父さま ふらりと旅に出た
おむすびひとつ 手にもって 
あの山こえて ひとまわり
ここはいったい どこやろか

父さま ぼんやりしすぎてよ
きた道わすれて おおまわり
いちばん星が 見え ....
信号が黄色に変わり歩みを止めた
やがて赤になり待つ時間
この交差点
どちらへ行こうか

急な上りの坂道の方は
坂を上りきったその先に
きっとよくいる大半の人の群れがあり
そこで擬態して ....
これはいつもどこでも
おこっていること
まいばんねむりながら
ねむりのうちに
いしきのしっかり
めざめてさえいれば
あしたをまつまでもなく
どよめくうみのどまんなか
なまなましくおもい ....


四人のリベラルサヨク
雲の見えるタワマン暮らし
ときに女装して
釘バットをもち
憎しみをこめて
裸体が映った鏡を叩く
駅伝の号砲が鳴るまで
一人はうつろ
一人はがらんどう
 ....
神田神保町にある定食屋のメインはカレーライス
それが次第に香辛料が手に入らなくなって、
 人々はその度唐辛子を増やしていた
あまりの辛さにある者は内蔵を壊し
またある者は舌を焼かれて
 ....
図書館前には広い畑があって
春は菜の花がほころび
夏はひまわりが空を見上げ
秋はコスモスが風に揺れた

ある秋の日のことコスモス畑に
大きなクワガタの彫刻が置かれた
こどもたちは競って彫 ....
 今でも時たま
 わたしを誘いに来るお月さま
 凍てつきはじめた冬空で
 消えいるような音符を奏でます

 かつて紅い原野から湧いた
 孤独なアンサンブル
 じぶんの柔らかかった下腹部か ....
忘れてしまった砂浜の
波打ち際に{ルビ踞=うずくま}り
要らなくなった古地図を
寄せ来る波に流します

月の鏡に照らされて
寒さの夜に肩を抱き
独り寂しく朝を待ち
失くした夢を探します ....
小さな赤い火が仄かに燃えている囲炉裏の暖かな炎よ
皆笑顔で囲む夕べ
画家の描く絵のように時は止まったよう
笑顔向ける家族の穏やかで優しい団欒
慎ましやかに流れる家族だけの時間
例えば誰にも振り返られなくても
一粒しかない命を投げ出すことは出来ますか
妻子に捧げるのならあり得るでしょう
交差点ですれ違った人に大切な命を差し出すのは
そう簡単にできることではありません
 ....
眠れぬ夜にやって来る
鬼と化した魂の行進
お前もかと
鬼に胸をを突かれ寝たふりをする

布団を出ちゃいけないよ
魂を連れていかれるよ

鬼たちは楽しそう
騙されちゃいけないよ

 ....
仕方ない星人に囲まれて、仕方ない 仕方ない
仕方なく、この星に放り込まれたことを知り じゃあ、仕方ない
欲しい好きやりたいに出会って
そのために他のことは、仕方ない
大事大切尊敬するべきものに ....
まっ青に晴れた空の下
うなりをあげた風と共に
ちょっと前の未来からやってきた
小さな落下傘部隊が
地上に舞い降りてくるけど
今しか見えないにんげんには見えていないらしい
彼らは透明の弾を連 ....
心のなかに
空っぽの部屋がある
空っぽにしてある
なにかなくしたわけではなくて

空っぽの部屋は空っぽだから
タンスもない本棚もない
ラグも敷いてないし椅子もない
ポスターもカレンダー ....
誕生石はトパーズ

子供の頃は
冴えない石だなぁ…と思い
嫌だった

そんな私が
トパーズを見直したのは
ブルートパーズが現れたから

なんて綺麗なんだろう
トパーズも悪くないと ....
Amazonプライムの中の核戦争ドドヤーン
シアタールームに積み上げた本たちが
ドサ
何とかしてよね年上彼氏
震災が来たら一緒にシノーネ
粗大ごみ廃棄300円券をペタ
高枝切り鋏をやっとの ....
赦すこと 
と他者に言いながら、
自らは愛する相手他者を
刺し殺そうとする・した
この自己欺瞞を軽く流す愚か者。◯
嘘の蓄積
宿便のよう
いつもどこか優れない

ホラから生まれるホラー
天井の木目が顔に見えて
天井に睨まれる

良心の呵責が
眠れない夜を提供する

明日が来るたび
腹の中が黒 ....
司りに従い小路をいき続け
青々とした木の葉の一枚ふわりふらり
足許に着地し揺蕩いながら懐いてくる

苦しく狂い乱れる流浪の時を終え
止まるべくもない時の留まるに此処
ゆっくりゆくり裂け開く ....
マガモがシベリアからやってきてはにぎやかに鳴いている
人造湖に多くの渡り鳥達が群れていた
赤い大きな橋のたもとにあった古い山小屋旅館は解体されて
長い年月に蓋がされた

昨日今日、ほぼ今年最 ....
貴方に、希望も与えない

闘う大義が無いなんていうことが、あるのだろうか?

怒りは、石ころ 
いつでも足元に転がってる

蹴飛ばせ そして、踏みつけろ
理由という大義を探せ

私 ....
どっかの時空の三蔵法師が
私の頭の緊箍児(きんこじ)を締め付ける
私は孫悟空じゃない
法師様よ間違えてくれるな

明らかに緊張性頭痛であるが
ストレッチなんかやる気力はないので
まっしろ ....
それは
切迫性尿失禁ですね
トイレに近づくと我慢が効かなくなり
おしっこが漏れてしまうことです
ドアノブ症候群とも言います

先生
直るんでしょうか?

原因となるような病気はないの ....
わたしは 見える
煌々とした そのなみだ
瞬く間に 朝焼けに呑まれ
そして流れていく わたしたちへの
迸る 色とりどりのなみだ

きらきらと 耳をうつ
さよならのうたを うたうのかい
 ....
修羅のこころは
今日いちにちで消え失せました

たくさん傷つけてしまいましたね
ごめんなさい

私が“仏”となったときは
あなた方を祝福できるでしょう

一ヶ月前は餓鬼だったのです
 ....
せっかく地球に生まれたのだから
歩くことが目的のはずだった
世界は広く
散々 than than
どんどん自分が小さくなり
動作もぎこちなく
それで
歩き方を忘れた
匍匐前進するには体 ....
お花のかたちの穴が空いた
躰 心 かわいいね かわいそう

埃の積もった秒針 潰れたウジ虫
誰も知らない アーティスト

好きなものばかり 食い散らかして
破裂して死ぬ みんな
骨と皮 ....
寄る辺なき一本の傘をしっかりと差し
冬空の透きとほる青をわたりゆく者の魂
都会の地にたおやかな会釈の影をおとした
忙しく行き交う人々の誰一人として足を留めることなく
影は寄る辺なき余韻を残しな ....
テレビに映るにこやかな笑顔
介護の大変さなど微塵も見せず
嬉しそうに成功した親の介護を語るゲスト

母と私はため息をついた
(介護ってそんなに生易しいものじゃない)

祖母を介護していた ....
全て言葉にした途端真理だった
私が病み始めたのだろうか

懐中電灯の灯りは
最深部の闇の中でもがいている

ここはどこだ?
しんだような眠りから目がさめる

正しい言葉はもういらない ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8396)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わらべうた- ヒロセマ ...自由詩8*24-11-26
交差点- 自由詩7*24-11-26
わたしのはらわた- ひだかた ...自由詩624-11-26
吉岡実をもっと吉岡実にするために- 室町 礼自由詩6*24-11-26
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朝の歌- レタス自由詩7*24-11-26
団欒- 栗栖真理 ...自由詩324-11-25
殉愛- レタス自由詩7*24-11-25
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イミナシ草- 鏡文志自由詩4*24-11-25
フリスビー- そらの珊 ...自由詩10*24-11-25
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天井に睨まれ- 自由詩6*24-11-24
小路より大路へ、そして(改訂)- ひだかた ...自由詩424-11-24
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花瓶- 印あかり自由詩524-11-23
光の翅と還りゆく詩の人と*- ひだかた ...自由詩8*24-11-23
リアル- 栗栖真理 ...自由詩1324-11-23
時空の変質(懐中電灯の灯り)- 陽向(2 ...自由詩6*24-11-23

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