君は何色なのかぼくは知らない

けれど 君の言霊が心地よくて
逢えるのが楽しみだ

ぼくはその優しさを抱きしめて生きている

西の空を眺めては
日々の約束を頼りに
君の名を呼んでいる ....
どこか かげかたちは
ケダモノのハアトだけを食べ残し

{ルビThe Pools=ラス・ポサス}の庭園を千鳥は征くのだわ
夜が終わる前に 像を結んでいく
熱に浮なされて {ルビ宙=そら}と{ ....
この世界の
平面直進する
時間の次元に
立体垂直の次元
貫入スルその瞬間、


どろんと昇った
下弦の月
濃密に暗む黄に
輝く巨大
死体安置所目前にした感触 を



死 ....
杉並辺りで
チャラついている女は
存在価値は
オナホールと同等だから
やられるもやられないも
関係ないのだ
使用後洗えば問題ない
本人だって
オナホール的な自分に
案外満足して生きて ....
 冬靄に
 鳴き交わす水鳥の群れ
 細い車道のヘッドライトを
 吸いこむ ささめ雨

 大通りの交叉点
 如月の靄 薄れ
 東へ連なる街燈のむこう
 仄かなサーモンピンクの低い雲

 ....
冬空の蒼く凍結し

しずか独り小部屋に

打ち寄せる内なる光の波

次第ひろがる遠く奥へ
波打つ光の粒子無数無限
白銀の輝き増し揺れ躍り

内なる光景の自立し

弾む言ノ葉、力 ....
オカリナを吹くことになった
メロディで三曲
選曲はわたしの自由だったが
オカリナは音域が狭いので
吹ける曲はそう多くない

「翼をください」と
「たんぽぽ」と
「昴」を吹くことにした
 ....
生きている生きている
今日も生きている
なんのために生きているのか
死ねないから生きているのか
やりたいことがあるから生きているのか
長生きは
家族のためにならん
お国のためにならん
 ....
孤独老人は
今日も
一人食い 一人テレビ 一人ベッド
今や
言うことを聞いてくれるのは
愛犬だけである

「待て!」
「お座り!」
「お手!」

「待て!」
「お座り!」
「 ....
ぼくの言葉は少し狂っていて
何時も周りをひらひら飛んでいる
何を押し付けられてもなんのその
みんなそれぞれ自由な言葉で
明日を夢みているのだから
青銀色の
光る
風に
吹かれつつ
ここで生きる私



名の無い鳥を
見送る
名の無い私の
名の無い気持ちが
芽を出す朝焼けへ
うちのたまは五百円玉が大好きで
お腹いっぱいになるのは十五万円
過日お腹が痛いというので
たま専用の銀行ATMでうんちをさせた
もうそろそろ
またお腹が痛いというだろう
たまは食いしん坊で ....
固く結んだ唇を
解く時が来た
まだやりたいことがある  
諦めないで夢を見た
何度目の朝でも
バターを塗るように
目標の四隅に
春という風呂敷を広げて
もう一度だけ飛びたい

柔ら ....
 猫も杓子も

上から下に水が流れるのに問いも答えもない
食べて、排泄し、寝て、育ち、全うする
何処に産まれようが
何処で死のうが

 自他画像 

まず、目の前に別の顔が合って 
 ....
なんにもない
ひろがり
ほんのりあからみ
そまりいく



 磔刑の無力耐え忍び
 呪言を読み聴かす

  置き去りにされた夜に

  〈向こう岸が見えるかい?〉

 と、 ....
はだけ絡まり
伸びる枝々
繊細に
湾曲しながら
広がり扇状へと
メタモルフォーゼ

今、斜光に染まり赤々と

眼差し凝集し
陽の翳りの瞬間、

 絶えること無き
 生命という ....
 銀杏並木
 沈黙のたしかさ

 煙草に火を着ける 
 マフラーをほどく

 散らばる陽色の実
 街に集散する鳥たち
 風は午後を吹き抜け 

 永遠
    く ....
(ごくごくありふれたおーとくちゆうるな

     空ははじまりのようにしてはじまり)

 (すっかりなくしていたではないか

     ○

 こぼれおちてきた
    ....
グラスを傾けながら
あの頃を想う

何も持っていなくて

三本立てのリバイバル映画を観ては
涙ぐみ

午前零時閉店のクラッシック喫茶が終わるまで
バッハとチャイコフスキーをリクエスト ....
まあるい串団子をほおばって、
まあるくなる、
きみの顔もまた、
まあるいお団子、
凍結した滝流れの透明な巨大、

ふと定位する白い部屋にひとり居て
清らかな陽射しに瞬きしながら息し

亀裂走り行く大地のゆるやかに確実に
ぶっとい虹の根元侵食する悪なる力動

 純白 ....
神様とキスをして

悪魔と踊る

あの人を

天使はみかねて連れてった



そんなおとぎ話を

想う





酔ってるの

ごめんなさい
魔と魔を均衡させる聖性にて
柔らかく硬く冷たく熱く生き
びっくらこともんどり打って

 霜柱立ち、
 踏み締めながら
 我 自らを意識し、

魂の深みに白く暗まる淵在り
渦巻く純白の ....
北風に肩を丸めてまた開き
ペダルを踏む 帰り道
うう うう う
消防車の隊列とすれ違う
夕暮れの国道に放出されるサイレンのエコー
赤い閃光は次々にドゥルドゥル廻りながらどこへ向かう
その瞬 ....
人生の意味を教えてあげよう
布団から抜け出す前の
数十分の王国で
迫間には黄金がちらほら
むにゃむにゃと囀りながら
パジャマの上を飛び回る鳥がいる
悪人であろうと善人であろうと
何の問題 ....
 ちょっと気鬱な
 月曜日
 交差点に
 今朝は飛んで来てくれた
 白い息吐く
 羽黒蜻蛉

 その引き締まった脚線は
 二対の翅、
 着膨れする ときわ木の
 林を抜けて
 見 ....
人生は言葉さがしの旅であるという人がいる
僕が救われた言葉は
仏教の「四苦」という言葉だ
「生老病死」の四つの苦しみは
誰でも避けられない苦しみであるということだ
僕はこの「誰でも」というと ....
夏を置き去りにして
熱は大気に溶け
甘やかな冷涼
時に運ばれ来る秋に
真紅に染まった貴女
輝き出て私を眩ませ
両手差し出した瞬間
突然到来した冷気に
置き去りにした夏の
呪詛響き渡り ....
2拍と4拍で飛び込んだ
シロップみたいな信号機が霞む夜
アクリルの透明なマンホールの蓋を開けて
雪化粧の過去を見てた
そこにあなたはいない、いないように、いた

境界の塀を歩く旅人
もう ....
人、真に求めれば
それ、すぐそこにある
それ、直ぐ其処に在れば
人、真にソレ求めてたと
証される現




在るもの外から入って来る
感覚される次元の現、

在るもの内から現れ ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10203)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君に- レタス自由詩8*24-2-1
Gestalt- あらい自由詩1+24-2-1
詩想夜想、五行歌借り- ひだかた ...自由詩324-2-1
オナホールと同じ- 花形新次自由詩124-2-1
朝もや- リリー自由詩5*24-2-1
静観の時に(続編)- ひだかた ...自由詩424-2-1
- たま自由詩5*24-2-1
生きている- zenyama太 ...自由詩2*24-2-1
孤独老人- zenyama太 ...自由詩2*24-2-1
五行歌_独り言- レタス自由詩4*24-2-1
※五行歌_二首「青銀色の_光る_風に」- こしごえ自由詩4*24-2-1
たま- レタス自由詩13*24-1-31
桜前線- ミナト ...自由詩324-1-31
よくある話- 空丸自由詩524-1-31
置き去りにされた夜に- ひだかた ...自由詩524-1-31
裸木のうた- ひだかた ...自由詩524-1-31
distance- 湯 煙自由詩5*24-1-31
blueshirt- 湯 煙自由詩3*24-1-31
還らざる日々- レタス自由詩8*24-1-30
おだんご- 本田憲嵩自由詩824-1-30
意識の光景29- ひだかた ...自由詩424-1-30
めも- うし自由詩3*24-1-30
白暗淵(改訂)- ひだかた ...自由詩5*24-1-30
消防- 松岡宮自由詩424-1-30
マドロム異聞- やまうち ...自由詩124-1-30
黒トンボ_[まち角30]- リリー自由詩6*24-1-30
救われた言葉- zenyama太 ...自由詩4*24-1-30
移ろいの狭間に- ひだかた ...自由詩824-1-29
UNERU=UNERU- XIAO自由詩324-1-29
五行歌、現- ひだかた ...自由詩5*24-1-29

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