多摩川に架かる鉄橋を渡りきる頃
メールの着信を知らせる携帯の光が走る
両親も恋人と認める彼からのメール
簡潔な朝の挨拶に優しさ溢れる短いことば

先輩は幸せ過ぎるから

傍から見ると憂鬱 ....
ホームレスが灰皿に
深々と頭を下げている
制服の女性が後ろで睨みつけている
歩道に頬杖を付き
Yシャツに血が滲む
彼女の脚の下
フォーカスをぼかし
そこいら中に降ってくる
皮のアイスピ ....
平和ボケしている僕らが、どうやって危機感を持てばいいのでしょうか。。
やっぱり今日も晴れです。どこまでも
続くかのように見えるのは錯覚でしょうか。ええ、
どこまでも続く空間なんて、無いのは知って ....
pu- pupu- koguma no pu-
二挺拳銃 koguma no pu-
バンバン飛び跳ねてるのは僕
いっしょにだんす koguma no だんす
puriっko puriっko  ....
ポットの注ぎ口から
授乳温度の液体ネコを流出させて
膝の上に置く

ネコは不定形
とろーり とろーり
湯気を立てて 
うたた寝をしている

ネコの脳波はカップの上で波紋を立てて
き ....
一人の犠牲で
百万人が救われて
百万人の犠牲で
一人の天才が生まれた

口だけでは正確に
的を射る事が出来なかったので
足を使って的をずらした
火が水の中に落ちた

目蓋を閉じれば ....
背伸びして掴んだギリシャ文字を
ノートの隅にしたためる
方程式をプログラムした紙飛行機
その切っ先は水銀の鍵ということを
疑いもせず
七時間目の学校
屋上の手すりから放つ

サッカーボ ....
高校で処方されたトローチを
ずっと舐め続けている
いつか消えるという
先生の言葉を信じて



大学生にさん付けされ
上司にはくん付けされる

しかし口の中にはまだ
トローチが悠 ....
あの日を
あの日、と呼ぶことは
思いも寄らないことだろう
あの日の
僕には



時は
流れてゆくものだと思う
追い越せないことは
確かだけれど、
離れ過ぎずに
ちょ ....
薔薇に鶯 このはなさくやひめ

ぽっぴアートの色合いが
なんだか てらてら 西方浄土
ふわっと浮遊 の フレンチボッサ

薔薇に鶯 このはなさくや
新春 色彩 ぽっぴが伝統
飾り羽子板 ....
海が眠る
その貝殻を
ためらいもなく
拾い上げて

ひとは口々に
語り始めるだろう
春を

春のための春、に
何をも待たず

つとめて実直に
見失うだろう ....
何をどこに忘れたのですか?
駅の係員は開いた記録簿に目を落とし尋ねた

普段から乗りなれた通勤電車
それなのに今夜は何かが確かに違っていた
勧められるまま飲んでしまった新年会
赤ら顔の同僚 ....
親指でしか語れなくなった


指先が覚えてしまったのだ
無機質な凹凸に触れるだけで
整然とした文字が手に入ることを


まっさらな紙の緊張や
そこに落ちるイビツな文字
との格闘も捨 ....
きみの言葉の行く先を
わたしはひとつに
収めてしまう


 無限に広がりそうな
 孤独の定義の
 予感に
 おびえて



きみの言葉に
息づくものと息づかないもの

 ....
指をとりなさい
昔から着せられてた時間
粒を飲んだら海に帰るよ
青しまい終えた夜空のまつ毛に
つつまれたまあるい出窓
しゅっとひとふきで曇るガラスも
つやつやのくうくう
うぶな瞳
私は選ばない 運命を受け入れる為に   し説演で前の官判裁ていつに盾矛無の間
私は選ばない 貴方の声に耳を傾ける為に た後に 銃弾に倒れる 今夜から  人
傾斜する坂道を登る為に降りる       ....
脳内革命じゃなくて 体外受精したいだろ↑          <ひっそりと暮らそう>
・−・−・−・−・−・−・−・−・−・上に跳んだまま帰ってくるな !!!      →
新しさを求めて彷徨う血 ....
ガスコンロに炎は無く
終終とガス臭い 窓が全て閉じられた部屋 充満する
奇形人間の部品 宅配されてきた これから宅配する
ガムテープで切って貼って ダンボールに詰める 「切って!」の山 過去への ....
洋なし畑で生まれた
不細工な洋なし
出荷できません
市場で買い手が付きません
農家の腹の中でバンドを結成
それでも僕は生きているを演奏
無計画に君は踊った

殺人現場の調査
犯人は必 ....
すれ違う為に生きてきたのか
言葉を重ねながら
体を重ねながら
折り紙の練習をしていた
焼き付いた肌

使わなくなった鍵は
給料袋の中に閉じ込めたままだ
全てを拒絶していた
その度に叫 ....
それは独奏だろうか
タイピングに魅入ってしまい
流れをシャッターで遮断したいのだが
塞いだ手が静止し続ける

そんなことをしても
きみが何をしたいのか
お見通しだ

あなたは
ま ....
蒼い影を映して続く冬の森には
透き通った何かが隠れている
凛と張りつめた空気の中で
何かが動き始めている
それは凍りついた木々の向こうに
広がるはるかな世界
白いやさしい{ルビ時間=とき} ....
いつもと同じ場所から何ら変らずに
初日がひょいっと昇ってきただけなのに
「ありがたや」と皆で拝んだりする

昨日までの日の出とどっか違うのかな

江戸時代の「つけ」とかの借金って
支払期 ....
野良猫は仕事を求めている
ダンボールで背広を守るホームレスのように

野良猫は仕事を怖れている
歯医者で口を開けない子供のように

野良猫は仕事を決めかねている
半年前の求人誌を読み返す ....
電気が止まった ガスが止まった 水道が止まった
暗い闇の中で静かに 指先が震えた 携帯電話が止まった

パソコンは友達だった 息をしなくなった 花を添えて
線香を立てて チーン
チンコ丸出し ....
シシャノユメ

オマエ アタマワルイ クワレル サンジゲンノリッポウタイカラ
セッソクドウブツノヨウニ クノジガタニオリマガッタ テアシ トビダシテイル
ヒロガル スキトオッタヒカリノヨウナエ ....
光があまりにもがちがちに直進するので
光に邪魔されて動けない
と思ったら案外簡単に動けた
光は迂回することを覚えたのです

公衆トイレは人が用を足すところ
湿って秘密めいたところ
もよお ....
 理由はありません、っていう理由について
 もう少しやさしくあれたら、
 と思うんだ





さびしい時刻が生え出したのは
ぼくの、背骨を笑う
星のした

だ ....
わたしの肩が
知らず知らずに
雪を溶かす、ということ

それは
もしかすると
物語ることを知らない
ほんとうの物語


容易には
何事も信じないけれど
疑うとなれば
 ....
お金や幸せを掻き込むという
縁起物の熊手
わたしの望む幸せとは
そんな熊手の上手から漏れた小さな幸せ

例えばそれば
何時に無く目覚めの良かった小春日和の午後
所在無いままに陽だまり ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10247)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
確められないひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*08-1-12
くすぶる- 佐々木妖 ...自由詩10*08-1-12
そのもの- 狩心自由詩1*08-1-11
cool_down_pu-san_koguma_no_pu-- 狩心自由詩2*08-1-11
液体ネコ- アハウ自由詩22*08-1-11
機会者- 狩心自由詩3*08-1-11
ソクラテスの左側- 悠詩自由詩6*08-1-10
変わるくらい- 佐々木妖 ...自由詩25*08-1-9
河口- 千波 一 ...自由詩7*08-1-8
薔薇に鶯- アハウ自由詩508-1-8
- 千波 一 ...自由詩5+*08-1-8
忘れもの- 恋月 ぴ ...自由詩31*08-1-7
メール症候群- 渡 ひろ ...自由詩29*08-1-7
閉じてゆく言葉- 千波 一 ...自由詩7*08-1-7
投げやりに辛口- 砂木自由詩6*08-1-6
・秒読み・- 狩心自由詩2*08-1-6
陥没した●のΩdance- 狩心自由詩1*08-1-6
ガスコンロの衝突- 狩心自由詩2*08-1-6
殺人現場の調査- 狩心自由詩2*08-1-5
東北への旅_初夏の風- 狩心自由詩2*08-1-5
友人- 佐々木妖 ...自由詩8*08-1-5
新しい年のために- 未有花自由詩11*08-1-4
「生まれ変わったね」と君が言ったから一月一日はリセット記念日- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-1-3
猫を求む- 佐々木妖 ...自由詩12*08-1-1
支払い- 狩心自由詩1*07-12-29
シシャノユメ_—_死者の夢- 狩心自由詩2*07-12-29
田舎都市にて- 葉leaf自由詩307-12-28
真夜中しっぽ- 千波 一 ...自由詩20*07-12-28
サイレント・スノウ- 千波 一 ...自由詩10*07-12-27
年の瀬に- 恋月 ぴ ...自由詩24*07-12-26

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