し重い
何故僕のやうな貧乏人が
この髙級品を持つてゐるか
市の福祉バザーで¥100‐で賣られてゐたから
これは畸蹟に近い
見逃さなかつた自分を褒める
 ....
りんりんりん
それは 銀の
水脈です
ぴちゃぴちゃと
舌舐めずりすらするのです
放埒不自由な魂を
喰ってやる呑んでやると
魂の大河 静かさに
瞑目すればするほどに
意識の奥の光源から ....
 

僕のことばが偽物だという
君は本物だろう
君が笑ってるなら
偽物でいいと思う

唇のはじから放電された言葉が
穴の開いた心には帯電されず
熱を発することもない


君も偽 ....
きみの王國と、ぼくの王國を秤に載せてみようよ。
新しい王國のために、頭の上に亀をのっけて
哲学者たちが車座になって議論している。
百の議論よりも、百の戦の方が正しいと
将軍たちは、哲学者たちに ....
大晦日の夜から元旦にかけて
年神さまが誰も知らない山から降りてきて
健やかな子どもの足裏に
ひと粒の種を植えてゆく
今年はせいちゃんの番かもしれんねえ
そう言って祖母は細い目をいっそう細くし ....
毎日が毎日カウンターにやってきて
毎日を注文して少し疲れた顔で笑う
私はグラスにゆっくりと毎日を注ぎ
愛想よく笑い返して明日のことを考えている

+

OPEN
CLOSE
どち ....
死ぬのは嫌だな
死は目に見えないくらい
大きいものであってほしい
小さいと乗り越えなくちゃいけないから
1度でも乗り越えたら
何度も死を乗り越えないと死んでしまう
毎日そんな生活をするのは ....
子供の頃の習い事は
どれも壁が出現した時
手折ってしまった

しまった

諦めが早すぎた
選択肢が多かった時期に
自ら摘んだ芽の根っこは
まだ生きていて
芽吹けない土壌を
地底か ....
〈桜桃の種を水邊に投げ遊ぶ 涙次〉
季節外れだが
太宰治の死を思ふ
昨日あつた物が今日ないと
何だか調子狂ふね
そんな事井伏鱒二は云つてゐなかつたか
太宰は心中常習犯で
麻薬中毒患者だが ....
自らの生存に絶望し
絶望し恐怖し忍耐し
朗らかに笑いながら
明らかな意識を持つ
これが最期と新年迎え

漆黒の魔手 、

今宵にもまた戻り来るか
棺に収められ蹲りながらも
貴女達は ....
考えなくなっちゃっ たのかな
あなたの あなたの あのこころ

羨ましくなったんだ たぶん
くるえる かえれる いっときのあめ

凛として 生えたあの子の翼
飛んで 飛んだら 落ちていっ ....
J.K.ユイスマンスの『彼方』を
文學史上の珍かな寶と
する人はもう余りゐない
瀆神は氣分の問題に過ぎない
氣分、
文學は全て氣分の産物だ
恒久に輝く『源氏』の物語を
氣分と云はず何と云 ....
きみは下膨れのたをやめではない
かと云つてきりつと潮に焼けた
漁村の娘の顔もしてゐない
何かと何かの
ミックスなのだ;
僕の顔も他人事ではなく
遠い大分と秋田
その混淆に
造り出された ....
妻との決着は穏やかに着いた
様々な想い出が走馬灯のように通り過ぎてゆく
長いと言えば長く
短いと言えば短かった

二人は別々の路を選び
晩秋を待って別れることになった
互いに別々の白い路 ....
 

ぶんめいが
どんな風を吹かせたのか
わからないふりをして
マンモスを狩った

地球は時計を棄てて
なんにもない大地が産まれた


朝焼けは朝に焼けるし
夕焼けは黄昏どきの ....
ホっぺたがほころんでいる、
御餅、
焼き餅を焼いている、
御餅持ち、
あけましておめでとう
だいぶ長いこと正月の挨拶は
春風献上にしてたのだけど
今年から笑門来福にするの

笑う門には福来るならば
嘲笑苦笑憫笑にも
福がきていいのだわ
そうよ笑裏蔵刀であ ....
龍だった体はゴワゴワと
一年分の出来事に塗れて
空を飛ぶには重くなった
カレンダーを新しくして
つるんと剥けてスルスルと
元気に走れよ 僕
大きな蛙は呑み込んで
栄養にしてしまえ
蛇行 ....
涙はあふれ続けた 故人の眼から
森林はすっかり裸木の群れ、
冬空の青 木立の隙間から透かし彫りに
人間性から堕落し仲間を蹴落とし
自分自身の自由意志すら断念しても生き抜き
詫びても詫び切れず ....
月のとまった樹の根元
眠る蛇の
耳の彼方に凍りつく
川の音 ふるえる
齧歯類のような
尖った痛みを胃の腑に飼って

雪をのせた朱い実の房
星座をなぞる指の匂い
焼べられた記憶
せつ ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8403)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おみくじの話- ちぇりこ ...自由詩625-1-4
ポリネシアン- 自由詩525-1-4
ATOM_HEART_MOTHER。- 田中宏輔自由詩11*25-1-4
朝の倫理- ひだかた ...自由詩525-1-4
あつけらかん(唯名論的覺え書き)- 川崎都市 ...自由詩325-1-4
めざめるすこしまえの本当- そらの珊 ...自由詩9*25-1-4
フィクション、ファクション、ノンフィクション(即興ゴルコンダ ...- 足立らど ...自由詩4*25-1-4
サブスクスパイス- イオン自由詩325-1-4
初夢- おまる自由詩2*25-1-4
これは余暇- 足立らど ...自由詩4*25-1-4
Churchの靴- 川崎都市 ...自由詩325-1-3
魂の大河- ひだかた ...自由詩525-1-3
偽物の光と影をかりにゆく- AB(な ...自由詩425-1-3
王國の秤。- 田中宏輔自由詩13*25-1-3
年神さまのこと/花の営み- ちぇりこ ...自由詩8*25-1-3
笑っておやすみ- 自由詩425-1-3
死の壁- リィ自由詩1*25-1-2
思い出話にしない- 自由詩7*25-1-2
昨日あつた物- 川崎都市 ...自由詩325-1-2
名無し人、透空はるかに- ひだかた ...自由詩625-1-2
後天的天使症候群- みぎめ  ...自由詩225-1-2
氣分- 川崎都市 ...自由詩325-1-2
混淆の果てに- 川崎都市 ...自由詩425-1-2
和解- レタス自由詩8*25-1-2
久しぶりの空へ- 秋葉竹自由詩325-1-1
御餅やき- 本田憲嵩自由詩525-1-1
笑門来福【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩325-1-1
蛇になる- 自由詩6*25-1-1
新年、同じ裸木の森林から(改訂)- ひだかた ...自由詩625-1-1
巳年酔夢- ただのみ ...自由詩325-1-1

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