マジにミラクルがもうすぐそこをとおるのがわかる

おれたちは
どこに浮かび上がり、
どこに染み込んでいくんだろう

真昼のみずあび
世界で一番きれいな
ひかりのうでが砂をい ....
あなたはいつもより優しい目で
私を透かして見つめる

お互いの記憶に 
後悔なんてない

暗闇でわたしにそっとささやく優しさと
ひたむきで不器用な生き方も
あなたを象るすべ ....
ドクンドクンと
音がして

ゆらゆら この身を
光らす羊水

私の中の躍動は
彼女の鼓動と
重なる夢を見続ける

広大な青空は
昔、海だったことを
思い出し  ....
朦朧とした
意識の中
現れる
手。

それは
こちらを
招んでいるのか
あるいは
退けているのか
判りかねる
動きをしていた

《どっちだろう?》


ふい ....
髪からはずした指で頬杖をつく
汽車の窓をみつめて
腕組みしながら眠るあなたに
微笑んでみる

間違いといわれて問わずにいられない
どんな女が好みでしたっけ

もうすぐだよ おきて
少 ....
お盆休みも通勤バスに乗り 
車内で騒ぐ 
夏休みの学生達に 
ちょっと眉をしかめて 
掻きわける 

向かいの席に座り 
あくびをするサッカー少年の 
膝には擦り傷があり 

痛そ ....
彼女の歌はどこでも聴ける
初めて会ったとき
彼女の肩には音符が乗っていた
飼っているの、と
なんでもないことのように話してくれた
触れると柔らかくて
すぐに歌いだした
それは彼女の唇から ....
毎日が閉じ込められて過ぎて行くので
こんな時は元気のいい男の子にあこがれるものです

彼のポケットに入って
やぶけた穴から外を見てみたい
木登りやブランコ、くさっぱらに寝転がって
空を眺め ....
暮らすように歌う

寒ゼミの最後の声が
あかるいよるの雲の腹の
内側であふれている

世界ということばがあまくかじられて
「明日死ぬかもしれない」と
しろい猫が鳴き
び ....
ゴゴゴゴゴ

ズズンゴゴゴゴゴ

発射される

みじかいカーニバル


青い空、青い海。

列島を4センチに見立てて

ゆきすぎる、没。


ゴゴゴゴゴ

ズズンゴ ....
梅干めく祖母のたなそこに御影犬が四千歳
私は自分の頭を内側から食い破りつつある
きゃつ
きゃつ
噛み音に苛まれるのは忍ぶとしても
犬が耳から侵入しては心配
と祖母の詰めてくれた梅の汁が染み ....
人間すなおじゃないとね


あのひとは言った

あなただって…


言い返そうとして

としはまだ蝉の鳴き声を聞いていないことに気付いた

あのガード下へ行けば
聞く
 ....
雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音

それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる

まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
鎖骨の
においが
こぼれ落ちたら、

さかなのゆめに朝がくる



ことば未満の愛を交わして、
ゆっくりとたしかめる
てあしの記憶

水の
においの
シーツを背中に
 ....
なにひとつ 同じでいることのできない私が
潮に洗われている
洗われているのは 海なのか 私なのか 

あなたの口ったら おさかなみたいに うごいて
「ほら みてごらん海蛍だよ」と、教えてくれ ....
夏は不透明だ、と思いはじめたのは
考えてみれば最近になってからなのに
ずっとそんな風におもっていたみたいな気がして
どっちなのだろう よくわからない

喉にペットボトルの冷たい中身を流し込む ....
何を知りたくて
何を見つけたくて
歩き始めたのか
なんて

曖昧な言葉よりも
どうせなら いっそ
君の殻を裂いて
剥き出しの心を
素手で握りたい

連鎖は やがて
互いを知 ....
今日も一日誰とも話さずに終わってしまう
仕事柄何十本もの電話をこなし
お昼には職場の友だちとランチなんかしたけど
それで誰かと話したってことにはならない

パソコンの電源落として
机のまわ ....
本当はあなたが生まれたときに
おめでとうと言いたかった
私の知らないあなたの時間に
こんなにも嫉妬しながら

また季節を一巡りして
出会えた感謝を伝えたい
公園のブランコの影がのびて
 ....
砂を
体中の空いてる
穴に詰めていく
埋め立てた人工の砂浜の
ほつれたぬいぐるみが
さみしそうに息をしている
「あなたのコドモを産むよ」
と笑い
雨上がりの
草いきれで肺一杯にして
 ....
むっとするような草の匂いをかぎながら
僕は雨を待っているんだ

こんなふうに湿った空気の朝は
何だか楽しくてしょうがない

もういいかい
まあだだよ

ほら向こうで呼んでる声がする
 ....
蒸す夜の リージェントホテルの地下
急な階段を降りると 黒い扉が開く
すっとした冷気と
スモーキーな空間に吸い込まれて
おもわず{ルビ噎=む}せてしまうほどの

カウンターでバーボンコーク ....
細い金属質の陽射しが
容赦なく肩に、腕に、
きりきりと刺さって
サンダルの真下に濃い影が宿る

忘れかけた思い出は
向日葵の未成熟な種子に包まれ
あの夏
深く青かった空は
年 ....
(1)

掛け声と干物の臭いに押し流されるようにして
昼下がりの賑やかさに身を委ねてみる
所狭しと商品の並んだ店先を覗けば
一見かと値踏みする手練の客あしらいに
思わず半歩後ろへ下がりつつ ....
それは昨日
天空に雷神様がおいでになった

天の太鼓が打たれて
黒雲が湧きたち
夕刻から雲の間を稲光が走りだした

空が大きく大きく息をして
轟音が街 街にとどろいて
夕餉が済み
 ....
遠く 遠く
雲が疾風のように通過する

遠雷の気配がして・・・

靄つく大気を涼しげな
風が過ぎて行った

雨の降っている 匂い
心が遠雷を聞いて
遠くへ憧れると

希望のよう ....
散らばりながら 宝石は

その名を きれいに 
縁取って

なお美しく
ひとの手を とる



散らばって ゆく
こころのそとで

おどりはいつも
鮮やか だ

 ....
気づいたときには、わたしが
わたしという輪郭に 縫いしろを足して
日常から切りとられていた
景色はいつも、ひどく透明なので
ふりかえっても もう
戻るべき箇所を、確かめることができない ....
すこし涼しいね エマさんがささやく
たしかに風が吹いている 夜からの風だろう
もう七月で冬の足音がきこえてくる
いろとりどりの十字路 ここは見晴しがいい
少し背伸びをするだけで
100キ ....
気が狂っている
音声で表示されていく地図たち
がひろがってみんなしねばいい
信号待ちから動き始めた列を追っかけてくろくながくブレーキの
ながくのびながらまっすぐ中央分離帯にむかってく痕 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10222)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宝石- モリマサ ...自由詩1708-8-16
再会の瞳- さくら自由詩3*08-8-15
空のさかな- さくら自由詩5*08-8-15
手招き- 長谷川智 ...自由詩3*08-8-15
ザ・ブーンンン- 砂木自由詩5*08-8-15
21世紀のサッカー少年達_- 服部 剛自由詩208-8-14
暮らすように歌う- 小原あき自由詩11*08-8-14
退屈な暮らし- 西日 茜自由詩18*08-8-14
暮らすように歌う/クガツ- モリマサ ...自由詩2308-8-13
テポドン- 吉岡ペペ ...自由詩208-8-13
_ライクライクラヴェルサンバwith犬- 鈴木自由詩308-8-12
捻くるひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-8-12
ゼリービーンズ- 渡 ひろ ...自由詩21*08-8-11
プロミネンス- 千波 一 ...自由詩24*08-8-11
敬虔な生き物- るるりら自由詩8*08-8-10
不透明な夏- 笹子ゆら自由詩7*08-8-9
光と影- Izm自由詩4*08-8-9
働くひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-8-6
「日時計」と、ささやく- たりぽん ...自由詩5*08-8-6
水のための夜- モリマサ ...自由詩3708-8-5
かえる- 未有花自由詩19*08-8-5
UNDER_GROUND- 西日 茜自由詩13+*08-8-4
遥かな夏のスケッチ- 銀猫自由詩22*08-7-31
消費されるひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*08-7-30
雷神=帝釈天=インドラよ!- アハウ自由詩508-7-30
遠雷- アハウ自由詩708-7-29
おどる宝石- 千波 一 ...自由詩5*08-7-29
運針の、記憶- 望月 ゆ ...自由詩41*08-7-28
ミンミ十字路で、ぼくらは微笑んだ- 角田寿星自由詩5*08-7-28
真夏のスノー- モリマサ ...自由詩1408-7-28

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