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いま、あなた、樹上の死体、あじさいの花

蒸し暑い季節、お弁当、モノレール、波の反復
14時〜15時、壊れた時計、ニベア、アナカリス
学習アプリ、訪問介護、500円自転車、二人
親水公園、ア　.... 天の河から首を抜く
　ぬくりゆびぬく、ふつりぬく
木立ささめく真夜中の
　さのさのたのし、ゆめたのし
しゃべくり星のおお影に
　てどりおどりぬ、きぬさりぬ
布をかぶせるわら人形
　さぎり　.... あから座、ふりくさ、ふりぎえる
　けう氏木、ちじりき、かじさらう

かくつみ、みいつみ、とのごとこ
　そほゆみし、椎の木、さわらかに

さいのせ、あかわせ、こんひつぎ
　ふき笹羅、かわら　.... おそのとおか
をどりのまなか
花よわりことされ
えぐちですなら
ろを焚くに木かげりする
そしらぬ目の梅まわり
ふらりとひちじ
ひはらわんとしてゆたか
なかしうかしのす雨
でなかんとぜ　.... もうとうに亡びてしまった実家から
突然、荷物が届く
なまもの扱いのそれを開けてみると
ビニール袋に小分けされたなにかの刺身が
ぎっしりと詰まっており
特にこれといった説明書きも見当たらない
　.... 床に寝そべって本を読んでいて
なんとはなしにうしろが気になる
真っ黒いもやのような男が
扉の陰に立っている気がして
おそるおそる振り返ってみても
当然誰もいない
誰もいないのに
誰かが扉　.... 大前提として、詩作品を評する時、通常は詩の中の主体を作者と同一視しません。私が興味を持つのは作者個人のパーソナリテイにではなく、作品を通して読み取れる普遍的な「なにか」です。この「なにか」というのは広　.... 不穏な色をした空に
待ち焦がれていた雷が鳴ると
大急ぎで台所に立って
山盛りのサラダを用意する
ボウルを抱え
窓の前に陣取り
ぽつぽつと落ちてきた雨に
もっと土砂降りになれ
空が割れる　....

atsuchan69さんの春日線香さんおすすめリスト（8）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
ビオトープ	- 春日線香	自由詩	4	25-7-8
あざわぎうた	- 春日線香	自由詩	3	25-7-3
あから座	- 春日線香	自由詩	1	25-6-21
ばんの火うた	- 春日線香	自由詩	3	25-6-8
なまもの	- 春日線香	自由詩	1	15-10-26
誰もいないのに	- 春日線香	自由詩	3	15-10-1
atsuchan69「首のないＭ」について	- 春日線香	散文(批評 ...	3	13-7-17
夕立	- 春日線香	自由詩	4	13-7-14

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