ふんわかふわふわ
白雲流れゆき
自らに映り出す
とほいとほい光源の影
散りばめちりちり
細やかに
私という霊魂を
優しく慰撫し
影踏みながら懐かしみ
受け容れられること
ひたすらじ ....
私を
知るのは
誰もいない
と幽霊の私は思うけど
魂は私を知っている



星の
心音を
聴き
透けて青く光る
小鬼



水の記憶を
知る
葉の細胞は
光合 ....
ひより、アヒルのひなどりの顔をしたとてもちいさな黄いろいペンギン。そのずんぐりむっくりな身体から、ほんのすこしだけ出っ張っているだけの、ちょこんとした、そのとても短い手足。その橙色のタラコのようなクチ .... そんな記号の縺れや絡まりを休日に解いている
きみは雨音に聞き入って 雨などとっくに止んだのに
トンボの翅を咥えたことがあるかって
森をさまよった少年が手入れもしないナイフを持って
復讐に来るよ ....
食べるものを作る人の手が触れる時
その土は地球だ

人を殺すものを作る人の手が触れる
愛する者たちの息も
貴方のものと同じ空気に違いない

星を眺めるものを磨き
星を渡るものを組み立て ....
{引用=音}
 拾ったノート
 裂かれた紙片
 路地裏で思案する

 この筆跡は、
 群青に滲むヤドカリの砂

  いまに消える声
  ゼンマイの破片

 砂利に、ちいさな仔犬
 ....
風鈴の短冊に書いた願い事
神社の参道に飾ってもらった
風にくるくる回って
思い出しているのは
遠い日にかすんだ夏祭り


知らなくてもいいことを
いっぱい知って
裸電球に輝いたは ....
釣り人の竿には{ルビ鉤=はり}は付いていない

{ルビ水面=みなも}に糸を垂らし

静かに佇んでいる

一幅の絵のように

渓に溶け込んでいた
外面より
内面を見る
何でも
上手くいく
方法
独り泣きたい夜
傍にいるのは鴉だけ

思い出すのは
存在の温もり
差し伸べてくれた手

何も返すことなく
振り切ってしまった

あれから遠くまで来た
塗り替えることのできない日々 ....
旅、秘境、良き日々だ。
たび ひきょう よきひびだ


空に書いた詩。お祝いをしたい蟹、浮く。
くうにかいたし おいわいおしたいかに うく


寝る、ずっと居たい暖かい炬燵だった。恋が ....
闇の中の
黒い石に
光が当たり
私は黒い石だと
初めて知った日遠く



生きるとは
こころ
傷つき
時に
愛を知るということ



青空の深さに
手を合わす私。 ....
1980年代
職場でタバコを吸いながら仕事をしていました
勤務中にタバコでさぼる人もいましたが
2020年代には
屋内禁煙で屋外の喫煙所に追いやられました

2020年代
職場でスマホを ....
 
 飛ぶことが苦手で

 さえずることを覚えた小鳥は

 せめてこの歌が朝空高く

 飛べばいいのにと願うのでした





   誰も傷つけない歌なんてない

    ....
昨夜は午前2時に起き
奥深い渓へと向かった

午前5時頃に渓の入口に着き
身支度を整えて路の無い藪を掻き分け遡り
25cmのニジマスと20cmのヤマメを釣り上げ
今夜の夕餉はこれで良いと渓 ....
反芻する燦き
一瞬に繁茂する刺の立体に
軟い平面を見つけたと喜ぶが
巨視による立体構造の発見に
落胆する背中をみて育った子
ゴーフレットを手に取って
割れる音に音階を
割れた形に幾何学を ....
人は
誰でも
複雑だ
ただそれが
表に出るか出ないかだろう



人のこころを
傷つけて
私も傷つく
ごめんなさい
あなたへ



人と人の
縁も
ふしぎだ
 ....
 岬に立つと
 陽の輝きが急に増す
 気がつけば波間に閃めく舟も
 ずいぶん遠かった

 入道雲のわき立っている水平線 
 みづ色の{ルビ礫=こいし}のように光る舟のそばで
 一羽のかも ....
ある日風が吹く
身が軽くなり自由で
ここがどこかも忘れて
唄いだす

上手いかどうかは
関係なく
好きなだけ

唄えなくしたあの人のこと
やっとどうでもよく思えた

唄は風に乗 ....
痩せこけ骸骨になっていく
無数の子供たちの影 、 

 一本柱に蒼い首突き刺さり

溢れ落ちるもの 、
しと しと しと
白壁に染み渡り伝わる
音の一つひとつ
反響し自らを刻み込む、 ....
カモメが翼を一文字に広げて飛んで行く

灰青色の空
雲は途切れ途切れに流れた

生温い風と遠くざわめく静かな波

周りの声はいつの間にか波にかき消された

水平線の境はハッキリと分か ....
夏が押し寄せてきた
ブルーのイメージ
ブルーだけど薄いブルー

暑さだけで考えればレッド
全体的に考えればブルー

夏は海というイメージ
青空というイメージ
ブルーで包まれている
 ....
陽が暮れて
街灯が照らす
ベンチにポツン

もう来ない
来るかもしれない

動けずに
待てば待つほど

暗がりに浮かび上がる
闇の沈黙の内に
聴き取る響き
蠢き疼く
何か達 、
どっと押し寄せ

大地という基盤を失う瞬間、

光の回廊 真っ直ぐ奥へ奥へ伸びゆき
自らの自己意識の極限痺れ真っ白に
私は在る  ....
{ルビ画布=カンヴァス}の中に
(夏目漱石『三四郎』三)

海がある。
(詩篇一〇四・二五)

海辺のきわまで
(エリノア・ファージョン『町かどのジム』ありあまり島、松岡享子訳)

 ....
お祝いを あつめたから お祭り
あつめて こねてかためて 高く
火を点す
足もとに藁つんで
焼けた 爛れた どぉんど昇れ

マイマイの空家は渦の声
ことば忘れて かぶせ 転がす
あわい ....
乾いた金属音に、たるみ切った意識が醒めても
しぼんだ脳は白球の行方を捉えられない
職人が切換える幾つもの映像が
先へ、先へと白球を追いやるから
僕は冷房の檻に這いつくばったまま
コピー紙の裏 ....
 激しく降った雨で
 低い土手の生い繁る雑木は
 いっそう緑濃くなり

 駐車場の水溜りをよけながら
 歩くスカートの裾が
 まつわりつく

 建屋の脇には短い竹林の小径
 聳り立つ ....
(君のくちびるは、まるで明るいフルーツパフェのてっぺんに添えられた、砂糖漬けチェリーのような紅さだね)。のような視線。照れながらすこし俯く、見事に染め上げたホワイトブロンドの頭髪をあかるい指さきで搔き .... 夜のスーパーは人影少なく
ゆったりと買い物ができる

入口を入ると野菜コーナーでアスパラとエリンギが眼に飛び込んだ
明日の朝はベーコンと一緒にバターソテーにしよう
このスーパーでは半額シール ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8387)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まぼろしそんぐ- ひだかた ...自由詩324-7-28
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白黒テレビ- ただのみ ...自由詩6*24-7-28
その手- soft_machine自由詩1024-7-28
- ryinx自由詩1324-7-28
お盆- 藤原絵理 ...自由詩624-7-27
五行歌【渓流】無我- レタス自由詩6*24-7-27
五行歌- 夏川ゆう自由詩624-7-27
silent- 自由詩324-7-27
裸族が描く空(回文)- 水宮うみ自由詩3*24-7-27
※五行歌_三首「闇の中の_黒い石に」- こしごえ自由詩4*24-7-27
屋内スマ禁- イオン自由詩1*24-7-27
朝空- おやすみ自由詩624-7-27
【渓流】宝物- レタス自由詩3*24-7-26
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※五行歌_三首「今ある縁に_ありがとう」- こしごえ自由詩4*24-7-26
みづ色の舟- リリー自由詩6*24-7-26
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Starless- ひだかた ...自由詩624-7-26
私の一部になりそうで怖い物- キャサリ ...自由詩4*24-7-26
ブルー- 夏川ゆう自由詩824-7-26
待ちぼうけ- 自由詩324-7-25
内的体験- ひだかた ...自由詩4*24-7-25
LET_THERE_BE_MORE_LIGHT。- 田中宏輔自由詩8*24-7-25
くろいたんじょうび- soft_machine自由詩424-7-25
夏のサイレン- soft_machine自由詩224-7-25
通り雨- リリー自由詩7*24-7-25
フルーツパフェ- 本田憲嵩自由詩624-7-25
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