夜中の二時前
布団の上で頬杖つきながら
スマホのワードアプリから今この詩を打っている
頭の左隅っこがジンと響いて痛い
なぜこうなったのか
これからこの痛みについてどう対処すれば良いのか
わ ....
赤の列車はいつ来るか
あまた の ように また ここに

青の列車はいつ来るか
それをまた 旗のように

この静けさはどこの暗闇か
この温かさはどこのまぼろしか

わたしは何も分から ....
 失われた薔薇の花と団欒
 終わった関係と更地
 虚脱の時を刻む秒針

過ぎ去ったもの 鎮まっていく
鎮まっていく内実を見極めようと
開ける夜闇の宙を眼差せば 、

 消えた赤い舌と漆 ....
彼が暗殺されたのか自死したのかは
今となってはわからない
彼の作品にそのヒントはあるだろうか
ふとした好奇心でふらり図書館に寄り
ベンヤミンの本を手に取る
軽かった気持ちが不意に重くなる
 ....
ちんぷんかんぷんでも
またさらにあの憧れは病まない
まだ静かな空はただ愚かさを包み込むから
そんな中でいつまでも明るさを求めるのは
どうしてなのか?

今、そこにある、というのはどこにある ....
曇天の上側には太陽があることなんて信じられない。私は朝五時から午後一時までの勤務を終え、こうしてぼんやりと外の曇天を眺めている。曇天には重量があると思っていて、このやるせなさと、なんとはなしの失意感は .... 熱い湯船に浸かりながら昼の出来事を思い出す

病院の帰りに行きつけの喫茶店に立ち寄った頃の話
私はお気に入りのコーヒーを片手に
瀬戸内寂聴氏が現代語訳した源氏物語を読んでいた

そこへ現れ ....
旅人:なんで君は僕と一緒にいたくないの?

村人:ううん、私考えるの苦手だから。考えさせられることが辛いの。

旅人:違うよ。君は答えがあってそれに合わせる人生を歩みたい。それに対し僕が問いを ....
堕ちるならふたり並んで
目の前の罪を無視する
夜明けまえ街が泣くまえ
目にみえる闇に震える

津軽弁はなすあなたの
伏せる目をみるときが好き
しろいあさ寒い心臓
しろいいきふた ....
14/12/29

ここに初めて投稿した日

いつの間にか10年経っていた

その間に

下の子が産まれたよ

転職を3回したよ

家も引っ越したし

母親は亡くなったし
 ....
 

 

 回れ楡の花 硯大根芋牛蒡 松葉結は栗匂う華
 
  オレンジの皺皮剥いた四時半時に哀れ 朧三日月の 弓は徒を絶つ

             流れのない街でずっと暮らすつ ....
昼前の日差しはまだ苛烈に地上を照らし続け
ひとの肌を焦げ付けてやまない
熱波で急激に上がる体温を持て余し
真っ赤に火照る顔に
滝のように止まることを知らぬ汗

裏腹に農協主催のレクリエーシ ....
一言 二言 言葉を交わしただけの

名前も素性も知らぬ貴女よ

冬のコンクリートは冷たかろう

素裸なら尚の事

痛かったでしょう

辛かったでしょう

私は 貴女の 悲しみも ....
雑踏はカラフル

希望を嗅ぎつけて走り出す
首輪はないのにぎこちない
重なって澱む心と新たな虹
紫外線がパァッと降り注いでる!

雨が降ったんだ
穴ぼこの滲みを作ったよ
こういう日は ....
 

髪切虫を知っていますか?
すこしだけカッコいいんだぜ?

生きてるだけで美しい
生き方や
立ち方ってどんなんなんだろうね?


月影が
静まる真夜中
眠られぬ
我が ....
力をまるで干しがっていた
だから、そこにあるものが
何か正しい様な気がしていた
月はエジソンを待っていたのだ

モネ、川端康成、
それは犬の餌、の中にある湖だ

私たちが、何がいつもの ....
渚に ある日から
真っ直ぐ平らかに
置かれた鏡
であるわたし
潮に洗われ
今にも海原に
奪われるかの如く
今にも浜辺に
打ち上げられるかの如く

望み叶い難い危うさの際で
只々じ ....
キッチンカーの日替わり丼
いつも行列ができている
社内では手作り弁当持参が多数
外食や買い出しは少数
少数派の僕はキッチンカーの列に並ぶ
順番が来るまで
まるで今までそこになかったかのよう ....
たまゆらに生きて
墓は草木
名は殘さぬ
ひたすら現世を思ふ
私は徒然と云ふ事を憎み
仕掛け花火の每日に屈する
ワイン
さへあればよい 酔うて横丁に
世迷ひごとを響かせる

さらば、 ....
   静寂な朝ほど夜は深く  粉雪散り 燦めき

念い靴音が耳に響きわたる

絶望の先にも月は輝き

 ....
バスから降りた途端
ざあーと襲いかかるように雨粒が落ちてきた
薄緑に茶色のフリルのような模様の傘を急いで差して
目の前の喫茶店へと一直線に走った
大きなガラス張りの洒落た白い喫茶店の
ギシギ ....
 
 

むらさき色の空の下
ふたり月夜で手をつなぐ

優しさなんかじゃ測れない
おおさかカルチャーストーリー

ハッピータイムを超えるなら
黒い壁でも越えるから

ファン ....
海を知らなくても森が見えなくても
私は生きていける
海を知りたいのなら人に聞けばいい
森を見たいのなら見えるところまで
人に連れてってもらえばいい
私は空の青さを知っていればいい
私は何も ....
どうして混乱した人たちの中にいて、次の道は開けるのだろう?
どうして私をここに閉じ込めた父母は毎日家で楽しくテレビを眺めることが、出来るのだろう?
どうして私はスーパーで二年働いた過去があるのに作 ....
今だ眠れる
わたしの奥処から
ぶっとい光の束
雪崩れ落ちて来る

時 切り裂かれ 、

張り裂けてしまう
胸の軋む音
響き渡り

律動する
無数無限の
純白の生糸を
織り込 ....
故人の手紙を何度も読み返しては
そこから滲み出る慈しみに
自分を抱きしめさせて
水曜日
逝ってしまった時の空気が
毎週巡って心を冷やすのを
線香一本分の煙で温める

繰り返す

毎 ....
 先生にはじめてお目にかかりましたのは、もう十年ほども前のことになりましょうか。ユリイカの新人に選んでいただいた年のことでした。場所は、新宿の駅ビルにある PETIT MONDE という喫茶店の中でし .... (やけくそ氣味に詩ウタへる)

涅槃でしつぽり
僕たちはヤる氣まんまん
いつか外の世界を見たいと
きみは云ふ- 猫のやうに

その末が斯くなる苦界だ
僕たちはのたうち回る術を知つた
 ....
水分を含んで少し重くなった衣類のカゴを片手で持ちながら
スリッパを履いて縁側に降りたつと
低木の緑の陰から一斉に黒いものが飛び出した

喪服を纏った蜻蛉だった

体にまとわりつきながら飛び ....
あの人に嫌われた
あたしの涙は
どこに捨てれば
いいのかしら
何も見えない
表通り
あたしを包み
降りしきる
牡丹雪

飛び出したのは
いいけれど
行く当ても
見当たらない
 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10797)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暗転- 栗栖真理 ...自由詩225-1-25
劣悪の灯び- 林 理仁自由詩425-1-24
静かさ、宙の内に- ひだかた ...自由詩5*25-1-24
金曜日の図書館- 自由詩6*25-1-24
豆乳の風邪- 林 理仁自由詩3*25-1-24
曇天の重量- 山人自由詩15*25-1-24
怨念- 栗栖真理 ...自由詩2*25-1-24
旅人と村人- 鏡文志散文(批評 ...4*25-1-24
しろいきす2- 秋葉竹自由詩325-1-24
3,679日- たいら自由詩225-1-24
水入りの街- 洗貝新自由詩10*25-1-24
水浴び- 栗栖真理 ...自由詩125-1-23
名も知らない貴女を詠う- たいら自由詩125-1-23
散歩道/Life_is_allegro!- らりるれ ...自由詩325-1-23
カッコいいってどういうことさ- 秋葉竹自由詩225-1-23
りっぷすまいる- 林 理仁自由詩3*25-1-23
詩想、私である- ひだかた ...自由詩725-1-23
木曜日の丼- 自由詩10*25-1-23
樂園喪失_-アルチュウルに-- 髙任勇梓 ...自由詩325-1-23
アウシュビッツ解放の夜に- 洗貝新自由詩7*25-1-23
翡翠- 栗栖真理 ...自由詩3*25-1-22
おおさかカルチャーストーリー- 秋葉竹自由詩125-1-22
青の人- リィ自由詩1*25-1-22
金に釣られて- 鏡文志自由詩4*25-1-22
贈り物(改訂)- ひだかた ...自由詩4*25-1-22
水曜日の手紙- 自由詩825-1-22
de_verbo_ad_verbum_/_nihil_int ...- 田中宏輔自由詩11*25-1-22
サーガ- 髙任勇梓 ...自由詩125-1-22
蜻蛉- 栗栖真理 ...自由詩1*25-1-21
牡丹雪- 板谷みき ...自由詩1*25-1-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360