炬燵出す心のどこか片隅に

あたらしいバイクの走る冬の街

猫座る手編みのかごのお正月

クロネコのトラック明日はクリスマス

偶然を必然としてポインセチア

冬鳥の鳴く樹 ....
生き切ったら
わりかし楽に死ねるやも

枯葉のぽとりと落ちるような

君、今、新芽でしょ
楽じゃないからおやめなさい

あの木は
ただの木だが

学者が見れば
情報の宝庫だ
 ....
一人で死ねばいいのに

幼い子どもを巻き込む心中のニュースを見る度にそう思う

生きてりゃ辛いこともあるし死にたくなることもあるだろう

止めはしないし、そもそも止められないけれど

 ....
この胸の痛みに耐えなくては
いま

人を愛することの難しさを知ったような気がする
生まれ育った環境で嘘や裏切りに遭い
肉親ですら憎み
信じることすらできなくなった彼を
どうして助けること ....
 

対岸に住むひとのことは気にしない
すべてを受け入れてもべつにいいけど
計画が狂ってしまった神さまなんかの
おだてに乗る気はさらさらないね

野菜や果物をいっぱい摂ろう
朝に大 ....
いい加減な僕が言ってやる


ろくでなしの僕が言ってやる


ブルーハーツみたいにさ



生きてることが素晴らしい




書く事は簡単で

何の責任もとれないけど ....
 
 クラスでも部活でも

 キモいやつは排除される

 それが世の常

 今ならわかる

 私、キモかったんだよね

 わかるよ

 私もあなたたちがキモかったから

 ....
日々ひび割れていく
成長痛と共に
涙が滲んでも
それが養分となって
伸びて
またひび割れて
生きていくって
瀕死の状態
地獄に思えるのは
頭の中のせいなのかな
ひび割れないように
 ....
ぽつん ぽつん 
また ぽつん
雨だれ一滴、また一滴

通り過ぎるもの、落ち響き
消え入りながら終わること無く

響き落とし増幅し
皆々方と外れ重なり
すっと音信絶える

かと想 ....
コップに残る水の
ぬるさに 立ちのぼる気配

窓辺のほつれた糸が
風にふるえて 何かを問う

なにもない机のあしもと
捨てられた 言葉の裏がわに
わたしが置き忘れたものを
君が知らず ....
仕事終わり

無性に

他人が作ってくれるものを飲み食べたくなる

帰り途には

コメの付く名の大店喫茶店がある

窓際に座り

あったかいカフェオレとサンドウィッチ

ゆ ....
スカートのホックがかからなくて
手を離した
十分に太りすぎた

決して焦らないこと
こんな自分を否定しないこと

まずは健康を願うこと
ほんの少しの回復を喜ぶこと
心が和らいでい ....
明け方の夢の出口で
思わず振り返ってしまった古本街のオルフェが
見失ったのは未来でした

季節をカンニングしたような短いスカート
の制服の少女は
ショウウィンドウに影を吸い取られて脱色して ....
天を仰いであなたを想う
眩しいコバルトブルー
君の笑顔はそこに映る

僕が君に優しく話しかける
すると君はにっこりしてくれる
そんな毎日が幸せで

何かあったら空を見る
君の ....
 

新しい足の痛みが
信念を揺らし
光を求める視線だけが
その揺らぎを抑え込める
だから
前を向いている

なにも探さない
まだただの一点をみているだけだ

それでもまだ ....
整骨院のウォーターベッド
横になりスイッチを入れると
足から背中 首を通って後頭部まで
強い調子の泡がマッサージしてゆく

私はただ
たゆん たゆんと 身を任せる
その10分ほどの間は  ....
目を閉じた
耳を塞いだ
それでも
逃げられはしない

胎児のようにまるまって
外は怖いと泣きわめいて
信じてなんかいないのに
誰か助けてと
呪文のように繰り返す

どこにも行 ....
白い波に揺られて僕は重たい瞼を開く

世界は逆さまで
まるで砂漠のなかを歩く浮浪者

戯けた王様が嘲笑いながら僕の頭を叩く
痂の雪が積もるときもう一度僕は光を閉じた
ねえ

理路整然とした言葉や着飾った言葉を並べて

自分が嫌になることってないかな


と書きつつ

生きてることが心細い僕は

ビール片手に呆けてる

惚けてる


 ....
遠い近さの透明さの
抜けいく想いに迄至り
祈念 只々あれば 、

自らの内に宿り在る思考と云ふイキモノ
いよいよ強度増し震える福音の鳴り続け、

絶えて後に降り注ぐ神々の
怒涛の憤怒と ....
畑だった土地が
いつの間にか更地に
これで町内の畑はなくなった
雑草ひとつ生えていない

その上をふわふわ飛ぶ
紋白蝶
その上をふわふわ飛ぶ
紋白蝶

その上をふわふわ飛ぶ
 ....
神様の吐き出したコーラみたいに
スワスワした雨の中を、君は平然とやってくる
べったり甘ったるく掠れた声で、
私のシャツを染みだらけにして
口づけは、互いを飲み込むように夜明けまで
気が抜けき ....
2022.4.27  7:22

昨日の朝から朝メニューになった。
しあわせだなあ。夫に感謝!

人に物をあげてしまう悪いくせは
絶対に出してはいけない。
人にものは絶対にあげない。
 ....
『英米故事伝説辞典』で、「handkerchief」の項目を読んでいると、こんな話が載っていた。「ハンカチの形はいろいろあったが、四角になったのは、気まぐれ者の Marie Antoinette 王妃 .... スポットワーカーうれしんだ
通勤列車で押されんだ
リュックを前に抱えんだ
いっぽんの棒になってんだ

スポットワーカーうれしんだ
年下上司がやさしんだ
あいさつをしてくれたんだ
その日 ....
僕の掌から溢れた一欠片
忙しさにかまけて忘れたふりしてた

〝もう忘れたらいいじゃん、アイツのことなんか〟
時は残酷に囁く
熱くなる胸の内を見透かすように

哀しいんだ 僕は
きっとそ ....
 
 影は

 光の当たる角度によって

 伸びたり大きくなったりするけれど

 言葉は影じゃないから

 等身大のままでいい
移りいく季節の
余韻の何処までも
木霊残響させながら

伸びる伸びる、光帯の回廊の坂となり
光の奈落へ何も恐れることなく落ちいく

  この今の瞬間、

季節の狭間の窪みの深淵
濁 ....
死んだような心で漂っていた
気付けば君がたたずんでいる
生きてるって気がついた
君が生きているのを見つめて

思い切って目を開け
景色を眺めてみる
生きてるって気がする
笑うように咲く ....
血をよこせ、と内なる声は確かに言ったけど、それがどういう種類の飢えなのか俺には上手く判断することが出来なかった、贄なのか、それとも、もっと精神的な何かなのか、まごまごしているうちに渇望は激しさを増 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10495)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
憧憬通信_2021春____蒼風薫____- 梅昆布茶 ...自由詩825-6-4
木の精- りゅうさ ...自由詩225-6-4
一人で死ねばいいのに- たいら自由詩1+25-6-4
荊という名の愛を- 栗栖真理 ...自由詩325-6-3
泣きそうな宝石- 秋葉竹自由詩325-6-3
ああ_チバさん- うし自由詩5*25-6-3
一輪挿し- おやすみ自由詩125-6-3
grow- 自由詩725-6-3
まほろば──入梅、夏はじめ- ひだかた ...自由詩7*25-6-3
見えない音- 飯沼ふる ...自由詩4*25-6-3
雨日和の昼寝- 花野誉自由詩9*25-6-3
過食- 木葉 揺自由詩625-6-3
密室〈trente-quatre_34,_trente-ci ...- 藤原 実自由詩125-6-3
コバルトブルー- 長野充宏自由詩125-6-3
未来のうた声- 秋葉竹自由詩125-6-3
整骨院にて- さち自由詩425-6-3
生まれてきてしまったから- 進羅自由詩325-6-2
愚者と微睡み- 栗栖真理 ...自由詩125-6-2
めも- うし自由詩125-6-2
まほろば- ひだかた ...自由詩625-6-2
更地の紋白蝶- 自由詩425-6-2
ぬるいコーラに耽る夜- 神奈備亭自由詩525-6-2
すみれ日記2022.4.27________________ ...- 梅昆布茶 ...自由詩1025-6-2
STRAWBERRY_HANDKERCHIEFS_FOREV ...- 田中宏輔自由詩11*25-6-2
スポットワーカーうれしんだ- 松岡宮自由詩625-6-2
君はすべて- 栗栖真理 ...自由詩225-6-1
影踏み鬼- おやすみ自由詩325-6-1
根源ノ感触- ひだかた ...自由詩525-6-1
6月のRose- 自由詩5*25-6-1
刻印の脈動- ホロウ・ ...自由詩2*25-6-1

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