あたしのスカートの
端っこを切ったのは あなたでしょう?

羽をばたばたさせて 空に浮かぶ
髪が伸びたので あたしは飛べるようになった

まっさらな夜を
あなたの匂いをたよりに飛んで
 ....
あなたはためすように
月を詠むのです
椿の花が落ちる夜に
闇から色を分かてるのか
ためすように
あなたは月を詠むのです

くれなゐは
いつぞの契り
くれなゐは
今わにみ ....
月の 蜂つぼ  
ねかせられた
宿のない小石

そらんじた沈黙
からかうような
漆黒の 隙間

吹き矢に痺れる
鈴の壊れそうな
苦みになく小声

外堀の端に 蝶が あら ....
感覚を愛しています
感覚を舐め回したい
ぐるぐる舐め回して
震えが止まらなくなった体を
いたわってあげたいのだけど
頭がいつの間にか/されて
何をすればいいのか、、分からなくなりました、、 ....
白く硬い肌を持つ
針葉樹林に囲まれて
上を見上げれば
満天の星空
一つ一つの星から放たれる光線が
私の体を貫通する
体は八つ裂きにされて
はらはらと宙を舞い
落ち葉と同化する
静けさ ....
見知らねど行き着く場所はここにある
  夢見て君を連れた北国


いつのまにか眠った僕の携帯に
  隣の君から夕陽の小樽


真綿色の雪があまたの恋に染み
  冷たい北の印 ....
僕は簡単に逃げ出す性格だ。

そして薬を飲んで
簡単に死んでしまったみたい。

気が付けば
真っ白な雲の上だった。

あらら。
マジで死んじゃった。

頭をポリポリかいてると
 ....
 夜中に仔猫が鳴いている
 さぞ寒いことだろう
 行き交う人は皆孤独のコートを纏い
 白い息を吐きながら雑踏に消えていく
 乾燥するのは肌だけでなくて
 心まで乾燥していく
 まぎれも ....
それって秘密だよ
思わせぶりに微笑んだ
あなた
ドラえもんじゃないくせに
ポケットから何やら取り出しては
桜の木に振りまきはじめ
(まだまだ寒いよと眠ったままなのに
まだかまだかと貧乏揺 ....
  1 眠り

朝の眩暈のなかで、
一日の仕事を終えて、疲れ切ってから――、
職場に出かけても、
そこで、わたしにできることは、
只、泥のように眠ることだろう。
(そこには、青い灯台が、 ....
*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥¢‥‥‥★‥‥‥‥‥‥★
 全ての光を呑み込み、その美しい味を咀嚼する
*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥£‥‥‥‥‥‥★‥¢‥★‥
 真っ黒の恍惚、ヴェルヴェットのジャケッ ....
※‥‥are you happy?‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥※
 薔薇、の 科す 苦痛の、香炉 夢-巣食う
※‥‥are you happy?‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥※
 架ノン式 の、意識 四季の、 ....
状況は最悪、それでも太陽は青だと貫かす連中、消えろ

生み出されたものを眺め、少し考えて、削除する
「ちがう」と呟いて、武器を捨てる
座り込んで、呆然とし、何かを待っている
丘の上で小さな旗 ....
涙を混ぜる、という行為には
冬の夜は長すぎる

ひつじが百匹を超えたら ふいに湧き出す
僕って何だろう、みたいな問いかけに、いつも
たまたまこの星に生まれて
たまたまこの国に来 ....
君がいるから僕は存在する
誰もが羨望する
誰もが欲しがる君の姿
ショーウインドの特等席で
いつも輝いている
値札なんて不要だよね
君の価値はお金にはかえられないから
要はハートだってこと ....
 三度の飯より
 縮こまったハートを暖めて
 寒風吹きつける
 北風が吹きぬける
 まばらに散らかった雲の下

 行くあてもなく
 部屋の真中でこむら返り
 まっすぐに貴方をみれないよ ....
どこから こぼれてきたのですか

雨の かがみ込んだ内で
抜けられない 靴ずれに
しみる痛み

知らないうちに 紛れ込んだ
砂の汚した 靴下

脱いで 素足になりたいけど ....
夜がほの蒼いのは
雪が舞っているから

すこし窓を開けて
吐息が白く夜気に放たれ
雪と交わるのをながめる

手を延ばせば舞いおりて
けれどその冷たさは
触れるまもなく掌に溶け ....
      1

夥しいひかりを散りばめた空が、
みずみずしく、墜落する光景をなぞりながら、
わたしは、雛鳥のような足裏に刻まれた、
震える心臓の記憶を、柩のなかから眺めている。

(越 ....
かいちゃんはくつしたが大嫌い
はかせても はかせても
脱いでしまう

そんなにくつした嫌かなあ
確かに裸足は気持ちいいけど
今は冬
君のあんよが真っ赤なのを
ママは見るにしのびないんだ ....
暗い回廊奧

瞑幻朦朧と觀するは
殤心の栄華

散り逝く園
參炎の蒼塋に
限り蕪き齡月を
念じれど

恐らくは
波鵺の愁
或いは虚雨
黒き煽動の睨眼

些細な時間 ....
「みそうどん」

大好きなうどんの
脳味噌和え

少し辛みがきいてるけれど

隠し味とでも思いなよ

ちゅるちゅるちゅる
冬場より夏の方がおいしいかもな

ちゅるち ....
最近どうもこころの具合が悪いので
独協医科大学越谷病院で診てもらったら
末期症状の悪性腫瘍だと診断された
インターン上がりの小生意気なやつから
あなたのこころはあと数日の寿命でしょう
なんて ....
静かな湖面に
あなたとわたし
ふたりきり
いつもは感じ得なかった
あなたの男らしさを
ちょっと見直してみたりして
(フレアミニなら喜んでくれたかな
季節はずれの湖面に
あなたとわたし
 ....
うすずみ色の空はひくく 
ピアノ線を地におろし 
哀しみという歌をかなでる 
さえずる鳥さえもいない 

こんな午後は 
暴かれてしまうことをおそれて 
いくどもたしかめた肌の  ....
 
秘密の愛になっちまった、
僕らはこれからどうしよう。

君は一人のさみしさに
ほとほと疲れて傘の中。
勝手な恋のお付き合いに
ごめんなさいって言いながら、
しっかりと僕を引く君の白 ....
  
久しぶりの
雨の
窓叩く音が
私を招く

人影もない
真夜中の
常夜灯に雨は
照らされて
絹糸のように
白く光っている

時折過ぎる車の
雨の飛沫が
耳を掠めて
 ....
壊れた部品のお取替え
旧式だから全替えです

いろんな思い出もあるでしょうが
バックアップはとっていますし
どうせ代わりはいくらでもいますから

実際として
彼は死んでしま ....
 息を飲む
 この瞬間にもハイエナは
 俺の蜜を奪おうと目を光らせている
 人と人との出会いの物語
 いずれエピソードになり
 別れが待ってる
 一粒の涙を残し
 静かに愛する人と過ごせ ....
根雪というも、いずれは川になる
姿は消ゆれども
解き放たれる
いずれは川になる
根雪  去ったあとから芽吹く、新芽に
何かを告げることさえ請いもしない

落ち葉はいずれ母になる
 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8396)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- もも う ...自由詩41*07-1-17
月を詠むひと- Rin K自由詩39*07-1-16
つき_の_はな_5- 砂木自由詩8*07-1-14
ぶるぶるしてる体::転がって//される- 狩心自由詩3*07-1-14
シンクロ- 狩心自由詩4*07-1-14
北国にて- Rin K短歌18*07-1-13
じいさん- ごまたれ自由詩22*07-1-13
人間交差点- 山崎 風 ...自由詩14*07-1-13
さくら- 恋月 ぴ ...自由詩43*07-1-13
二つの灯台__デッサン- 前田ふむ ...自由詩20*07-1-11
カーテン- 六崎杏介自由詩1107-1-10
happy- 六崎杏介自由詩307-1-10
三歩あるいたら、全て忘れたい- 狩心自由詩6*07-1-9
サークル- Rin K自由詩32*07-1-8
Face_2_Fake- 恋月 ぴ ...自由詩36*07-1-7
将軍- 山崎 風 ...自由詩907-1-7
コルクと瓶の海と流砂- 砂木自由詩13*07-1-6
雪あかり- 落合朱美自由詩29*07-1-4
不寝番—みずの瞑り__デッサン- 前田ふむ ...自由詩28*07-1-3
かいちゃんとくつした- 未有花自由詩20*07-1-3
瀞の眼- キメラ自由詩307-1-3
「みそうどん」/「四角四面」/「厭世観」- なかがわ ...自由詩3*07-1-2
ご臨終と言うこと- 恋月 ぴ ...自由詩26*06-12-30
静かの先まで- 恋月 ぴ ...自由詩31*06-12-28
冬の雨- 落合朱美自由詩29*06-12-28
傘の中- ネコ助自由詩7*06-12-28
冬の雨- LEO自由詩27*06-12-28
サラリーマン機械- なかがわ ...自由詩7*06-12-28
召集令状- 山崎 風 ...自由詩1006-12-28
閑山の寒- Rin K自由詩25*06-12-27

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