粉雪の夜空からそっと舞い降りてくる、とてもちいさな白い天使たちが、君のながい睫毛の上にそっと置いていった、とてもちいさな氷水晶。 火炎に光の耀き燃え立つ処、
必ず煤の吐き出され闇の病み

天に誘われ地に誘われつつ
人の伺う対局の間合い
天と地への執着の悪夢、

二の狭間に三を導き
真の途を見出し

意識魂の己 ....
冬は 
つま先からやってくる

朝の換気のあと
畳を踏みしめると

つま先に
じわっと
寒さが滲む

つっかけを履いて
ゴミ出しに出れば

つま先に
冬を感じる

お布 ....
それって、雨のつもり?
あきない人ね、あなたって。
忘れたの?あなたがしたこと。
あなたが、わたしたちに約束したこと。
もう、二度と滅ぼさないって約束。
また、はじめるつもりね。
すべての ....
泥水に塗れたいと言いながら
肩書きを武器にしようか迷う
そんなあなたに
ふと愛想が尽きた

ニセモノだった
ファッションとして
上手く着こなしていただけ

辛酸舐めた人間を知ると
 ....
不安や迷いなど
その中に居る時は
忘れているけれど、
命に従い
生きるしかない私



いのちよ
ありがとうさま
いのちは
いのちに
支えられている



おふろ上 ....
今日の役目を終えたようなアスファルトが
まだお前がいたかと俺を迎える

誰もいないから好きに渡れよって
赤い顔したやつが
点滅しながら俺を誘ってくる

ゼブラ色なんてもう意味をなくし ....
おれに/あたしに
答えを求めないでください
そうあえいでいる
子どもの頃から
答えだけを書かせる教育で
育った人間が
当たり前のように答を求めるから 
暴走する
反逆する
嘲笑う
 ....
ジングルベル ジングルベル ジングルベルロック
みんなんなって、輪になって 年の暮れを祝います
そっと吐く息ハァッとさ

ジングルベル ジングルベル ジングルベルロック
もうすぐんなったら  ....
きみのしずかな寝息は、            この、
夜の水槽のような部屋の暗がりのなかで、
とてもふわふわと、
まるでちいさな海月のように、とてもしずかな寝息だね、
色を落とした、黄色、褐色の、紅色の
手紙の断片たちが、道の片隅や、真ん中に
からっ風で湿度をなくして
散らばっている
それを潰して
計算できない枚数に砕ける
どうしてうれしい
かなしくな ....
魂の器 鞘の壊れた
精神疾患取り敢えず
別にしても 、

歳月を重ねつつ
肉体の衰え来れば
 それ相当の苦しみ
 誰もが背負う
にもかかかわらず
皆んなを愛してると言う
 苦しみど ....
夢はたくさん叶いました
思いのこすことは特に無いのです。
終わる日を楽しみにしている
けれど
生きるための目的を新たに
持ったほうが すてき
その目的を今から探そう
るんたったるらるらる ....
昨年の冬 
ついにグランドフィナーレを迎えた

一年半訪れず
そして再びの来訪に驚き
慌てふためき病院にまで行く

「そういうこともありますよ」

お医者様の言葉に安堵した
確 ....
最後に君と会った日
別れた後で泣いた
もう二度と会えないことを確信したから

いつかはもう来ない

命が消えてしまう
どうして
子供みたいに問う
どうして

君の写真を見ながら
 ....
眠りたいのに
そして
ねむたく目頭が
熱をもつのに
僕を眠らせない
霜の降った
銀製の盆が
頭の中に
おかれていて

それは
冬の
雪の日の
杉の森の中に
おちている

 ....
渋谷陽一の語りには、論理的な暴力性があった
良い加減な人? ただの音楽好きなおっちゃんだよと語るけれど
その独特の嗅覚には、いつも本物の持つ匂いがした
体系的な知識と全体像だけじゃない 
人肌 ....
この世はすべて抒情詩。人々が右だの左だのそれぞれ
の勝手な席に座っている間、俺は翼のない旅をつづけ
ている。翼がないということは飛べないということで
あるが、右でも左でもどちらか片翼だけでも飛べ ....
抒情詩



それから、
世界のあらゆる片隅で
悲しみや喜びがあって
それらの感情は 爆発することなく
それぞれの内でただ秘められてあって

それから、
あらゆる自然の営みと
 ....
風の調べが
あのひとの声で伝えてきた
「いいも悪いも
これも運命
運命であるから自由だと
天は言っている そうして
善く生きたい私」
なんども繰り返される言葉
大事なことは
なんども ....
地球観測は地上から行える
月と星の下で地球を見下ろし
地球のヌードを通り越して
植物の種類
光合成の程度
土の種類まで判別して分析する

ドローンで配達が当たり前
今日も通行人を避けて ....
生きる上澄み掬い取り
深く深く沈む汚濁を
遥か眼下に見入れば

凍結の斜面滑落し
呑み込まれる
不断の恐怖
隣り合わせの
生きる歓び

赤から紫
紫から青に
青褪め
開かれた ....
塩辛い日々は解れ
柔らかく毛羽立って傷をかくした
あれから 百年も二百年も経った
ベランダの洗濯物はとっくに乾いて

わたしたちはたいへん愚かだったのだ
惜しみなく愛せば 事は収ま ....
東京はぼくの
第二のふるさと
ビルやネオンがわが山で
流れる車がわが川で
電信柱の林のなかの
小さな小さなアパートの
小さな小さな台所
ナベを振ってもお尻が
ごっつん
皿を洗えばしぶ ....
すこしだけ何かを言いたいのなら。

さようなら

繰り広げられる白い雪の
すべてをさらけ出した清いあきらめが
くるおしく皮膚にしみこんでゆく

季節の記憶が旅立って
たどり着くこと ....
今夜も その笑顔に癒されている
カウンターで
コースターを弄りながら話す

目の前のグラスは
緑の照明にぼやけて滲んでいる

近すぎる席に感じるのは
貴方が大柄だからでしょうか
 ....
それは、
行くあてもなくて
目指す場所もなくて
ただ そこにあって
漂っているだけで

それは、
目的もなくて
誰にあてるというのでもなく
ただ そこにあって
揺れているだけで
 ....
(生きている)

前にしか進めない
立ち止まっている時も
一方通行の時間に乗って
細胞を殺しながら
生きている

乗り越えれば乗り越えるほど
壁は大きくなってゆく
問題も難しくなっ ....
空に漂い、海に溶け、風に流され、火に燃やされて散
乱し、この世のすべてにあまねく広がるもの、石の頑
なさで記憶され、水とともに流れて人の喉を潤し、女
の滑らかな肌のようにつややかで、光とともに輝 ....
人はとまどうのに
季節にとまどいはなく
電線の上の二羽の小鳥にも
とまどいはなく
おひさまにむかって
しみじみとふくらんでいる

楓の木は赤く燃え
天国に届きそうで届かない
よく晴れ ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(11086)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
氷水晶- 本田憲嵩自由詩925-11-20
オリジナル・オブ・ザ・スピーシーズ✽- ひだかた ...自由詩425-11-20
つま先の冬- 花野誉自由詩14*25-11-20
話の途中で、タバコがなくなった。- 田中宏輔 ...自由詩1225-11-20
ニセモノ- 自由詩425-11-20
※五行歌「命に従い_生きるしかない私」- こしごえ自由詩6*25-11-20
自由と好き勝手- 自画自計自由詩525-11-20
答えを求めるなかれ- 室町 礼自由詩5*25-11-20
ジングルベルロック(和訳)- 鏡ミラー ...自由詩5*25-11-20
子守歌- 本田憲嵩自由詩825-11-19
おちば- 唐草フウ自由詩15*25-11-19
スピリチュアルあるあるエゴイズム- ひだかた ...自由詩525-11-19
花は散って実り_※(音楽付き)- こしごえ自由詩9*25-11-19
グランドフィナーレのあと- 花野誉自由詩7*25-11-19
またね- 自由詩625-11-19
銀製の盆- 佐名田纓自由詩425-11-19
渋谷陽一の詩- 鏡ミラー ...自由詩5*25-11-18
抒情詩_Ⅴ- 岡部淳太 ...自由詩425-11-18
抒情詩_VI- 岡部淳太 ...自由詩525-11-18
風の道_※(音楽付き)- こしごえ自由詩4*25-11-18
数年後- 自由詩425-11-18
さゔぁいゔぁる- ひだかた ...自由詩6*25-11-18
あれから- はるな自由詩525-11-18
東京組曲- 室町 礼自由詩4+*25-11-18
粉雪- 山人自由詩12*25-11-18
ひととき- 花野誉自由詩5*25-11-17
抒情詩_Ⅳ- 岡部淳太 ...自由詩525-11-17
生きている- 自由詩625-11-17
抒情詩_Ⅲ- 岡部淳太 ...自由詩525-11-17
やがて訪れる冬の- そらの珊 ...自由詩15*25-11-17

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