雲が雨へ
悲しみが涙へとほどけるように
もつれむすぼれた紐状の時感覚
遠近法と陰影を施されただけの
一枚の絵の中の記憶の構図と感情の色彩
それらすべてが
ことばへほどけるなら
数多の矛盾 ....
○「心」
心は
いつも
生と死のあいだを
振り子のように揺れている

○「医者」
慣れてくると
「余命数ヶ月のガンです」
と宣告するのさえ
平気になってくる
慣れってこわいもので ....
日曜日なのに曇り空
今朝、僕は早起きができた
ついに眠りわずらいを克服した
ディエビゴ?デェビゴ、という薬一錠で・・・

昔はよく悩んでいたが
さいきん悩むのは物質についてだけさ
 ....
明らかに明るい顔が
なんでいるの?
飛び出したいくらいうれしいです
よくわからないままに話して
終わりかと思えば続いて
話の終わりを
つけるのが難しい男でした
泣かないで
それより泣か ....
鼓動には0・5秒程度の誤差があるように思えた、真夜中のキッチンでシンクの側に腰を掛けて水を飲んでいた、現実感はあまりなかった、と、普通は書くのかもしれないが、それがその日の中では一番の現実として成 .... 煉瓦壁を登る小虫の
到達できる小さな、或いは巨きな星に
憧憬を保てる子の畏怖
もし、
砂壁に渦巻く蟻地獄に
もろとも強奪されてしまっても
柔和な眼光が孕む不条理を
喜劇、と笑うように
 ....
引き寄せようと
力任せに引っ張る
編み込まれた繊維が
あちこち切れて
最後の繊維一本が残り
伸びて手繰ることはできない

曖昧な愛は

いっそのこと離そうとすれば
繊維一本が絡んで ....
銀の粒子の
無数無限躍る、

街並み突き抜け
伸び広がり奥まり
奥の億迄にいつしか、

いつの間にか途と為り
鳴り響き発光しながら、

混沌としてエゴ肥大させ
競争し殺し合う人の ....
私の今朝は、松阪牛
 の自販機を
みた
だけで

お腹いっぱいになった

ウィンドーショッピング
 と同じ効果で
ゆめ
でもたのしい

inkweaverはどう思う

*
 ....
そのオートバイはキラキラしていた
海外メーカーの販売店がオープンして
雑誌でしか見れなかったものに
跨ることもできた
今では日本メーカーも海外製が多く
同じタイランドで生産されているなら
 ....
 
 夜のしじまに浮かんでいる
 朧月の
 のどやかな微笑
 
 (お疲れさまでした)
 あなたからスマホへ届く
 おやすみなさいの短いメッセージ  
 いちにちの流動の
 しずかさ ....
そしてとある広場にて/パノラマの群衆が/音のないパズルに到る/へだたりのない手が/みずたまりのホタルより/絵本のページとおく/ふところのうえで/ケムリを吐いています//ひずんだ心臓を濾過する/金糸雀と .... さくばんはお酒を飲まなかった
お酒を飲んでいるとか
お酒を飲んでいないとか、今
どーでもいいことを書いている気がする
やめてみればこんなもんだったよ


今日は母さんの車に乗って
 ....
貧乏で境遇に恵まれずまったくモテない男、万太郎にアイデアが生まれ閃きました。
この四十近くになる男は、どうすれば自分が社会的成功を収めて生を終えられるであろうかと真剣に考え、自らのルックスに思い至り ....
どこを切り取っても
中途半端な生き様が
蜂蜜みたいに垂れてくる
ある朝起きて
虫にすらなれない
あるのは絶望に似た憂鬱
グラグラ不安定な自己
詰まないように
恐る恐る足を前に出し
普 ....
人 ひたすらに瞑目し、魂の深みに佇み生き
自らの思考の動きを眼差し体験する瞬間、

あゝ静かだ 、内から光の伸び広がって来ながら

     私は自ら存在する私である

光の海の中で光と ....
酒は脳を麻痺させて
昨日の夕方には足の指に
電気が流れたようだった

──依存症はね、暮らしを抜本的に
  変えたいと思っている人ほどなりやすいの──

今朝の仕事は朝七時からだった ....
○「大学病院」
まだかまだかというくらい
待たせて
これでもかこれでもかというくらい
多くの検査をやる
高齢者の患者はへとへとになる


○「入院」

*入院したら
患者が
医 ....
秋は自我を失いそうで嫌い
忘れ去られた道へ
意識が旅をしたがって
いつも戻ってこれない気がする

私を探すのは
私を見ているのは

月だけだ
涙や汗が
しょっぱいのは
海の名残り
どこか遠くで
あの波とつながってるんだろ
だから満月の夜には
頭の中で鐘が鳴って
藻屑に還れと繰り返す
人はどこから来たんだろうね
人はなぜ泣く ....
浅瀬の小川で、筆ペンを水に晒し、まとまらない言葉が水に溶け、散っていくのを見るのが、好きだ。
流行り言葉は乱れ言葉ではなく、流れ言葉。ヒラヒラのスカートのように風に揺れ、時の流れの中で色気を放つ。
 ....
祈りなんです
ぼくがきみを想うこと、は、祈りなんです。
ぼくたち、お互いのこと何も知らないから、だから。

君の顔も、性格も、スタイルも、センスも、全部全部、きみを構成する全てが好きです。きみ ....
想いは遥か

西のそら

朧月夜が美しい

聞かせてください

愛の歌
溶ける絵、気が付いた。またいつか消えるけど。
とけるえ きがついた またいつかきえるけど


臭いコスモスもすごい咲く。
くさいこすもすもすごいさく


田舎綴る日、真昼続かない。 ....
長袖を出して着る
空にはひつじ雲が泳ぐ
次の季節の憂いを乗せて
短く弱くなる日照時間
薄れていく褐色の肌
記憶さえも
時間に弄ばれるようにして
不安に投資させられる
私たち、もう一方的に
憧れるのでもなく
憧れられのでもなく
与え与えられ響き合い
ただそれだけを求め逢う




求め過ぎ
いつのまにか
押し付けて押し付けられ
お互いにせめぎ ....
君は淡いたそがれを纏って
窓にもたれていた
蜃気楼も虹も流星も
いつか共に見たその窓

その面影が
いまもこの部屋を染めている
君の言葉の記憶が きれいな水の雫のように
滴り落ちて 私 ....
思えば 私。逃げ出したい と そうだ。膨れた肚は答えないで。それには また、うわ言の場所は土を掬う度に、まるでグラスの何方かは 無力さを象徴するように混ぜて置いた。

 計画。――なんていうだろ
 ....
*


なんとはなしに眺めていて
思ったのだが、
このなんでもない
あたりまえの数式を
はじめに考えたものは
偉大であったのだと思う。
はじめにつくりだすことが
いか ....
あなた 私のこと 知らないでしょう

知らないで ただ私の話 笑って聞いているのでしょう

いま 笑っている その隙間に どこか遠くをみているの 私しっている

あなたの 薄っぺらに聞こえ ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10797)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一筆書きのたましいは- ただのみ ...自由詩5*24-10-20
独り言10.20- zenyama太 ...自由詩3*24-10-20
くすり- 田中教平 ...自由詩124-10-20
ふざけ- れつら自由詩3*24-10-19
大雑把なルーレットの上の夜- ホロウ・ ...自由詩3*24-10-19
仮設- 中沢人鳥自由詩124-10-19
- 自由詩9*24-10-19
Little_Wonder- ひだかた ...自由詩3*24-10-19
私の今朝は、松阪牛- 足立らど ...自由詩5*24-10-19
ギラギラ星- イオン自由詩2*24-10-19
夜しずかに- リリー自由詩5*24-10-19
凩馨- あらい自由詩4*24-10-19
明日- 田中教平 ...自由詩424-10-19
万太郎方舟物語- 鏡文志散文(批評 ...4*24-10-18
普段どおり- 自由詩6*24-10-18
詩想、自我- ひだかた ...自由詩524-10-18
依存症- 田中教平 ...自由詩424-10-18
独り言10.18- zenyama太 ...自由詩3*24-10-18
月虹- ガト自由詩4*24-10-18
海月- ガト自由詩3*24-10-18
一、二の散詩。冷え切った老廃物としての我が思考の塊の断片- 鏡文志自由詩124-10-18
恋の皮をかぶった祈り- shari自由詩2*24-10-18
五行歌__Far_away- レタス自由詩11*24-10-17
草取りと咲く(回文)- 水宮うみ自由詩4*24-10-17
長袖- 自由詩5*24-10-17
五行歌、Soul_Love- ひだかた ...自由詩5*24-10-17
窓のある日々- 塔野夏子自由詩3*24-10-17
おもえば、わたし。うつわにしづか- あらい自由詩4*24-10-17
数式の庭。原型その2- 田中宏輔自由詩12+*24-10-17
知れ- shari自由詩3*24-10-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360