指をとりなさい
昔から着せられてた時間
粒を飲んだら海に帰るよ
青しまい終えた夜空のまつ毛に
つつまれたまあるい出窓
しゅっとひとふきで曇るガラスも
つやつやのくうくう
うぶな瞳
私は選ばない 運命を受け入れる為に   し説演で前の官判裁ていつに盾矛無の間
私は選ばない 貴方の声に耳を傾ける為に た後に 銃弾に倒れる 今夜から  人
傾斜する坂道を登る為に降りる       ....
脳内革命じゃなくて 体外受精したいだろ↑          <ひっそりと暮らそう>
・−・−・−・−・−・−・−・−・−・上に跳んだまま帰ってくるな !!!      →
新しさを求めて彷徨う血 ....
ガスコンロに炎は無く
終終とガス臭い 窓が全て閉じられた部屋 充満する
奇形人間の部品 宅配されてきた これから宅配する
ガムテープで切って貼って ダンボールに詰める 「切って!」の山 過去への ....
洋なし畑で生まれた
不細工な洋なし
出荷できません
市場で買い手が付きません
農家の腹の中でバンドを結成
それでも僕は生きているを演奏
無計画に君は踊った

殺人現場の調査
犯人は必 ....
すれ違う為に生きてきたのか
言葉を重ねながら
体を重ねながら
折り紙の練習をしていた
焼き付いた肌

使わなくなった鍵は
給料袋の中に閉じ込めたままだ
全てを拒絶していた
その度に叫 ....
それは独奏だろうか
タイピングに魅入ってしまい
流れをシャッターで遮断したいのだが
塞いだ手が静止し続ける

そんなことをしても
きみが何をしたいのか
お見通しだ

あなたは
ま ....
蒼い影を映して続く冬の森には
透き通った何かが隠れている
凛と張りつめた空気の中で
何かが動き始めている
それは凍りついた木々の向こうに
広がるはるかな世界
白いやさしい{ルビ時間=とき} ....
いつもと同じ場所から何ら変らずに
初日がひょいっと昇ってきただけなのに
「ありがたや」と皆で拝んだりする

昨日までの日の出とどっか違うのかな

江戸時代の「つけ」とかの借金って
支払期 ....
野良猫は仕事を求めている
ダンボールで背広を守るホームレスのように

野良猫は仕事を怖れている
歯医者で口を開けない子供のように

野良猫は仕事を決めかねている
半年前の求人誌を読み返す ....
電気が止まった ガスが止まった 水道が止まった
暗い闇の中で静かに 指先が震えた 携帯電話が止まった

パソコンは友達だった 息をしなくなった 花を添えて
線香を立てて チーン
チンコ丸出し ....
シシャノユメ

オマエ アタマワルイ クワレル サンジゲンノリッポウタイカラ
セッソクドウブツノヨウニ クノジガタニオリマガッタ テアシ トビダシテイル
ヒロガル スキトオッタヒカリノヨウナエ ....
光があまりにもがちがちに直進するので
光に邪魔されて動けない
と思ったら案外簡単に動けた
光は迂回することを覚えたのです

公衆トイレは人が用を足すところ
湿って秘密めいたところ
もよお ....
 理由はありません、っていう理由について
 もう少しやさしくあれたら、
 と思うんだ





さびしい時刻が生え出したのは
ぼくの、背骨を笑う
星のした

だ ....
わたしの肩が
知らず知らずに
雪を溶かす、ということ

それは
もしかすると
物語ることを知らない
ほんとうの物語


容易には
何事も信じないけれど
疑うとなれば
 ....
お金や幸せを掻き込むという
縁起物の熊手
わたしの望む幸せとは
そんな熊手の上手から漏れた小さな幸せ

例えばそれば
何時に無く目覚めの良かった小春日和の午後
所在無いままに陽だまり ....
夜をかさねた底で
かすかに聴こえてくるのは
淡くほどける
ひとしずくの
きらめくゆらぎ


一定のリズムを打つ心拍
冷酷に刻まれる一秒


整然とした規則の中で
とぎすまされた ....
数字の機械化カラー
うすまるいたまご
星光る夜 
あんちょこ どんちょうの隅
かしこまったタクト君
ふられふれれふらら

とけはじめたオイルに
つんとつまれたベイビー
しくじりぎみの ....
この快晴烈風に
栗毛の駿馬の体が発している
いななきと情気した 赤い汗

馬が飼われている

隣の部屋では
いつも朝日が細く差し込んでいる

扉を開ければ
広い原野は俺のものだから ....
ふたりで仲良くはしゃぎながら
飾り付けなんかして
これが幸せなのかなと思ってみたりした
去年のクリスマスナイト

今年も飾ってみようと
押し入れの奥から引っ張り出してはみたけれど
背高の ....
いいよ。それ。
ナイフ刺してもいいよ。
だって。確実に死んでるもの。それ。
刺しても、ギャーとか言わずに。ずぶずぶって音だもの。底なし沼だもん。
 いいね。その動き。
 分かって来たね。腰使 ....
彼はカリスマ
カリオストロの城で
鉛筆削りに彷徨ってる
幽霊ボタンに片足を乗せて
ぎーこんばったん
正午の夜

細波がクロスカウンターで逆襲する
演算方式は逆ブリッジの卍固め
地表か ....
リズムに乗れるほど
人生は軽くない 軽くしてくれる?
拒食症になった君がそう言って笑うから
欲望塗れの俺が過食症になってあげよう 全部ぶっ殺してやる
声が出ないという君の為に僕は発声練習を始め ....
最初は綿ぼこりかと思った
小さな白い塊が
ふわふわと目の前に浮かんでいた

疲れた目の錯覚と決めつけてはみたが
白い塊はその数を増し
やがて
小雪でも降り始めたかのように
凍えた集会室 ....
{引用=クリスマススター
どうかあの子を助けて
クリスマススター
炎ですべてを燃やして
クリスマススター
クリスマススター
この聖なる夜に 神様!}

雪の降る寒い夜
あの子は裸足で ....
近づくクリスマス・イブに
街は華やいでいる
通りを歩くカップルは
皆 幸せそう


艶やかなイルミネーション
眩しいツリーのショウウインドウ


きらびやかな中に
とり残されてい ....
 わたし知らない
 あなたの海を
(わたしは知らない)
 四季のない南国で生まれたことを
(どんな人間も知っているのに)
 銃口を突きつけられたら 黙ってしまうことを
(どんな人間も知って ....
 一、チアノーゼ

 国道の縁石にふたり座りこんでいたとき、アイビーは「美しいものが好き」って歌った。濡れた唇の築く透き通った楼閣をベンツが突き抜けて、砂塵に僕ら咳き込み涙目になりながら排気ガス ....
わんと鳴いたから
「ぼち」

わたしのこと
ほんとは誰も知らないはずなのに
「おはよう」
だなんて声かけて
頭をなでなでしたりする

とげぬき地蔵じゃないんだってば

雪が降って ....
唾液
の中に
残る記憶が
行き場を失って
外に
吐き出される

消滅音は
未来
店頭に並ぶ

果物が
口の中で
溺れて

切れた唇
上手く発音できない
歯は
トウモ ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8387)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
投げやりに辛口- 砂木自由詩6*08-1-6
・秒読み・- 狩心自由詩2*08-1-6
陥没した●のΩdance- 狩心自由詩1*08-1-6
ガスコンロの衝突- 狩心自由詩2*08-1-6
殺人現場の調査- 狩心自由詩2*08-1-5
東北への旅_初夏の風- 狩心自由詩2*08-1-5
友人- 佐々木妖 ...自由詩8*08-1-5
新しい年のために- 未有花自由詩11*08-1-4
「生まれ変わったね」と君が言ったから一月一日はリセット記念日- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-1-3
猫を求む- 佐々木妖 ...自由詩12*08-1-1
支払い- 狩心自由詩1*07-12-29
シシャノユメ_—_死者の夢- 狩心自由詩2*07-12-29
田舎都市にて- 葉leaf自由詩307-12-28
真夜中しっぽ- 千波 一 ...自由詩20*07-12-28
サイレント・スノウ- 千波 一 ...自由詩10*07-12-27
年の瀬に- 恋月 ぴ ...自由詩24*07-12-26
1/fのゆらぎ- 渡 ひろ ...自由詩24*07-12-26
テ・カラー- 砂木自由詩6*07-12-25
よく晴れた日に永遠が見える- アハウ自由詩707-12-24
それぞれのクリスマスナイト- 恋月 ぴ ...自由詩9*07-12-23
いいよ- 狩心自由詩1*07-12-23
彼はカリスマ- 狩心自由詩3*07-12-23
恋愛死- 狩心自由詩2*07-12-21
雪むし- 恋月 ぴ ...自由詩24*07-12-20
クリスマススター- 未有花自由詩8*07-12-20
イブの憂鬱- 渡 ひろ ...自由詩10*07-12-18
雪の結晶- 狩心自由詩5*07-12-18
_永遠の懐胎- 鈴木散文(批評 ...407-12-18
ぽちたま- 恋月 ぴ ...自由詩21+*07-12-16
瘴気の壁- 狩心自由詩2*07-12-14

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