ケンタルラ ケンタルラ
ラッタルルラ ルルルルラ

あ、もしもし
わたしの ちいさな幽霊
今日はお日さま 見えますか
好きなものとか あるんですか
机に座るのが お好きと聞いたのですが
 ....
草臥れたぼくを折りたたんで
シャボン玉みたいに脆い
紙飛行機
ため息に乗せて飛ばしたんだ

きみのところに届いたら
開いてみて
きみの瞳に映る時だけ
ぼくは ぼくでいられるから

 ....
洞穴からまた
光を浴びて

あいつが
のそのそと
出てきた


でかいくまだ


暗いやつだ
黒いやつだ
まっ逆さまのやつ
どん底のやつ
底無しで
 ....
口惜しいなんてきもち捨ててしまいたいよ

一番の輝きが最後まで放たれる事なく終わってしまうなんて
こんな無惨な事はない
僕の感情は荒浪に揉まれて塩辛い涙に溺れそうになる
まるで柁を失った難破 ....
狂った闇が朝焼けに駆逐されていく、一晩中続いた内なる闘争は荼毘に伏される、何かが終わったわけではないし、始まったわけでもない、ただ圧倒的な力によって一区切りついただけ、眠ることは出来る、眠ることは .... 目が醒めてそっと舌先を口のなかで転がせてみる
カサカサに乾いた紅い粘膜が私を虚しく嘲笑う

嗚呼、 茜色に染まる唇が嘘という名の夢を紡ぎ
光惚の海を漂う海月となる
妖しく光る毒の電極が徐々に ....
サクラの樹
ソメイヨシノは交配ではなく
接ぎ木などで増えた植物なので
元の木と同じ遺伝子を持つ
クローンである

どれも葉より先に花が咲く華やかさと
横一列で満開になる賑やかさは
クロ ....
しんと寂しい春の日にむらむらと夕立ち雲がわき起
こるのはなぜなのか。
詩の批評とは詩人が詩を書くときにのみ自らの重力
の垂線にそって吊り下げられる重りのようなものだ。
神にだってひとの詩の批評 ....
海の轟が寄せ還る寂れた街を彷徨った
街灯がぽつりと点り羽虫を寄せていた
ヤモリが一匹それを狙ってヒタヒタと柱を登ってゆく

腹が減った

赤いちょうちんと暖簾が風に揺れている
魚介豚骨醤 ....
 日々生きていくということは

 日々問題と向き合うということ

 不安に繋がる問題もでてくる

 自分にしか理解できない問題もある

 周りの人には何のことやらと思われる

 ....
人は、ナレーションによって世界を正しく認識しようとするものである。
例えば目の前に石があり、草が生えていて、それは今どこにいるのかということを認識しようとする時、無意識の中でナレーションが働いている ....
不吉な夜が光を遮りヒトビトの幸せすら奪おうとする
安らかな眠りもいずれ露のように消し去り
光を喪いしヒトビトの右往左往する姿ばかりが目に映るだろう

嗚呼、この世は悪意に満ち何も知らぬ人間のこ ....
 

白い壁しかみえなかった
蒼ざめた心の時代

なにもかもに手が届かず
なにもかもをいらないと口笛吹いてた

夜よりも明るい闇が
家の池に一本咲いたとき

夜よりもさみ ....
はらはらひらひら
花びら落ち来る
環境に取り巻かれ
緑の揺れ動き
何時の間にか
増幅し彩を増す
新緑うねる森林に
感興しつつ入り込み 、 

ぽつねんと見上げる
私の頭の奥処の響
 ....
葉桜の明るい緑がそよぐ
もう花は残っていないと思ったのに
花びら一粒が風に乗って
頬を掠めていった
緑の隙間から太陽の光こぼれ
眩しさで目を細める
その背景の前で
風に揺れたスカートの裾 ....
窓を開ければ網戸越しに
葉桜になりかけの桜が見える
ひらりとひとひら落ちて
また落ちた

落暉が迫っている空は
枝先の向こうでまだ光を失ってはいない


今日の昼間に受けた知らせに
 ....
「君と思い出を創りたい」だなんて貴方はいうけれど
僕は貴方と刹那を楽しみたいんだ
このかけがえのない瞬間を貴方と過ごしたい

貴方だって言ってたじゃない
「過去より〝今〟が大切」だって

 ....
待っても待っても君の姿は見えず待ちくたびれて涙も渇れてしまった

もし君がふと僕の目の前に立ち現れて優しい笑顔で僕を抱き締めてくれたなら
僕は君の愛を精一杯受け止めよう
これから起こる奇跡をふ ....
成就せぬ正義感の燃え残りが心に刺さって痛い
右手の一本くらい迷いなく捧げられたなら
私はどんなにか勇敢だったろう
何の為にもならない発汗を知覚していて流せない
掌に握り隠したモヤモヤごと蹴り飛 ....
そうなの。伸びる子は伸びる時期に伸びるべくして伸びるのだから。そのとき自惚れたら終わりになるからそこからさらに伸びて詩人になっていく人は少なくとも文字(言葉)に対して謙虚な姿勢がないと無理つすよ

 ....
 

求めるのは
焼き切れるほどのあからさまな声

まるで遠吠えのような
少し新しい傷の痛み

なにも考えられない
楽しさのなかの
水色の空の下

なにかに中継されているの ....
見上げた頭上に 

小さくなった飛行機

あんなとこにいるんだなぁ

人間をたくさん乗せた鋼のかたまり

すごいなぁ

そん中にあの人はいるんだなぁ

小さな足の裏が見えそ ....
落ちこぼれの青空は恋をした
心臓みたいに跳ね回る
空中列車の汽笛の音
ダッダダララ ダッダダララ

雲を突く双子の山さえ
邪魔をできない きらきらの
糸をそうっと 掴む
ヒュルヒュル  ....
他人に説教がましく物を語るなら
せめてなにがしかの資格を
持っていてほしかった

あ、教員免許持ってなかった

然るに詩人!
口からテキトーなことばかり

いあいあ、
詩ならいい
 ....
くすりと笑う君の
世界はとっくに
喪失されていたんだね、
くすりくっすり ひっそりと
剥き出しの硝子窓の枠組み震え
余りに露骨なままそのままに
外界に曝された君という
漂白され切った世界 ....
つめたい壁をなぞって
空に 息を吹くよ
月はくうと 泣いた
踊り子さえ 眠る
ブーツを知らない猫が いたんだって

液晶のなかに 身を埋ませたら
砂あらしの トカゲにだって
会えるね  ....
ふわっと蒸しタオルで顔を包まれる安心感
顔を包むホイップクリーム
束の間の緩みから転落するように
カミソリが肌を滑るスリル
リラックスがこそげ落とされ
たらればが緊急に緊張を引き出し
背骨 ....
良い火星の石、瞬いた。魂の異世界よ。
よいかせいのいしまたたいたたましいのいせかいよ


血だ。とんがり触れたレプリカント達。
ちだとんがりふれたれぷりかんとたち


痛い痛い。敵居る ....
トンネルを抜けてもそこは闇

光を捜してやっと辿りついても
また長い長い暗幕がまるで目隠し鬼のように
私の精神(こころ)へと覆い被さってゆく

いつになったら闇は晴れるのだろうか
身体に ....
遠い昔
有名作家が書いた小説全集の一冊が
場末の古本屋の店頭にバラ売りされていた

古本屋の軒下には
時間の残骸のように小さな位牌が
重なっている
わら半紙を糸で綴じただけの
茶色く変 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10264)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
垂直落下、ルルラ- みぎめ  ...自由詩225-4-19
Paper_airplane- 自由詩11*25-4-19
ほらあなからまた/ひかりをあびて- TAT自由詩2*25-4-19
君のもとへ- 栗栖真理 ...自由詩325-4-19
鈍い夜の後の幻想- ホロウ・ ...自由詩1*25-4-19
至福の宇宙(そら)- 栗栖真理 ...自由詩3*25-4-19
サクラ満開納期厳守- イオン自由詩3*25-4-19
春の夕立ち- 室町 礼自由詩2+*25-4-19
ラーメン- レタス自由詩14*25-4-19
襲いかかる問題と不安- 佐白光自由詩3*25-4-19
ナレーション魂。ナレーション熱- 鏡文志散文(批評 ...5*25-4-18
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残り香- 秋葉竹自由詩125-4-18
バトンタッチ- ひだかた ...自由詩3*25-4-18
夏がくる- 自由詩6*25-4-18
窓を開ければ- けいこ自由詩2*25-4-18
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宵待ちの唄- 栗栖真理 ...自由詩2*25-4-18
nakineiri- 饂飩(う ...自由詩425-4-18
チャンスを掴んで- 足立らど ...自由詩325-4-18
一雫- 秋葉竹自由詩225-4-18
空にいる人- 花野誉自由詩2*25-4-18
ヘリオスの子ども- みぎめ  ...自由詩225-4-18
反駁- りゅうさ ...自由詩225-4-18
霊の汀、No_Quarter- ひだかた ...自由詩6*25-4-17
そいつのなまえは- みぎめ  ...自由詩125-4-17
たらればの恋- 自由詩12*25-4-17
偉大な遺体(回文)- 水宮うみ自由詩4*25-4-17
闇夜からの祈り- 栗栖真理 ...自由詩225-4-17
古本屋の軒下で- 室町 礼散文(批評 ...6*25-4-17

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